《改行表示》23.《ネタバレ》 これはよくあるパターンのあなたごめんなさい作品ですね。 私は旦那の上司と…時代劇版って感じでしょうか。 濡れ場はカットされてたけど、妙にエロい。 1回目は騙されて、2回目は脅されて、3回目は… ほんとよく出来た構成に感心させられます。 しかも、身寄りもないのに家を追い出されて、行き先はもうあそこしかないじゃないですか。 そして、三津五郎が死んだ途端に戻ってくるというしたたかさ。 これキムタク目線じゃなくて、壇れい目線だったら満点でもよかったかも知れない。 壇れいが濡れ場NGということなら壇蜜主演で撮り直してもらってもいいですよ。 あと、どうでもいいことだけど、食うだけなら目が見えなくても出来るんじゃないかと思いました。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-07-25 10:52:08) |
22.笹野高史さんのバイプレーヤーぶりと、三津五郎の悪人スケベ顔(褒め言葉です)が圧倒的で、別に展開的には大したことないはずなのに、なんだかんだ見入ってしまう作品でした。木村さんはこういう作品にもっとチャレンジしていけばいいのになーと。もったいないですね。やっぱり華があってカッコいいし「キムタクが演じてる○○」に見えなかったし。しかし御毒味役って仕事楽そうだけどやりたくねーなー。 |
21.山田洋次監督の時代劇映画は、他の映画監督と違ってすごく心情面が重視されているように思う。この映画は「たそがれ清兵衛」には及ばないかもしれないが、私には十分感動できる映画だった。貧しい下級武士、一歩間違えば死と隣り合わせの毒見役というのもよく表されているし、何と言っても夫婦愛が良い。また主人に忠実な下男を演じる笹野高史も良い。人物を丁寧に描き、人間味を感じるところがやっぱり山田監督映画だ。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-01-13 23:15:27) |
《改行表示》20.《ネタバレ》 2008/1 鑑賞。山田洋次監督の時代劇は下級武士の実生活がリアル?に描かれいつもビックリ。今回は毒味役の話だが楽しめた。下級武士は結構貧しいものだなあ。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-03-21 21:46:09) |
《改行表示》19.《ネタバレ》 ちょっと点数甘いかなって気もしますけど、とにかく木村拓哉さんが、きちんとした侍の格好をして、きちんと役に成りきってるだけで、まったく期待しなかった分、ある種感激で。 壇れいさんも素敵でした。 決闘シーンで何故勝てたか、もう少しわかりやすかったらもう少し高い点をつけられたかも。道場からの流れじゃ、なんか精神力で勝ったみたいでちょっと嫌です。 ラストもベタだな。「料理を口にした主人公がつっと顔を上げる。その頬にうっすらと涙が流れる。その姿を影から妻が見守る」くらいの終わり方のほうが余韻が残るような。 平成23年6月13日点数のみ変更7→6 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-11-28 11:53:09) |
18.思った以上にキムタクに違和感を感じる事もなく、話も共感できたし普通に楽しめました。欲を言えば最後の決闘のシーンだけもう少し激しくしてほしかったです。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-11-10 21:55:46) |
17.ジャニーズとタカラヅカ、禁断のコラボ。ってな感じの主演二人。とくに檀れい(通称ダンちゃん)と言えば、宝塚では歌ダメ踊りダメ演技ダメの超劣等生ながら、持ち前の美貌(のみ)を武器に、月組と星組で娘役トップを張り、その間には(ナゼか)専科にも在籍したという、まあ、そういう女優さんでして、それを念頭において本作を観てしまうと、やっぱりギコチなく見えてしまうのですが、キムタクも例によっていかにもキムタクですから、まあ結構、お似合いという気もいたします。この二人、ちと軽い感じは否めませんけどね。周りを芸達者が固めている分、さらに目立っちゃう。特にキムタク、役柄のわりに「しゃべりすぎ」の印象もあり、台本にも問題があるのかもしれません。が、やはり最後の絶望的な決闘にのぞむ彼の姿には、やっぱりシビレてしまうので、これだけを観ても、彼を起用した甲斐はそれなりにあったかなあ、と。ただ、決闘の場面は、できれば嵐とか豪雨とかのもとでやって欲しかった、と思ってしまうのは、ヘンな映画に毒されすぎかな? 【鱗歌】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-11-24 11:00:27) |
