《改行表示》9.1作目のもっさり感が無くなって、打って変わって洗練されたスパイ映画に仕上がっています。この変わりようは何が原因なの、と思うほどです。 ロマの女同士の決闘場面やらベリーダンスやらは余興に過ぎる気もしますが、後半の列車内での対決場面から終幕までの疾走感あふれる演出でチャラになりました。殺し屋がつかず離れずついてくるサスペンス演出も冷やりとします。 S・コネリーボンドは渋さだけでなく、ユーモアの使いどころのセンスの良さに大人の余裕を感じさせて魅力的です。ボンドガールも美しく知的で、これぞ007映画の礎となった作品と思います。このあとに続くコネリーボンド作品がこのレベルを維持するのだろうと期待していた頃が幸せでした笑 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-09 23:18:33) |
《改行表示》8.初見。生真面目すぎずおちゃらけず。良い塩梅な007作品として肩の力を抜いて楽しめました。 「バルジ大作戦」ヘスラー大佐同様に無機質なグラント役で強烈な印象を残すロバート・ショウもさることながら、クレッブ大佐役のロッテ・レーニャがMIP。最期の悪あがきが痛々しい、もう少し華を持たせてあげられなかったものか・・・同じオバチャンとして思うところであります。 |
7.初007ですが面白かった。グラントとの戦いは手に汗握りました。秘密のカバンみたいなの子供のころ憧れたなあ。 【さわき】さん [地上波(吹替)] 7点(2011-05-14 07:43:40) |
《改行表示》6.《ネタバレ》 初めて見た007であり、シリーズで一番印象に残っています。私が見た時の題は「007/危機一髪」で、マット・モンローの歌うテーマ曲も大変好きでした。 映画の最初のシーンからすごい緊迫感、あっさりジェームス・ボンドが首を絞められたかと思ったら・・・。 ダニエラ・ビアンキもとてもきれいだったし・・・。これ以降「ダイヤモンドは永遠に」までショーン・コネリーのシリーズをみるはめになった。「ドクター・ノオ」だけは見ていない。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-22 06:47:47) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 これまではテレビの洋画劇場でしか見たことがなかったので、ノーカット・字幕というのはおそらく初めてだと思います。で、正直な感想は「それほど楽しめなかった」です。 前作の犯人捜しから一転して、今回はサスペンスが基調。そのためスペクター側の手の内を全部さらしているわけですが、どうもあまりサスペンスが盛り上がらない。とにかく前半はのんびりしすぎていて、スパイ映画というよりはイスタンブールの観光案内のようです。地下水道を船で移動したり、女同士の決闘に立ち会ったりと、あまり緊張感がありません。その合間に銃撃戦が起こったりサスペンスフルな展開になったりするのですが、木に竹を接いだようで、あまりいい進め方とは思えません。ソビエト大使館から暗号解読器を奪取したあとからは、なかなか面白かったです。が、それまでが長い。 よかった点はキャスティングでしょう。とにかくダニエラ・ビアンキが美人! 「絶世の美女」という言葉はこの人のためにあるのではと思えるくらい美しい。『ドクター・ノオ』とは違い、ヒロインとして序盤から活躍しているのもポイントが高いです。それと、ケリム役のペドロ・アルメンダリス。ボンドとはタイプが違うこともあって存在感があり、いい味を出しています。名脇役ですね。敵役2人も、“濃い”人選でインパクトがあります。 とはいえ、前半のダルさは予想外だったので、結局『ドクター・ノオ』より低い点数となってしまいました。自分としても意外です。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-31 20:46:34) |
4.前作ドクター・ノオで若きコネリーを初めて見て、ダンディな英国紳士なはずの007のその初代が意外にアクが強く(ギョロ目・口デカ・眉毛男)驚いたのだが、見慣れると案外ハマる。ホレたかも(笑)。映画はまあ古臭いんだけど、前作に比べるとぐんとスパイ映画らしくなり、ヘリコプターからの逃走劇などアクションも本格的になった感じ。金髪・マッチョ・無表情というソ連の敵キャラってこのあたりが原型なんだろうか。顔を見せずペルシャ猫を抱いた「No.1」、「No.3」の怖いおばさん、「No.5」の不気味な男と、他の敵キャラもしっかり描かれている。細工かばん等スパイ小道具も出てくるし。ただ、古いながら楽しめると言っても、最後のベニスの合成はかなりがっかり。普通にロケできるロンドンとかでいいじゃんよ。と思ってしまった。 【あっかっか】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-06-20 17:06:08) |
3.《ネタバレ》 コネリーボンド作品の中ではNo.1の出来でしょう。話も現実路線で無理がなく、Qの発明した武器も要所で活用されていました。007シリーズの楽しみが各国でのロケ。今回のイスタンブールの街の風景も異国情緒が感じられて良かったです。刺客のグラント(ロバート・ショウ)がなんとも不気味で冷酷な感じで効果的でした。最高の見せ場はボンドとグラントのオリエント急行内の格闘ですが、狭い車内がより緊張感を高めていたと思います。ペドロ・アルメンダリスが演じるクリムの存在もより物語を面白くしています。彼はイスタンブール在住でボンドを支援する役回りで英国海外情報局のトルコ支局長という肩書きのようですが、どうも胡散臭い雰囲気がして最初は「この人は実は悪役に違いない」と思いながらいつボンドの命を狙うのかとドキドキしていました。また、ロッテ・レーニャ演じるクレッブ大佐は非常で冷淡なスパイで小柄ながら腕力もある(冒頭のシーンでグランドの体力チェックのため体にパンチを浴びせる)女性なのかと思ったら最期は実に非力で毒がぬってあるナイフ付の靴で蹴り上げるしぐさがとてもぎこちなく銃で撃たれる最期はあっけないものでした。ボンドガールの女性達は皆似たようなタイプが多く、白人、金髪、ブルーアイで区別がつかない事が多いですが、このダニエラ・ビアンキは印象に残りました。上品な中にもセクシーなタイプで女性からも好感を持たれるタイプではないでしょうか。DVDのメイキングビデオに最近の(おそらく60歳過ぎてから)インタビューが入っていたのですが、さすがにピークの美しさはないものの上品なイタリアのおばさんという感じになっていました。あのボンドガールを演じ5年後には芸能界を引退したようです。 |
2.往年の007ファンからは最も評価の高い本作。アクションとストーリーのトータル・バランスに優れ、まさに古き良き時代のアクション映画の名作。大人の余裕とスパイの非情さを併せ持ったコネリーのボンド像も良い。危機また危機の連続で、陸・海・空を舞台にしたアクションのつるべ打ち。ボンドの命を狙って次から次へと襲い来るスペクターの刺客たち。当時の観客は度肝を抜かれたことだろう。現代のアクション映画に慣れていると、随分とのんびりとした展開に見えるが、時代を考えれば仕方ない。ややエロに走りすぎた感があるのが玉に瑕か。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-30 17:38:42) |
1.この作品が面白かったから現在までシリーズが続いてるのかもしれない。これがもし1作目と変わらないかそれ以下のつまらなさだったら「ファントマ」と同じくらいマイナーな作品になってたかもね。 【くうふく】さん 7点(2004-07-21 18:09:44) |