《改行表示》19.《ネタバレ》 これは北海道の雄大な自然が舞台だと言うのが大きいですね。 北海道が舞台じゃなかったら、このなんとも言えない清々しさはでないだろうなぁ。 耕作さんと民子の涙のラスト。良い人情映画です。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-01-07 19:28:17) |
《改行表示》18.嵐の夜、母子二人で暮らす倍賞千恵子と満男(じゃないけど)の元に、ずぶ濡れの健さんが現れ、一晩泊めて欲しいという。いかにもアヤシゲな男なもんで、母は承諾しつつも警戒感全開。というのは至極もっともなんですけれど、しかし満男に(じゃないけど)「包丁隠しとけ」みたいなこと言ったりするのが何だか妙な気がして。自分達に危機が訪れているかもしれない、と思うならむしろ、息子にはそれを気取られぬよう、心配させないよう、あえて平気な態度をとって見せ、その気丈さがかえって本人の不安感を高める・・・っていう場面なんじゃないのかなあ、ここは。 この場面における「未知の男」に対する不安感ってのが、妙に機械的なんです。 しかしまあ、機械的というよりは「素朴」というべきか、こういう素朴さが、よいのかも知れませぬ。 素朴で、肝っ玉の強いところも見せ、一方では初恋の少女みたいにキャピキャピしたりもするオバチャン、こんな厚かましいにも程がある役を、厚かましさを感じさせることなく演じられるのが、倍賞千恵子というヒトのスゴさ、魅力ですね。 作品における酪農業の仕事の丹念な描写も、彼女の魅力を、そしてもちろん健さんの魅力を、際立たせています。 ただ、そりゃ健さんみたいな人がいたら、皆、好感持たざるを得ないだろ、母もホレりゃ息子もなつくだろ、というあまりにも当然すぎる展開、これでいいんだろうか。ま、観てて安心感はありますけどね。満男には(じゃないけど)物語を通じてもう少し成長してほしかった。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-04-14 09:25:10) |
《改行表示》17.《ネタバレ》 倍賞千恵子と高倉健との取り合わせだけで、もう素晴らしい作品になるとは思っていたけれど。 北海道の雄大な自然を生かした日本映画史に残る名作、と言いたいところだけど、ちょっと冗長で古めかしい。 武田鉄矢が出てくるところとかもう少し削ってもいいと思う。 主役二人の演技とセリフにリアリティがあって良かったけど、善意に満ちた人物が多いので、現代日本に生きる我々からすると古めかしく違和感があるように感じちゃうんだろな。 でもラストの芝居シーンといい、よくできた映画であることは間違いない。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-09 20:40:21) |
16.汗まみれになって働く倍賞千恵子の可愛らしいこと。高倉健が旅に出るといった時の失望、寂しさがめちゃくちゃ伝わりました。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-22 23:17:03) |
《改行表示》15.素直にいい映画、と思える。しかも「日本的(って曖昧だけど)」な雰囲気が凄くする。北海道の風景がそうさせるところもあるかも。 何かを詰めて考えるようなものではないけど、どこかでこういった物語が展開されていてもいいな、と思う。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-12-08 00:22:41) |
《改行表示》14.かなり不自然な設定も多いが、全体としては爽やかに泣ける人情映画。 特にラストのやりとりには落涙を禁じ得ない。 中盤、高倉健のイメージビデオと化すのはご愛嬌(乗馬のシーン)。 個人的には『幸せの黄色いハンカチ』よりこっちの方が好きかな。 【ポン酢太郎】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-12-01 00:31:42) |
《改行表示》13.《ネタバレ》 赤の他人でも、一つ屋根の下で暮らしていると家族になるんですね。 いざという時に頼りになる男は、男らしく見えます。そういう男は、言葉より行動で気持ちを表しています。 大自然の長所と短所、習慣から抜け出せない辛さを感じました。 【VNTS】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-01-04 23:28:05) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 「いつまでいられるんですか?」 「奥さん次第です。」 「武志が喜ぶわ。」 直接、自分の気持を表さない奥ゆかしさに、でも二人の気持ちが理解できる、見事な"表現"というものだと思う。 最後の列車内のシーン、護送される健さんの隣に座って、わざとらしい小芝居を演じて、「待っている」ことを知らせるシーンは泣かせる。あそこで演者自身が泣くところが「松竹的」で、ちょっとどうかとも思われるが、直前の窓の外でのやり取りを見ていたはずの刑事たちが、知らん顔を決め込むのもイイ。昔の人の「情」を感じる。そしてついに、その建前というか(あくまで隣席の世間話という)体裁をかなぐり捨てて、ハンカチを渡すという部分で、感動は頂点。ひょっとしてハンカチ、黄色いんじゃないか?なんて考えちゃった自分は、ちょっと下衆で恥ずかしいが、これこそ、黄色いハンカチ(リボン)で意味が通るのだが。 …ですので、個人的には、この最後のシーンのために、そこまでの"タメ"として、途中で描かれる「行かないで」の部分は、無かったほうがいいとも思う。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-15 09:20:33) (良:2票) |
