6.《ネタバレ》 何これ?面白すぎる。
登場人物みんなイケてなさ過ぎるところが逆にイイっていうか、
変に癒し系な感じがする。
「人それぞれのスタイルでいいんだ」って言い過ぎているところがある。
普通の学園モノやティーン映画で誇張するところとはまったく逆のところを誇張しているので、
イケメンや美少女ばかりのティーン映画で焦りを感じるような人間には安堵のようなものを感じるかもしれない内容だと思う。自分はちょっと安心しましたけど。
ダサさをあまりに強調しているので、これをリアルだとは思いませんが、
個性はあるので自分をそこに見出しやすいです。
学園物としてはあまり扱われなかった視点だと思うので(そうでもないか)、そういった意味ではかなり楽しかったです。
もしここにメッセージ性のようなものがあるとすれば(ないでしょうが)そのダサさにあるかのようで、
「それぞれのスタイルにあった青春を見つけよう!」「ダサさの中にこそ光るものがある」みたいな感じなんだと思います。正しいか分かりませんが。
出て来る人間はイケてないのに映像はなかなかお洒落なところもあります。
なんとも人間の個性が光るユルユルな作品です。
「自分もこれでいいんだ!」とは決して思えませんでしたが、独特のキャラに新しい自己発見があるかもしれません。無いか。
ただ主人公が最後のダンス発表で光りすぎていたので、あの輝き方は卑怯ですよ。反則です。
日頃から冴えない人間がああやって誰でも輝けるチャンスを与えられるワケではないからです。なんちゃって。
時期に便乗して変な邦題をつけたもんです。