《改行表示》11.松山、忍成、蒼井、3人だけの物語だとしたなら、平均年齢20歳前後が対象の作品となるのでしょう。 だがしかし、ここに永作を加えた場合、平均年齢は25歳となります。 さらに、猪熊さんが絡み、彼が50歳だとした場合、平均年齢は一気に上がり30歳となります。 だから何ということは別にございませんが、その30歳を過ぎたあたりからなんとなく分かってくるストーリーなんじゃないのかなって思います。 原作の山崎ナオコーラさん自体がそこら辺の年齢です。 きっと20歳前半の人たちにとっては、退屈に感じてしまうことでしょう。 【3737】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-09-16 23:17:16) (良:1票) |
《改行表示》10.ちょうど公開直前くらいだったと思うけど、主演二人の対談を見ました。 我らが松ケンは完全に永作さんに恋していて、それは演技上の疑似的なものだったのか、それともプロモーション的なリップサービスだったのかもしれないけれど、非常にドキドキしたのを覚えています。 実際この映画は、アドリブとしか思えない自然な会話としつこいくらいの長回しで、なんだか、覗き見しているような照れくささを感じます。 デートで観に行ったカップルはちょっと気まずい思いをしたんじゃないでしょうか。 あれから数年、今やすっかり大人になった松ケンだけど、この映画の中のカワイイ彼は本当に瑞々しく、「だって触ってみたかったんだもん」という永作博美には大いに共感します。(原作既読・DVD) 【poppo】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-12 20:02:34) |
9.《ネタバレ》 テーマが無いのが売りのような感じですが最後まで肩すかしでゆるく終わったのでもう少しぐらいメリハリがあっても良かったと思います。ただ、バランスの問題なので個人的には非常に楽しめました。1カットの長回しやおそらくアドリブだと思うような演者の掛け合いなどを多用していたのも良い演出でした。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-13 00:53:13) |
《改行表示》8.《ネタバレ》 いやーかわいかった。永作でもなく蒼井優でもなく松ケンが。松ケンって役柄によってずいぶん雰囲気が変わりますね。 作品自体は、うーん、ほのぼののんびりした雰囲気をどうとるか。わたしは途中から単に冗長にしか感じられなくてちょっと飽きちゃった。アドリブっぽい台詞はおもしろかったです。あと、松ケンがふすまの上の鴨居に頭をぶつけるところと、蒼井優ちゃんが突然キスされて照れるシーンは、演技とは思えないくらい自然だった。 39歳の女性と19歳の男の子の恋愛という設定だけど、永作さんの見た目が若すぎて20歳差には見えないから、不自然感がぜんぜんない。「きれいな人同士の20歳差カップルは絵になるなー。一般人だと絵的にかなりキツイのだろうけど」と思いました。 点数の7点中、5点は松ケンに献上。 【CRF】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-02-08 23:46:57) |
7.役者さんたちのセリフはボソボソした喋りで自然そのものだったし、ショットは基本遠めでほとんど人物に寄ったりせず、田舎町の風景と人間模様が対比している印象で、あくまで客観的視点で人の人生の一部分を覗いてる感覚だった。僕はこのタイトルはしっくりきる気がしました。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-01-15 09:08:34) |
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6.《ネタバレ》 この映画の登場人物の中で誰が好きかと言われたら、間違いなく堂本です。自分の親友を好きな女の子をずっと想っている彼のことが映画の間中ずっと気になった。ずっとずっと待ち続けて、最後にえんちゃんにキスをする堂本のシーンを観て、とても幸せな気分になりました。松山ケンイチ目当てで観たのだけれど、ユリとみるめのことは途中からどうでもよくなって、サイドストーリーの方が勝ってる気がした。この映画はちょっとしたシーン・シーンが秀逸で、エリック・ロメールを思わせる覗き見的な場面が多くて、すごくキュートなしかし誰も見ていない知られない出来事を自分だけが目撃しているという錯覚に陥らせる、私好みな映画です。永作さんがもう少しがんばってくれればもっと素晴らしい映画になったと思う。 【はちかつぎひめ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-12-04 09:33:30) (良:1票) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 悪い意味でリアル。 自由奔放に生きてる(つもり)の永作の演技がリアル過ぎて不愉快。 