16.武士の精神を安っぽく映した大衆映画と思いながら、あくまで否定的に見ていたが、結局あっというまの二時間で久しぶりに映画に集中できた。 それだけ単純であったのかもしれないが自分としては好きだ。 最初は木村拓也に見えていたが決闘からは完全に三村新之丞であり惚れ惚れとした。 【Jane.Y】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-06 08:28:07) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 この映画は「武士の一分」、それにつきますね。 男なら?これに魅かれてしまうのではないでしょうか?私はそうでした。 眼が見えなくなり、嫁を犯され、身分も剣の腕も上の相手に武士の一分だと、死を覚悟して静かに挑む姿。 ひそやかな、こじんまりとした映画ですが、そこが見どころですね。 その敵役が、いかにも悪者と言った感じで、勝負が卑怯な形で終わってしまうことが残念ですね。 キムタクも眼が見えなくなってからは、いつもとは違う演技で100点とはいえませんが、及第点はつけられると思います。 【コショリン】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-26 01:24:06) |
《改行表示》14.ストーリー自体は単純で、もう一度見たいという感じの話ではないですが、壇れいさんの美しさや笹野さんの演技など、評価できると思います。 キムタクさんのいつもと違う演技もなかなかよかったです。 景色や映画の色合いが、静かな雰囲気でよかったです。 【sachi】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-01-13 22:52:44) |
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13.《ネタバレ》 木村君、やはり君はちょっと他とは違うのかもしれない。ただ、笹野さんが素晴らしい。この人が居なけりゃテレビで十分な話になってしまわないか。一人の脇役が全体に奥行きを与える。演出力の凄さか。 |
《改行表示》12.《ネタバレ》 松竹山田組の藤沢周平3部作を全部観ている人たちに言わせると、「たそがれ清兵衛」」には叶わないという意見が多い。だが私はこれが初めての藤沢作品なので、他の二作品との相対で評価することはできない。だから純粋な単品批評になる。 山田洋次という人は、「男はつらいよ」シリーズや「学校」シリーズに見られるように、緻密に構成されたプロットを仕込む監督ではない。むしろ淡々と、鑑賞者の理解が遅れないように、分かりやすく絵を進めていくタイプ。だから、ほぼ正確に先の展開を読むことができて、演出意図が明快だ。 作品の評価としては、題名の「武士の一分」の「一分」が、いったい何を指しているのか、いまひとつピンとこなかったということはあるが、下級武士の三村新之丞、妻の佳代、そして二人を見守り仕えてきた徳平の3人の平穏な日々に突如訪れる災難を通じて、人生という物語の綾と妙を描くことに成功していると思う。 俳優陣の演技は良い。最初、三村新之丞は、どう見てもキムタクにしか見えなかったが、盲目になり、絶望の淵に追いやられて以降の鬼気迫る演技には目を見張るものがあり、何度か唸った。一方、長年時代劇をやっているような佇まいを有する壇れい。美しいし演技も上手い!そして何と云っても笹野高史。この評価は、この映画を観た誰もが認めると思うが、彼の人間味溢れる演技は、とても素晴らしかった。こんなにいい仕事をするバイプレーヤーだったとは! 演出的に勿体ないなーと思われる箇所もある。 時代劇では、敵役のキャラがどれだけ際だつかが物語の形式を保つ大切な要素だと考えるが、番頭、島田の悪徳ぶりがいかにも薄っぺらい。あんな酷いことをする奴は一人で決闘場に行かないだろう。たかが三流侍を始末するくらい、どうとでもできる筈だ。しかも新陰流免許皆伝のわりには弱すぎる。 ラストは、復縁しないほうがより深みのある物語になった。もし復縁させるのであれば、庭で鳥かごを燃やすシーンで、徳平に「飯炊女」という台詞だけを吐かせるだけで十分だった。その方が、より鑑賞者の想像力を掻き立てたと思う。この辺りがどうも、分かりやすさと丁寧さを履き違えているような気がして、勿体ないなあと思った。 他の2作品も観てみたい。藤沢周平の原作も読もうと思っているでがんす。 【ヒロポン】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-10-15 12:33:25) |
11.《ネタバレ》 木村拓哉の、良く言えば反逆児的・悪く言えばふてくされ的キャラクターに合わせたのか、主人公は毒見役の仕事に我慢が出来ず、やめて道場をやりたがってる設定にしてある。虫に刺されながらお上の一言を待つ場でも、立場の馬鹿馬鹿しさに対する主人公の不快が強調された。でもこの馬鹿馬鹿しさに耐え諦めることが、この時代の武士の本来の姿だっただろう。扶持で生活する立場の不安定さが、加世の決断の重要な要素にもなっていたはずだ。その不安定さが前提にあって、親族の圧力や仇役の卑劣が際立つ。武士生活を軽蔑するキムタクが表面的にかっこいいぶん、話の厚みはやや減ってしまったような。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-10-15 12:17:07) |
《改行表示》10.キムタクの違った一面が見れた。檀れいさんが良かった^^ 食事のシーンは泣けてくる! 【ジダン】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2007-10-07 13:43:49) |
