《改行表示》16.《ネタバレ》 どうやら『現実世界』と『異世界』と『異世界の裏の世界』の3つがフィールドになっているようですね。 『異世界』が『死後の世界』なのか、それとも『生と死の境界』なのか、その辺がはっきりしません。ローズとベネット巡査が、交通事故により死んだのか、それとも生きたまま連れてこられた世界なのか、それさえもあやふや。冒頭『サイレントヒルでは大規模な火災事故があった。大勢の住民が死に、大勢の人間が行方不明のまま』と説明があります。とすると、アレッサが復讐のため、自分を焼いた人間たちを異世界に生きたまま閉じ込めた。そして異世界ではなぜか教会がアレッサも手を出せない聖域として存在し、住人達はそこへ逃げ込んだと考えるのが妥当かもしれません。教会はシャロンと同じように、アレッサの良心が具現化したものかも。 映像すばらしいです。クリーチャーも怖い怖い。冒頭の焼けた子供たち(おそらくアリッサをいじめた報いでしょう)。元用務員のクリーチャー。看護婦の格好した悪魔みたいなの。そのどれもが凄い迫力。特に序盤はわけがわからずひたすら怖かったですね。なのでホラー映画としては、もうかなりの完成度で満足です。 ストーリーに関しては、アレッサが自分勝手にローズとベネットを巻き込んだのがちょっと不満。ローズもベネットもあんなに頑張ったのに。なにより善人です。なのにベネットは殺されて、ローズは結局もとの世界に戻れないなんて可哀想じゃないですか。パパだって可哀想。バッドエンディングでも構わないと思うときももちろんあるのですが、この作品はハッピーエンドで良かったんじゃないでしょうか。アレッサはシャロンとなって、もう一度ローズ一家の娘となって幸せな人生をやり直すでいいと思うんですけど。後味悪いです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-04-06 14:10:05) (良:2票) |
15.《ネタバレ》 夜な夜な何かに引き寄せられるかのようにベッドから抜け出す少女シャロン。「サイレントヒル…」そう呟く娘の謎の言葉を手がかりに、母ローズは過去に起きた炭鉱事故によって廃墟と化した街へと辿り着く。だが、そこは人智を越えた存在が支配する恐ろしい街だった。すぐに姿を消してしまったシャロンを捜して、ローズは男勝りの婦人警官と共に灰燼渦巻くサイレントヒルのそんな怪しい世界へと踏み込んでゆく――。すみません、元ネタとなったゲームのことはほとんど知りません。確かにゲームを原作にしただけあって、このダークでおどろおどろしい世界観はなかなか秀逸でした。プレイヤーとしてこんなゾクゾクするような気持ち悪~い世界へと入っていったら楽しいだろーなー。ただ、映画としてみたらどうなんですかね。後半になるにしたがって、見事なまでに破綻する設定の数々にはさすがに苦笑しちゃいました。謎の宗教集団もいったい何がしたいのか意味不明だし。そして「で、結局、どういうこっちゃねん!」という観客の疑問に一切応えないまま、かなり投げやりなラストを迎えてしまいました。うーん、なんという薄っぺらいストーリー(笑)。それでも、常に白い灰が雪のように舞う幻想的で美しい街サイレントヒルに、突然重厚なサイレンが鳴り響いたかと思うと瞬く間に悪夢のような世界へと変貌を遂げ、そうして現れた淫靡でグロテスクな怪物たちが容赦なく襲ってくるという、「ひえぇぇ~」な映像はなかなか見応えがありました。こりゃ、こえーよ!! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-19 08:53:05) (良:1票) |
14.サイレントヒルの世界は芸術性が高く素晴らしい。 【たこちゅう】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-05-20 13:20:14) (良:2票) |
《改行表示》13.《ネタバレ》 ゲームは未プレイです。 きっとゲームのファンか、そうでないかで評価が分かれると思いますが、私はとても楽しんで観れました。 とにかく映像が素晴らしい。もちろんCGではあるんだろうけど、CGとは感じさせないくらい、この世界観とマッチしていました。 サイレンが鳴ると、少しずつ闇に取り込まれていく表現も良かった。 面白いかどうかはともかく、最近の「ゲームの映画化」という流れの中では、かなり丁寧に作られた作品だと思います。 EDもかっこよくて好きです☆ 【抹茶御膳】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-21 21:45:59) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 ホラーなのに映像が美しい!と思いました。 独特な世界観は良かったですし、トイレから出てくるエビ反りな化け物も、アヒャーー!!って怖かったです。 ナイス・バデェなナース軍団もイチオシかと。 