13.《ネタバレ》 悲惨と無常。戦争映画の金字塔。思わずうなってしまうほどの描写。名作の名は伊達じゃない。戦争映画って結局これ一本でいいじゃんと思わせる。ただちょっと退屈。 【ほとはら】さん [DVD(字幕)] 7点(2024-02-24 12:12:20) |
《改行表示》12.90年以上前の傷だらけのフィルム、あからさまなオーバーアクト、ベタすぎる演出と今なら際立って見えるかもしれない。 しかしながらスクリーンから発する、余りある戦争の悲惨さ虚しさは今もなお色褪せていない。 いつの時代も大義のもとに無知な若者が扇動され、単に犬死になって消費されるだけ。 何度も繰り返す歴史に無力感を覚えながらも、無力なりに抵抗していきたいと感じさせる一本。 【Cinecdocke】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-10-31 23:58:28) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 戦争中でさえ、前線の状況は理解されていない。 前線から離れた街中では、老人たちが見当はずれな戦争話に花を咲かせている。 戦争中ですらこうなのだから、現在の日本で戦争の悲惨さなんか理解されようはずもない。 だけど、この映画を見ると少しは分かった気になれる。 少し分かった気になれるだけでも、大きさ差だ。 戦争の悲惨さ、不毛さを学べる手段として、この映画の存在意義は高い。 製作されて90年以上も経過しているのに、この映画はその存在意義を発揮し続けている。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-04-02 23:18:26) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 昔観た映画。この映画が好きだと言ったら無理解な返答を受けた記憶が不意にフラッシュバックした。 この映画は反戦映画でもなんでもない。もっともっと大きなものへのアンチテーゼだ。 そういうことを分からずにこの映画を観終えて喜んだり憂鬱になったりしても虚しいだろう。 そもそも反戦映画というのは何にもならないもので、虚しい営みだ。そんなものにこの芸術作品を位置づけないで欲しい。 もし最後のシーンで、観客が笑い出すようであったら、この作品はより素晴らしかった。だが、この映画はその域に切迫していた。 【浅田荷葉】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-03-19 14:03:40) |
9.《ネタバレ》 例えば、学校で教師が若者たちを扇動するシーンにおいて、または訓練で泥に伏せるシーンにおいて見せる顔のクローズアップの連続は極端に説明的過ぎると思いますし、戦場の主な表情となる塹壕のシーンにおいても舞台の特異性を発揮しておらず今一つ上手く機能していないように見えます。 ただ、それでもやはりラストの蝶に手を伸ばす場面をはじめとして、ブーツの所有者が転々としていく様、酒場での鏡を使いポスターの女性の話をする場面、川で女性たちと出会う場面、あるいは終盤に再会した二人の頭上を爆撃機が旋回する場面などは忘れ難い印象的なシーンとなっています。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-10 18:26:31) |
《改行表示》8. いい映画だと思います。ただ、私はこの作品を見る前にプライベートライアンとかブラザーフッドとかUボートとか、既に見てしまっているんですね。見る順序が間違っていました。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-11-24 14:59:58) |
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7.《ネタバレ》 やってることは、主人公が幾度と大切な仲間がむざむざと死んでいく様を見せ付けられ、現実を知らない者たちの空論を聞かされたりと、精神的にダメージを受けるというものなのですが、見終わった後、カラッとした、また落ち着いた気持ちになりました。また、白黒映像も影響しているのかもしれませんが、全体的に綺麗な印象を持ちました。 【SAKURA】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-05-22 22:09:58) |
6.時代性で言うならまず原作者のレマルクこそが賞賛されるべきだろう。この映画は原作どおりに反戦を謳ったにすぎない。しかし反戦を謳いながらもかっこよい戦闘やスリルある作戦を見せている多くの戦争映画とは違い、素直に原作のメッセージに沿うことにに徹した演出は評価に値する。戦意抑揚を少年たちに植えつける教師の異様な顔のアップで「国家のために戦うことを美徳とする」ことをあからさまに批判し、実際に戦場にいるものの素直な不満と素直な疑問をはっきりと露呈させる。爆撃のシーンだって1930年公開作品だからといってあなどるなかれ。戦争を現実の問題として語るためのリアル感はじゅうぶんに達成されている。 しかし70年以上も前の作品に思うのは、いくらこのような反戦映画が作られようとも今尚戦争に駆られる人間の愚かさである。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-20 15:39:26) (良:1票) |
5.戦闘シーンがリアルな迫力があった。戦争映画の「戦争」に対するメッセージは、今も75年前も変わっていない。「戦争の悲惨」をこの作品がもっとも骨組みで、基本的な部分を描いているように思う。 【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-13 00:18:19) |
【コジコジ3】さん 7点(2004-06-24 07:58:02) |
3.70年のほうを見ようと思ったらついこっちを借りてしまいましたが、なかなか出来が良かった。ラストの物悲しさもいい。 【亜空間】さん 7点(2004-03-08 11:14:15) |
2.1930年製作..この時代に、このテーマでこの完成度.. スゴイ! の一言.. 戦争の愚かさを教えてくれる “秀作” です! 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-01-22 15:17:56) |
1. レマルクの原作を先に読んでいたので、軽い印象は否めず。特に、別の人間のある感動的なエピソードを、主人公に置き換えていたのはやや白けた。とはいえ、力作だし、胸に迫る作品。なるべく多くの人に見て欲しい。 【mic550】さん 7点(2002-10-19 23:21:15) |