ブラザー・サン シスター・ムーンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ブラザー・サン シスター・ムーン

[ブラザーサンシスタームーン]
Brother Sun,Sister Moon
(Fratello sole, sorella luna)
1972年上映時間:121分
平均点:7.53 / 10(Review 49人) (点数分布表示)
ドラマミュージカル
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-06-16)【S&S】さん
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監督フランコ・ゼフィレッリ
キャストジュディ・バウカー(女優)クララ
リー・ローソン(男優)ベルナルド
ケネス・クラナム(男優)パオロ
ヴァレンティナ・コルテーゼ(女優)フランチェスコの母 ピカ
アレック・ギネス(男優)教皇 インノケンティウス3世
アドルフォ・チェリ(男優)領事
ピーター・ファース(男優)
脚本スーゾ・チェッキ・ダミーコ
ケネス・ロス
リナ・ウェルトミューラー
フランコ・ゼフィレッリ
音楽リズ・オルトラーニ
ドノヴァン
編曲ケン・ソーン(English version)
撮影エンニオ・グァルニエリ
製作ルチアーノ・ペルジア
美術ジャンニ・クァランタ(プロダクション・デザイン)
衣装ダニーロ・ドナーティ
字幕翻訳高瀬鎮夫
あらすじ
戦争から半死半生の状態で故郷アッシジに帰還したフランチェスコが健康を取り戻した時、何かが以前とは異なっていた。生あるもの全てが眩しくいとおしいのだ。町の喧騒を避けて山野を彷徨し、町外れに追放されたらい病患者に食物を運ぶ清純な少女クララに出会った後、フランチェスコは変人や狂人扱いも恐れず私財を投げうって世を捨てる。やがて、彼の生あるものへの愛情は病人や弱者への奉仕精神となって結実する。キリスト教の聖人の中の人気ナンバーワンでフランシスコ修道会の創始者、アッシジの聖フランチェスコの半生を描く。
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8.初見。後悔しか浮かんで来ない過去、澱みきってくたびれ果てた現在、希望が浮かんで来ない将来。 この歳で観た本作に心洗われる思いです。 とりわけ歌に。 贅を極めた聖職者の頂点たる教皇(アレック・ギネス)の神に仕える初心を思い出したかのような振る舞いは、重みがあるシーンでした。 心の拠りどころの一つとなる秀作です。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2021-03-29 15:41:16)(良:1票)
7.《ネタバレ》 「ロミオとジュリエット」の成功で力を得たフランコ・ゼフィレッリの、次なる青春映画。 苦手な宗教が題材ではありますが、歴史物として見応えがあります。 キリスト教はその性質から天文学や自然科学と相容れない過去を持ちますが、ジョバンニ(グレアム・フォークナー)こと聖フランチェスコは自然にとけこみその中に神の存在を見出した人、フォーク歌手ドノヴァンの歌と美しいアッシジの風景で彼の自然派ぶりを強調。 前半は富裕な商人の父と、後半はきらびやかなローマ・カソリック教会との対比で若きフランチェスコの清貧さを際立たせ、美しい金髪を落として仲間となるクララ(ジュディ・バウカー)が彩りを添えます。 ローマ教皇インノケンティウス3世(アレック・ギネス)との謁見は、金銀宝石で飾られた豪華な法衣を脱ぎ捨て純白の衣でフランチェスコに歩みよる教皇が、一瞬権力を忘れ初心に立ち返ったかのような象徴的な場面ですが、まわりの枢機卿らに再び教皇としての権威で覆われるのが、組織としてのカソリック教会の強大さを感じさせます。
レインさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-04 07:00:04)(良:1票)
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6.《ネタバレ》 素直に面白かったとは言い難いが、しみじみとした余韻を残す作品。 映像の美しさと主題歌がとても印象的です。 できれば平原の中の廃墟と化した教会の再建の過程と完成を克明に描いてほしかった。
きーとんさん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-17 11:46:39)
5.感動しました。観終わった後に色々考えさせられました。素晴らしい!でも、単調すぎて途中、睡魔というサタンと闘わなくてはならない試練を与えられてしまう。でも私、頑張りました!!
憲玉さん [DVD(吹替)] 7点(2006-11-04 00:53:54)
4.説教くさいけど、3回ほど泣いてしまいました。いい映画です。
患部さん 7点(2004-05-14 13:01:51)
3.今ではこんな作品を創る人はいないだろうな。70年代前半になぜこのような映画が創られたのか?宗教というのは一つの生き方だとは思うが、あの挫折の時代(70年代)において、敢えて神の名のもとに、確信的に所有を否定する考えは、やはり一種の逃避としか思えない。この作品に見られるフランチェスコのような聖者像や彼に従って若い青春を抑圧する信者には、いまでは多くの人が共感し得ないだろう。若さ故の自意識の表出というのは、とても自然なことだ。そこでの挫折を僕らは「青春」と呼ぶが、生き難さの抑圧の中でも僕らは真っ当に生きることを目指して、社会における様々なエロスと抑圧を引き合わねばならないのだ。僕らは21世紀の高度資本主義社会に生きる者として、自明の抑圧に耐え、その中でささやかな生きていく欲望を見出だすのみである。青春を抑圧するところに哲学はない。。。と今では思うが、この映画を観た10数年前には、違和を感じながらもその清清しさに心を動かされたような気もする。実のところ。
onomichiさん 7点(2003-10-18 14:14:33)(良:1票)
2.最初テレビで見てドノヴァンのテーマとともにえらく感動しました。映像もきれいでほんわかです。でも後に映画館で見たらテレビにない放蕩シーンがあって、ちょっとびっくり、ゲンナリしました。カットされていた短い方が良かったというと邪道かもしれないけど。テレビ版なら8点か9点なんですが・・・。
omutさん 7点(2003-08-03 04:40:09)
1.一貫してマタイの福音書の難しいとされる部分が、うまく解釈、描いている。「持たざることの至福感」と「(苦しみの中にも福音を見る)神への全面的信頼」は、極めてキリスト教の大事な部分である。ここが理解できない限り、「真理は汝らを自由にする」の意味がつかめない。戒律主義に陥り、哲学的苦行僧物語で終わってしまう。その至福感は、雪原での教会再建の場面、豪雨の中での托鉢の場面等の厳しい環境の場面で、「安心していろ(神が養ってくださる)」と言ってるかのように使徒・民を励まし、その時のグラハム・フォクナーの揺るぎない神への信仰を表す目力と、全ての苦しみを超越した微笑みが、多くの人の心を引きつけるのだろう。後半の迫害後、総本山の教皇に間違いを拝聴に行こう(もちろん、命がけだろうが)という考えは、通常の聖職者を描いた映画とは異なる。「苦しみも、御心」と受容し、感謝しつつ現実と対峙していく姿が描かれ、それがさらなる感動を呼び起こす(英映画「ミッシヨン」参照)。ある面で途中まで成功しているのに、詰めの甘さが致命的で、「Hippys!」「現実逃避」と批判されても仕方がない。
pradoさん 7点(2003-07-06 12:44:44)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 49人
平均点数 7.53点
000.00%
100.00%
212.04%
324.08%
436.12%
524.08%
6510.20%
7816.33%
8816.33%
91122.45%
10918.37%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.25点 Review4人
4 音楽評価 8.25点 Review4人
5 感泣評価 6.66点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

1973年 46回
美術賞ジャンニ・クァランタ候補(ノミネート) 

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