少女や婦人警官が生きたまま焼かれるのに物凄い嫌悪感を感じたので、最後の皆殺しシーンは多少スッキリしました。 【ラファエロ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-29 01:15:51) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 原作ゲームの陰鬱な雰囲気を感じられたのでストーリー、ラスト共に満足です。サイレンと共に異世界に入る描写もよし。ただレッドピラミッドシンク(赤い三角頭)の存在意義が分からなかったなあ・・・。彼はああいう形で出て欲しくなかった。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-08 20:15:05) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 怖い怖いと言いながらもしっかりとゲームはクリア。そのゴシックホラー的な内容と演出には、物凄く興奮したことは覚えています。まさか、そのゲームが映画になるとは。多少設定は変更されているが、ゲームの持つ空気感ですか、そんなものはしっかりと再現されています。だから原作を知らないで観賞された方とは、評価の視点がちと違ってきます。ご勘弁ください。怖い映画なのに、思わず嬉しくなったのは、あの霧。サイレントヒルの街を覆う、あの霧。実際は灰が舞っているからそう見えるだけなのかも知れないが。ほんでもって誰もいない街。陥落した道路。学校。机。サイレン。あっちの世界の赤錆まみれの通路。金網。視覚にまとわりつくのは、全くゲームとおなじ場面。これだけで、お腹がいっぱいになりました。ゲームをやっていた時期の、違う思い出までよみがえってきます。映画とゲームが自分の中でシンクロしてしまいました。映画としては、母は強いという切り口で一応の終わりを迎えます。現実世界には戻っていないんだけれど。少し悲しくもあり、苦くもあり。この部分はゲームを終えた時と同じ気分です。バイオといい、これといい、日本のゲームクリエイター達が、いかに海外の映像作品やその他のものを研究し、日本向けに昇華させたか、そしてそれが海外のクリエイターにいかに影響を与えてきたかが、よくわかる作品となっています。 【映画小僧】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-12 17:52:06) (良:1票) |
《改行表示》9.《ネタバレ》 皆さんのレビューを見てみて知ったんですけど、この映画「ゲームから映画化」って形だったんですね。全然知らなかった。 世界が非現実的に描かれているので、「なんかリアリティに欠けるな~」と序盤は思っていたのですが、見てる間にそんな設定は頭から吹っ飛び、まんまとその世界にのめり込んでしまいました。私にはこの脚本は合ってるらしく、女の子の話から何からすんなり入ってきました。ラストもハッピーエンドと思いきや、現実世界に戻れないという無気力さ(?)。バッドエンド好きの私にとっては、もう最高です!かなり気に入りました。 でも、(最初から死相が出ていたとしても)警官がああいう死に方をしてしまうのは、すこし予想外。なんであのときにローズ来ねえんだよ!あと、教会のばあさんは串刺しで刻むより、女の子と同じ苦しみを味あわすためにも、燃やしてほしかった。 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-01 00:16:57) (良:1票) |
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8.《ネタバレ》 火あぶり前の女性警官の強さに感動。ナース軍団の色っぽさに感動。ラストは、ん? 【リニア】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-01 00:30:31) |
7.《ネタバレ》 娘のために暗黒面に落ちた母ってかんじですね~。最後は現世に死神が行ってめちゃくちゃしてくれれば。。。と思ったら異空間なんですかね?ゲームはやったこと無いですが、あの三角頭は強烈でした、皮が…。一つ納得いかないのは口の中の紙をなんで取ろうと思ったの?ってこと、まぁいいか 【マキーナ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-10 16:41:53) |
《改行表示》6.出てくるクリーチャーの造形がセンスありで良かったです。 ちょっと残酷すぎる描写もありますがゲーム原作のホラーとしては相当レベル高いです。 【ぎぶそん】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-02-05 15:23:22) |