9.《ネタバレ》 例えばこのシーンは土砂降りの雨が降っている、このシーンは強い風が吹いている、このシーンは落ち葉、このシーンは突風、という風に、そのシーンそのシーンで周りの環境を使ってうまく表現してるのがいいですよね。それに、まったく無駄に動く事無く、常にシンプルなカメラの動き、構図がとても清々しくていいですね。もう迷いはないんだぞ、みたいな貫禄があります。個人的には山田洋次時代劇3部作の中では、この作品が一番よかったです。新之丞に割と共感出来たのと、キムタクの芝居も決して悪くなかったことと。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-02 00:24:27) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 どんな作品でもキムタクにしかみえない中で、これは割りと頑張って新之丞してました。壇れいの奥さん役も清楚で良かったです。それに桃井かおりのインパクトもあったかな(笑)なかなか良かったです。 【うさぎ大福】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-06-24 02:35:30) |
7.日本アカデミー賞最優秀助演男優賞に輝いた笹野高史の存在感が素晴らしいです。笹野演じる中間がいなくてはこの作品は成立しないでしょう。それほど重要な役を見事に演じています。あとは健気な妻を演じる壇れいが綺麗ですね。木村拓哉は現代劇の方が生きるような気がしました。 【ジム】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-06-04 19:19:18) |
《改行表示》6.《ネタバレ》 『武士の一分』は不幸な映画だ。『たそがれ』で起こした山田洋次の時代劇といい,スターの木村拓哉の起用といい,なにかにつけて映画そのもの以上に色がついてしまう印象に仕上がっているからだ。『たそがれ』を超えることができるかということと,映画俳優としての知名度が低い木村の演技に満足しうるかということが問題となってきてしまう。田舎の下級武士における人情と秀でた武芸というキーワードは『たそがれ』のままだ。もっともマスコミを一切排除して,本作だけを観られる環境にある人なら別だけれど,そんなのは山奥にでも住んでない限りできない。 『武士の一分』はあまり観客受けの良い映画ではないが,それは何も上記のようなマスコミ目線で映画を観ざるを得ないという先入観だけから来ている訳ではなく,物語の最大の問題である,妻加世の不義に対して理解できる観客が多くないと思うからだ。いかに夫の失明による生活の困窮から来ているといっても,夫に誠心誠意を尽くすような言葉と心情を提出しておきながら,島田の手練手管から逃れる術はないとは思えないからである。仮に環境が夫の上司に逆らえないといっても映画が夫婦愛をテーマにしているように見せるのだから,それなら逆らってでも貞操を守ることに意義があるのではないか?と思えるからだ。だが,そうなっては映画の問題が存在しなくなるので,『武士の一分』自体が成立しない。だからどうしても『武士の一分』がジレンマから逃れられずに,これを観客受けする映画とは,どうしても考えられないのだし,そこに感動が生まれることはない。 だからこの映画を観ていいと思えるのは,テーマだったはずの夫婦愛でも「武士の一分」でさえもなく,新之丞の情念に尽きるといえる。そして三村の叔母による加世の不義の噂,徳平に妻加世を追跡させる時などが,三村の強い情念となって現れる時,この映画はとてもよくなる。人がどうしても超えることのできない情念の奔出が,三村の表情や行動を通じて観客に伝わってくる。それは分かりやすく超時代的な感覚だ。山田の映画を観ていると,どうしてもキレイさが目立つのに,この映画ではストレートに描かれていた。そして,それを木村は泥臭く演じた。『たそがれ』では観られない人間の下らなくて払拭することができない感情をこの映画では観ることができる。 【はなぶさ】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-02-25 12:56:22) |
5.《ネタバレ》 キムタクが演じる侍は、やっぱり馴染めない。徳平へ軽口を叩くシーンなんかはバラエティーのコントとダブって見えました。悪役に歌舞伎役者を配役するのも自分としてはう~ん…って感じ。顔やしゃべりがスマートすぎるんです。どうみても医者の玄斎先生が悪人に見えました。山田洋次監督の時代劇の特徴といえば殺陣シーンですが、ここには期待通りの迫力があって、楽しめました。 【黒めがね】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-12-26 20:32:13) (良:1票)(笑:1票) |
《改行表示》4.《ネタバレ》 ハッピーエンドも悪くないが、人生のわびしさやはかなさを リアルに描写するためには、加世が無事もとの鞘に収まるというラストでは生ぬるい。 “加世に戻って来てもらおうと探したが、既に死んでいた。”→“新之丞は愕然とし 自分が加世にした仕打ちへの後悔と罪悪感にさいなまれながら生きていく”→エンド。 というぐらい絶望と哀しみを描かないと、単なる娯楽作品になってしまう。 【しまうまん】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-24 02:55:35) (良:1票) |