彼女は「自由奔放に生きてる」のではなく、「自由奔放」を気取って若い男の子を惑わせているだけの気がした。 旦那さんと彼が会ってしまってもなんの動揺もみせないのは、罪の意識がないからでなく、そのきまずさを「奔放さ」でごまかしてるだけだろう。人を喰ったようなセリフや振る舞いは「奔放な自分」というパフォーマンスを他人に見せるための手段でしかないと思う。 動揺する彼を見る楽しみ、秘密を共有する楽しみ、そんなことにしか楽しみの持てない悲しい女。でもってインドとは…永作のしたかったことは、松山の心にいつまでも刻み込まれるような「インパクトを持った女」として、彼の心の中に生き続けたかったんだと思う。その女としての「薄さ」が、妙にリアルでとても悲しい。「自由奔放」とか「悪女」って人にそう思われるためのアクセサリーなので、松山くんがそれでも永作を想ったまま終わるのは、ちょっとヤだった。思う壺じゃん!でもそこまで考えさせてくれたんで、7点献上します。絶対そんなそぶりはみせないだろうけど、本当は松山より永作のほうがツライはずだと思います。面白い面白くないより、見る時期を選ぶ映画。タイミングのあう時期にみればハマるだろうけど、じゃないとおそらくとても退屈。 【コウ】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-11-30 04:32:32) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 不思議な面白さを持った映画でした。描かれるのは美大生の男女とその美大の女性講師の恋愛模様だけど、ストーリーは無いに等しい。三角関係のドロドロって感じでもない。永作博美演じる講師がユニークな人柄だけど、その生き方がテーマという訳でもない。長まわしのカメラがこの三人の遣り取りを写し続けるが、ほとんどのシーンが次の展開に繋がって行かない。でも、これが不思議と飽きない。ギャラリーでお菓子をつまむシーンや、ストーブに灯油を入れるシーンなんかがその代表で、味があって記憶に残る。演出の主眼が言葉や仕草の日常性の抽出に置かれているってことなのでしょう。鑑賞後に良く考えられていたと気付いたのが画角。アップにしたら被写体の特定部分が強調されて味が薄れるし、離れすぎると見えなくなる。興味を持って、客観的に見える距離感とでも言うのだろうか。そこに神経を使ってました。のぞき見感覚の演出ですね。タイトルは逆説的にのぞかれた方の言葉なのでしょう。主演3人の演技力によるところが大きいのでしょうが、私はその「のぞき」に引き込まれたクチです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-11-18 13:34:47) (良:1票) |
3.まるでそこにカメラがないような自然な演技。恋人たちの日常を淡々と描いた作品で、好き嫌いは分かれると思う。例えば、宮崎あおいの『好きだ』も淡々とした映画だったが、こちらの方がもっと生々しくて、リアル。永作博美はすごいね。蒼井優もこんな演技ができるんだ~、と感心しました。ひとつひとつのシーンが長くてちょっと退屈なのだが、昔のフランス映画みたいでまったりと観られて良かった。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-02 22:36:34) |
2.ヌードモデルとして服を脱がせてゆくところにしてもチュッチュチュッチュとキスするところにしても布団の取り合いにしても、はたまた好きな男が自分ではなく別の女とラブラブなのをつまらなそうに傍観する女も、その女を好きな男がさらに遠慮しがちに見守る視線にしても実に生々しい。生々しいのだけど、それらはけしてリアルだから、自然体だから生々しいのではなく、むしろ反対に、一見恋人同士にしか理解できないような内々のラブラブをカメラの前で女優と男優が恥ずかしげもなく、いや、恥ずかしさが微妙にあるからこその生々しさであり、けしてユリとみるめの恋愛が生々しいのではなく、ユリを演じる永作とみるめを演じる松ケンの擬似恋愛が生々しい。そして、えんちゃんではなく蒼井、堂本ではなく忍成の立ち振る舞いが生々しいのだ。この、演技ではなく俳優たちの素が出ているような感じは井口監督の前作『犬猫』にも言えるのだが、演じるものが「恋愛」になることでより生々しさがわかりやすく画面にこびりついているような気がする。ドキドキした。こういう偶然撮れちゃったような奇跡的な画を意図的に普通に撮っちゃうってのが凄い。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-04-10 11:45:15) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 蒼井優は好きです。永作博美はかなり好きです。市川実和子、大好きです。このゆるい雰囲気、私は好きです。松山ケンイチが暗い廊下から白いシャツを着て猫背で歩いてくるシーンがあるが一瞬「あれ?L」と見間違った。 |