12.《ネタバレ》 いろいろ考えさせられる作品ではあるものの、真相が判り始めるとちょっと腑に落ちない点が目立ち始めますね。元々正義のためなら証拠捏造など平気でやる刑事ならば、誘拐などまどろっこしいマネをせずに母親も同じように捏造で逮捕してしまえば、叔父が親権を取ってそれで手っ取り早く丸く収まったと思うんですけど・・・、極端な話チーズを使って始末させる方法だってありますし。後から養子に迎えるという方法もあったのでは?などいろいろ思い浮かびますね。主人公が娘を母親の元に返すという最後の選択肢もおかしいですね。この町に住んで探偵をし、こういう家庭で育つということかどういうことか誰よりも判ってるハズなのに、しかも殺された男の子のために犯人を撃ち殺すほどの法を超えた正義感を持ってるハズの人間が、母親の元に返すという選択肢をとるとは思えないので違和感しかないですね。見応えはあるもののご都合主義的な展開が気になりました。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-03 18:03:38) |
11.《ネタバレ》 うまく練られた物語だと思いました。最後に子供を実親に返すか返さないか、自分だったらどうするかなって思いました。実の母親次第でしょうけれども、あんな母親であればモーガンフリーマンに育ててもらった方がよかったかもしれません。ストーリーからは全然離れますが、映画の中で何回か主人公が銃を突きつけられるシーンがあります。一歩間違えればその時点で自分の人生ゲームオーバーになってしまうなんて考えただけでゾッとします。アメリカの州によっては許可が下りればスーパーや居酒屋でも銃の携帯が認められると聞きましたがバーなどで酔っぱらってケンカして撃たれるとかあるんじゃないかと思うと日本とのギャップで信じられません。。だいぶ本題から逸れました。 【珈琲時間】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-02-21 08:33:35) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 アルゴ未見、アルゴもこんな感じなのかなぁ。 サスペンスから汚職モノになり気付けば人間ドラマ…。良くも悪くも、色々とごちゃまぜ。 自己満足で少女を救った警部と、自己満足で少女を元の環境に戻した主人公… かならずしも法を守ることが正しいと言えないというか、法では救えない人もいるというか、そういうことを訴えたかったのかな。 |
9.《ネタバレ》 私は彼女の考え方派です。見なかったことにしてほっとく。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-10 23:45:36) |
8.何が正しいか正しくないかは各々で違うって事ですよね。事実と真実は異なる。なかなか楽しめました。 【movie海馬】さん [地上波(字幕)] 7点(2012-09-24 17:25:15) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 よくできている映画でした、が、重いです。ハッピーにはなりません。そして、「ミスティックリバー」やジュリアン・ムーアの「フリーダムランド」が頭をよぎり、疑心暗鬼になっておりました。つらい。余談ですが、DVDのインタビュー見ているとよっぱりアフレック兄弟声も話し方もそっくりですね、さらに偉大な兄弟になっていただきたいです。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-12 10:54:32) |
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《改行表示》6.《ネタバレ》 主人公2人(特に男)が微妙だが、雰囲気&内容ともに良かった。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-02 18:13:39) |
5.《ネタバレ》 次の監督作『ザ・タウン』もそうなんだけど、とにかく脚本が素晴らしい。物語の何もかもが必然となっている。ボストンの小さな町を舞台に、小さな町であるがゆえの物語(ここんところも『ザ・タウン』と共通)なのだけど、主人公の探偵が地元のチンピラと一悶着起こすシーンや、探偵の公私のパートナーと誘拐された娘の母親(母親の薬中仲間のほうだったけか?)が顔見知りであることなんかも「小さな町」であることをさりげなく見せている。そしてある者たちの繋がりが露呈してゆき犯行が発覚するという衝撃的な結末もまた「小さな町」であることで成り立つ。「小さな町の物語」であることを丁寧に紡いでいるがゆえに衝撃的でありながら唐突ではない結末を見事に作り出しているのだ。ある者は死に、ある者は捕まり、ある者は去ってゆく。取り残されたようにこの小さな町にいる主人公。この愁傷感が「小さな町」の閉塞感を表現しているようでもあり、エンディングをやるせなくする。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-04 15:41:08) (良:2票) |
