10.誰もが「自由万歳」とは言うけれど、さらに「グータラ万歳」という心境にまで踏み込めるのは、イタリア人とフランス人くらいではないか。自由が血肉になっている。徹底している。ただイタリア人はおもに都市でヘラヘラ笑いながらグータラするが、フランス人は田園でしみじみとグータラする。この映画、田園の沼地が何ものかからの避難地となり、そこでのグータラ生活が謳歌される。「子どもを働かせちゃ駄目だ。悪いクセがついちまう」。1930年代。激動の20世紀において30年代ってのが、時間軸の上でのちょっとした避難地だったのかも知れない。物語に緊張を与える不運なボクサーがおかしい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-09-09 12:10:52) |
9.主人公はクリクリではないですね(笑)。ガリーとリトンを軸とした、沼地に住む人々の日常を描いたほのぼの作品。物語的にはボクサーの一件以外は淡々と話が進むので、好みが分かれるかもしれませんが、個人的には好きな作品。ただ、導入がちょっと弱いかな。最初からおばあさんになったクリクリを出して、彼女が語る昔話・・・みたいな感じで引き込んでいったほうが良かったような気がしました。 【ライヒマン】さん 7点(2004-07-19 22:00:59) |
8.題名と内容はあってないが、映画自体の出来は良い。もう少し良い邦題をつけてほしかったが・・・。偉大なサッカー選手のカントナもでてるし、観て損はしない。 【ポンクー】さん 7点(2004-06-01 18:54:37) |
7.題名がクリクリっていうのはどうも納得出来ない。(沼地の人々)こっちのが良いのでは。他は仄々とした映画です。 【ボバン】さん 7点(2004-05-08 00:14:01) |
6.フランスの田舎の風景、心のよりどころを求めて沼地に集まる老若男女。そんな不思議な魅力は、街と沼地の子供を比べても明らか、悩み、恨みを包み込み心を綺麗に洗浄する、そんな存在。内容云々とうより、沼地を中心とした人間模様を楽しむべき映画かな。ラストの沼地が埋め立てられた映像はいらないかも、そもそも自然を残そうなど明確なテーマがあるわけでもないし、美しい沼地の自然のまま終わったほうが余韻が残ってよかった。それにしても、カエルってあんな簡単に捕れるんですね。 【ゆたKING】さん 7点(2004-03-02 10:26:03) |
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5.《ネタバレ》 きっとこの作品を観た多くの方が思ったことだろうけれど、この邦題には決定的なミステイクがある。…語り手がクリクリなのにこの邦題は有り得ないだろ!配給会社は何を考えているんでしょうか?変な邦題多過ぎです。でも物語自体はとてもいい雰囲気で進行し、ほのぼのとした気分になれていいと思う。途中はらはらするところもあるけれど、結果的には悪い奴は出て来ない。それがいい。なかなか良質な人間ドラマです。 【ひのと】さん 7点(2004-01-08 20:18:30) |
4.こういうノスタルジックなヨーロッパの田舎の風景に弱いんですよね。淡々としつつも瑞々しい自然の描写が印象的でした。ちなみに僕はエスカルゴはそうでもないけど、カエル釣りがしたくなった。そして食べたくなった。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-07-25 18:46:59) |
3.なんかほのぼのとする映画です。家の前で歌を歌ってお金を貰うあたりがなんか良かった。あまりフランスっぽくないけどあの沼地の暮らしは非常に魅力的だ。将来ボケたらああいうところで暮らしてみたい。でもクリクリなんて全然ストーリーと関わってないような気がするけども。 【えむおう】さん 7点(2002-06-09 16:28:57) |
2.フランスの沼地にすむ人々と、都市の金持ち層の人々の生活の違いを軸に、少女クリクリの生活を描く。金持ちの高等遊民の男が、貧乏な沼地住民に対し君たちの生活は本当に自由だというが、そこにただよう違和感がこの物語の一番のテーマだろうと思う。沼地から出てたたき上げで金持ちになった文盲のおじいさんも印象的。雨上がりにエスカルゴをとったり、カエルをつったりするフランスの日雇い労働者の生活が良く分かる。これを見たあとデパートにエスカルゴを買いに走ったのは私だけでしょうか? 【ちずぺ】さん 7点(2001-10-16 01:22:53) |
1.語り手がクリクリなのに、この邦題だとおかしいんじゃないでしょうか。でも内容は良かったです。心が温かくなる作品ですね。 【出木松博士】さん 7点(2001-01-06 01:50:12) |