5.《ネタバレ》 原作はしたことありませんが、非常に興味深い映画でした。なんといっても独特の雰囲気の良さは抜群です☆敵?のようなのもリアルでしたね。ただ、あの中途半端なラストは頂けなかったです。なんかラストだけで作品全体的な評価を下げざるえないです。でも、雰囲気を楽しめることが出来るのでオススメではありますね☆ 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-11 00:39:26) |
4.「魔女狩り」という忌まわしき風習は一見過去の歴史のようですが現代においても一握りの悪意ある者が一般大衆の恐怖、差別心、欲望を掻き立て先導し他国、他民族を「魔女」に仕立て上げ火あぶりにし、その光景を恍惚の眼差しで眺め自らは純粋無垢の正義と疑わぬ民衆・・この映画においてもっとも恐ろしい光景はモンスターの登場シーンでもスプラッタシーンでもない、少女を焼き殺せと連呼する村人達です。 【人面猫】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-12-26 04:51:06) (良:1票)(笑:2票) |
《改行表示》3.《ネタバレ》 ゲームについては何も知らずに見ました。 どうりで強引な部分があるわけですね。 ただ、冒頭からサイレントヒルに着いてシャロンを探し回っているあたりまで、「これは〝サイレン〟オチじゃないの」と思っていました。おまけにサイレン鳴るしね。なんだか設定も似ているよな、とか。ベネットまでシャロンを目撃しているということは、ベネット自体がローズの別人格なのか?とか余計なことまで考えてしまった。ただ、グッチ警部までもが「娘」と言っているのでやっとサイレンオチじゃないことに気がついた。 ストーリーを全く知らない私の場合は、サイレンオチでないならばあの怪物の意味は?なぜローズは絶体絶命のところで助かってしまうの?「手がかりを見つけた」って、なんでそれが娘の居場所の手がかりだってことが分かるわけ?という疑問だらけとなってしまいました。 ちょっと長すぎるのと、クライマックスの火あぶりおよび針金シーンあたりの見せ方が冗長な感じがしました。ああゆうシーンはえんえんと見せられると「はい、作り物ですね。」という気がしてきてしょうがない。また、ラーダ・ミッチェルがヒーロー気取りで叫びまくるシーンは舞台チック(芝居クサー)な気配もぷんぷんしてきて、閉口した。 クリーチャーが次々出てくるところはなんとなく「ザ・セル」ぽい感じもしました。 この手の映画にしては、そう悪くはないが、手放しで喜ぶほどではないというレベルでしょうか。 お疲れ女優のデボラ・カーラ・アンガーは、あの役にはぴったりだったし、ベネット巡査もイカしていました。女性警官がこんなにはまっている女優さんもめずらしい。やっぱ、女性警官はこのくらいごつくなくっちゃね。あっさりつかまってしまうところは「?」と思いましたが。 が、ラーダ・ミッチェルはあいかわらず好きじゃない。この人はウッディ・アレンの映画で堂々主役を張るわで勘違いもはなはだしい。あんなミニスカートにブーツなんて全然似合わない。他の美人女優たちがみなアクションものに励んでいるのにならって「あたしだって、戦うヒロインぐらいやれるわよ」と思ったか知らないが、ミラ・ジョボビッチやケイト・ベッキンセールやシャーリーズ・セロンとあなたは違うと思う。それは勘違いです。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-23 00:06:42) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 ここまでゲームを映像化した作品は初めてかもしれませんね。 クリーチャーの初登場シーンや造形、裏世界の情景とかは本当にゲームの雰囲気をそのまま伝えてますし。特にレッド・ピラミッド・シングの造形&迫力は素晴らしいです。 ただ、あっちに行ってヒント回収、こっちに行ってヒント回収というのはやっぱりゲームだから面白いわけで、それを映画でやってもなんか回りくどいだけのような気がしました。 もう少しアレンジを加えても良かったと思います。 しかし、さっきも言ったとおり、クリーチャーの造形やサイレントヒル(表・裏世界)の情景、キャラ設定などは素晴らしいので(シビルの死は残念でしたが)本当の意味での“ゲームの映画化”は成功してると思います。 映画とレッド・ピラミッド・シングに7点。 【クリムゾン・キング】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-08-14 13:55:30) |
《改行表示》1.ホラー映画としては十分な内容でした。ゲームの百倍は恐いですww スプラッター色がやや強いですが、原作を意識すれば仕方がない(原作以上のリアルさ!!!)ことでしょう。この夏、一番の本格ホラーになるのではないでしょうか。 【ヤマビコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-08-01 17:50:17) |