4.静謐さに満ちた空気と、一つ一つのシーンの重量感、そして作品自体が有しているテーマ性。正しいこととは、ときには人の自然な感情に反することであるし、もっといえば、それが正しいのかどうか、自分ですら確信を持てないことも多い。その謙虚さを明確に刻んだという点において、この作品は輝きを放っている。ミシェル・モナハンには抑えた演技で逆に存在感を発させ、モーガン・フリーマンやエド・ハリスといったベテラン勢まで的確に使いこなしている監督の腕も見事。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-11-15 02:26:53) |
3.《ネタバレ》 この映画が投げかける問いに明確な答えはない。ある人は主人公に共感し、ある人は主人公を否定するだろう。しかしながら、どちらかの行動を選ぶと言いながら、どちらの心情も理解できる人が殆どだろう。物語の結末の時点での娘の視点に立てば、どちらも正解とは言い切れないからだ。現実にはこういうことが往々にしてある。だから、どう思おうと、その人なりの価値観だということで、否定はできないと私は思う。アフレックもそういうつもりで、あえて結末をすっきりさせなかったに違いない(ちなみに私は、主人公の熱い考えには反対だ。私なら誘拐犯を見逃したかもしれない。しかし、かといって意見の相違で恋人が去ってしまうのも酷な気がした)。ただ、この映画を観て、何の感想も抱かなかったという人がもしいるとしたら、私はそちらのほうが問題だと思う。本作の主人公のように、人の一生を左右するような重大な選択を迫られる状況というのは、裁判員制度が導入された現在、私たちにとってもはや他人事ではないからだ。裁判員に選ばれたとき、我々は場合によっては人の生死まで判断せねばならなくなる。答えのない問題に取り組むのは、できれば避けたい大きな試練だが、それを放棄してしまうのは、最終的に判断を間違ってしまうよりも罪なことだ。実際、裁判員が自分なりの根拠を持たないで、適当に一票を投じてしまうようなことが起こるのは怖い。何らかの大きな選択をするなら、そこに必ず信念や自論は必要だと思う。主人公もそれがあればこそ、多少の後悔はあっても、孤独な少女の現実を受け入れられるのだろうから。…そんなことを真剣に考えさせられた作品。話は変わるが、ベン・アフレックといえば私のなかではケヴィン・スミスなわけですが(笑)、ケヴィンの作品ではアホっぽい姿をよく見るぶん、この作品で彼の別な一面が見えてある意味良かった。あんたはいい男だ!!ちと惚れた。 【よーちー】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-14 02:40:44) (良:2票) |
2.《ネタバレ》 常に張り詰めた緊張感が漂い、見応えのある少女の誘拐事件の真相を追うミステリーと思いきや、実に重いテーマを含んだとても考えさせられる映画でした。この映画には陽気なアメリカはどこにもなく、アメリカ社会が抱える問題に真っ向から取り組んだ力作です。決して楽しい映画ではないですが、いつの間にか監督になっていたベン・アフレックはとてもいい映画を作ってくれたと思います。事件の解決を祝福する報道陣で道路は一杯になっていましたが、リビングルームでのラストシーンは本当に考えさせられます。少女にとってはどちらが良かったのか、主人公の探偵の男の決断は正しかったのか。僕には分からない。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-05 00:15:44) |
1.《ネタバレ》 最初、登場人物の名前が頭の中で整理できず、やや混乱気味だったものの、次第に分かってくると、一気に引き込まれました。これは考えさせられますね。アマンダの幸せのために、ドイル警部たちは、あそこまでする必要があったのだろうか、というのがまず疑問。しかし、ここはこの作品の前提なわけで、その是非を云々言っても不毛なのでとりあえず置いておくとして、問題は、やはりラストのパトリックの出した結論です。正直なところ、私はアンジー派ですが、それでも、パトリックの思考回路も十分理解できるのです。この作品は、最後の最後に、パトリックの選択が誤りであったことを匂わせますが、ドイル警部夫妻に育てられればアマンダはより幸せだったかどうか、というのは、数年後の結果を見なければ誰にも分からないのです。ドイル警部夫妻の身の上にだって、今後何が突発的に起きるか分からないわけで・・・。やはり、理論的に正しいパトリックの選択をしておいた方が、長い目で見たときにアマンダにとっては「生きやすい」のかもしれない、とも思ったり。しかし、ケイシー・アフレックという俳優、なかなか良いですね。相変わらずエド・ハリスはイイ味出していました。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-02 15:46:04) (良:2票) |