11.どうしようもない憎まれ役のハナ肇が、ラストで逆転サヨナラ満塁ホームランを放つ奇跡の作品。 【きーとん】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-18 00:19:10) |
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10.北海道の風景がそのままで、飾らず好きです。草競馬のシーンは少し「無法松の一生」を思い起こさせますね。原案は「無法松」なのかな?この映画が好きな方はバンツマの「無法松の一生」も絶対に好きだと思う。 【グレース】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-07-26 01:43:04) |
【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-21 00:33:05) |
8.山田洋二作品の安定度の高さには驚かされる。 寅さんシリーズ等を観た後にタビタビ感じることなんだが、山田監督はもしかしたら和風ハードボイルド作品の名手なんじゃないかな?と、思う。しかし、あのベタなラストシーンはイイですね。野暮なのに、何故か文句のつけようがない。渥美清演ずる「95%人工受精士」も、文句のつけようがない。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-09 22:57:12) (良:1票) |
7.このころの邦画としては良く出来ているといった感じでしょうか。決着のつけ方もまあまあでした。まだ観たこと無いのですが、「・・・黄色いハンカチ」とかなり重なる部分が多いのではないでしょうか? 【マー君】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-10-13 18:13:21) |
《改行表示》6.《ネタバレ》 北海道の雄大な四季の風景が本当に美しい作品です(行きたくなりました。)。しかし、健さんはこういう過去を背負った男の役が本当に合いますね。(まあ、かなり強引な部分はありましたが) しかし、この作品はやはり最後の電車内のシーンに尽きますね。あの、ハナ肇演じる男の下手な芝居(ハナの芝居が下手という意味ではない)が、本当に泣かせます。 【TM】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-08-05 13:41:22) |
5.よく考えるまでもなく、「幸せの黄色いハンカチ」とストーリーだけが違う映画。出ている俳優陣がほとんど一緒。2作をまとめてみるとニヤリ。高倉健もいいが、倍賞千恵子の美しさを支持する僕にとっては、「遥かなる…」のほうがいい。ラストの列車のシーンに、じんわりと涙。 |
4.ちょっと古いなぁという感じあるけど、無難におもしろかった。感動とかは特になかったけど。キャストからしてどこか黄色いハンカチに似てると思った。序盤気持ち悪がられる健さんてのがもっともで笑えた。でもあの肉体美がかっこいい。短いながら渥美さんの人工授精師が印象に残った。 【バカ王子】さん 7点(2004-04-01 20:05:10) |
3.「この頃イヤな世の中になってきたな~」と感じている方々に観ていただきたい作品。倍賞千恵子のはかなげな農婦姿が痛々しくて,最後はグっとくる。 【ロウル】さん 7点(2003-11-25 18:05:57) |
2.《ネタバレ》 悪い人が誰も出てこない。はじめ牧場の後家さんに言い寄っていた変なおっさんも、男(高倉健)と殴り合い(決闘っていうのかな?子分つれてるし、子分がやられたら逃げていったし)で負けて、男を“アニキ”と慕う。はじめ気味悪がっていた後家とその息子は、仕事で頼りになるという以上に男を心の拠り所とする。草競馬のシーンは、彼らが最高に幸せだったイベントとして心に残っています。この草競馬で優勝した馬が、もうお婆さんになってしまっている馬っていうのもニクイ演出じゃないですか。ところが警察の追跡はもうすぐそこまで来ていた。見ている私まで、手をグーに握ってハラハラしてましたよ。そして、男は自ら牧場を去る。その男の後ろ姿のかっこいいこと、哀しいことといったら……。ラストのところは、淋しくて哀しいんだけれど、希望がある、なんともいえない味わいでした。 【元みかん】さん 7点(2003-11-05 05:41:11) |
1.真面目に生きることだけで、実は充分なのではないか、この映画を思い出す度、そんな風に考えます。ITを目指して痛みにも眼を瞑って、でも、俺らこんな優しい気持ちで他人を労りたいね。ハナ肇が扮したオッさんみたいな言葉をかけられる人、今はホントに少なくなっちゃった。俺も寂しい、ハハ。 |