《改行表示》17.《ネタバレ》 このホラーは好きです。 血なまぐさくないし、結局1人も死なないし。 ホテル側も、これで心置きなく廃室にできるし。 ホラー映画の怖さとしては、「シャイニング」や「リング」を10ドクロとして、これは4ドクロぐらい。 最後は、夫婦が寄りを戻して、まずまずのハッピーエンドでした。 ラストで、カセットテープの死んだ娘の声を聞いて、妻が驚いていましたね。 してみると、両親の寄りを戻すために、現世に一時戻ってきたのでしょうか。 それにしても、支配人に「この部屋で56人も死んでいるのだから、泊まるのは止めておけ」と言われた時点で、例え仕事であっても私なら泊まりません。 というか、例え隣の部屋でもイヤです。 怖いですよ。 |
《改行表示》16.普通に怖かったし、ビビった。 映像も、音響もすごかった。 一般的に思い浮かべられる「ホラー映画」というより、もっと厚みというか深みがあった。 こういう映画って、ヒトに勧めるときが難しいですね。 「怖いから観てみ」とか言ったりしたら、期待値を上げちゃうし。 【プラネット】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2016-01-31 00:11:45) |
15.《ネタバレ》 まだ何も生じていない段階で動くカメラが、何者かの視点であるかのようで、恐ろしい。やがてこれでもかとホラー攻撃が極端なものに成長(荒唐無稽化)していくとかえって醒めてしまう。そして結局この部屋から出られない(自分という檻からは出られない)としたら、それこそが最も恐ろしいのであり、作中触れられる「カフカ的」という形容詞にそのとき真に相応しいものとなる筈だった。残念賞。だが、「カフカ的」であろうとした点においては志を感じる。 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-25 14:23:42) |
14.思ったより普通のホラー映画。過度な期待はしない方がいいかもしれないです。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-31 23:10:15) |
13.《ネタバレ》 初のブルーレイ鑑賞だったせいもあるのか、映像が怖すぎだ。自分も幽霊はまったく信じてないタイプなのだが、ビルの窓から隣の部屋へ行けない場面は観ていて足がすくんでしまった。ジョン・キューザックも怪演だし、結末が単なる夢落ちでなくて良かった。ホラー映画殆ど観ない自分にとって(あまり怖くないので)、怖いと思ったのは「リング」か「-less」かこの作品かな。って実は怖がりか、わては。 【カボキ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-01-29 01:59:35) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 60分で死んでしまうのかと思いきや、部屋は元どおりに。。 救われたのかと思った矢先、時計のタイマーはまた60分に 逆戻り。これなら今までの人が死んでいったのも分かりますね。私ならば、一回転後にExpress Checkoutを選択していることでしょう(笑) ただ一室を舞台にして、しかも過去の死んだ人以外に一人も死ぬことがないのにここまで恐怖感を引き出しているのはすごいと思いました。娘のKatieの話がしつこく出てきましたが、この部分は背景があまり強く説明されていなかったから分かりにくかったかな。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-20 18:36:59) |
11.最近のホラーとしては出来は良いとおもいます。そこそこ怖かったです。 【ミッド】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-05 20:43:53) |
10.《ネタバレ》 ジョン・キューザックの一人芝居ですね。演技の上手くない人だとこの映画の主人公は出来なかったでしょう。ストーリーはさすがキング先生原作だけあってなかなかのものです。特にラストのボイスレコーダーのくだりは思わず上手い!と思ってしまいました。しかし肝心の1408室での恐怖体験がいただけない。あまりに起こる超常現象が派手すぎて逆に冷めた目で「ふーん」って感じて見てしまいました。この映画をもしシャイニングのような一歩引いた演出で描けばどんなに恐ろしい映画になったかと思うのですが。残念ですね。 【54dayo】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-15 02:49:02) |
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9.《ネタバレ》 予備知識なしで、密室ものホラーっぽいタイトルに惹かれてなんとなく観た。最初はただのお化け屋敷映画だと思ったが、中々にひねってあって、後味の残るオチもいいじゃん、と思ったらなるほど、キングだったんだ…。宿泊者のトラウマをほじくって自殺に追い込むという呪いの部屋の設定は面白いし、必死で止めつつ実は巧妙に宿泊を促している支配人の見せ方も上手い。さあ1時間もったぞーってところで、全てが元通りになってまた60分からカウントダウンする、ドグラマグラな無限ループもいい。ラストにつながる娘とのシーンは不覚にもホロッとなった。でもお化け屋敷的描写はいいとこも悪いとこも。良かったのは、隣の部屋までの歩幅をカウントしてから思い切って窓から出て、隣の窓を手探りで探すくだり。高所の壁伝いはアクション映画でもよくあるハラハラシーンだけど、この映画は怖い怖い、見当をつけたあたりに手掛かりがなく、ハッと見ると一面どーんとただの壁になってるんだもん。あと向かいのビルに助けを求めるシーンや、いきなりかかるカーペンターズと共にカウントダウンするデジタル時計もなかなか怖くてGood。だが、幽霊というか自殺した宿泊者たちの幻影?や、ブギーマンみたいな天井裏の怪物?はかなり興冷めだし、部屋がどんどんぐちゃぐちゃになっていくのも、なんかいまいち。壁の割れ目から血?が出てくるとこなんか、死霊のはらわた2思い出しちゃったよ。でも破滅的になっていってラストに向けて急展開するパターンの面白さは、やはりキングの真骨頂。 【あっかっか】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-05-21 13:59:32) |
《改行表示》8.なかなか面白かったです。というか私も某ホテルにて霊体験を味わった事がありまして、いい感じで怖かったです。(もちろんこんなにひどい目には遭ってませんし、そもそもそんな部屋に自ら望んで泊まった訳じゃありませんがw) ※後日、そのホテルに出たんですけど・・・って電話をして、「あの部屋、何か因縁でもある部屋なんですか?」と尋ねたところ、「お客様のお部屋ではありませんが、、、」と意味深な回答が帰ってきました。う~ん、デンジャラス。。。 【GRIN】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-01-12 23:53:37) |
《改行表示》7.ラブコメなどで冴えないキューザックが未だに生き残ってるのは、こういうクリティカルヒットをかましちゃうところなんだろうなぁ。スルーしたいけどスルー出来ない、ある意味貴重な役者さんだよね。 【オニール大佐】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-01-03 23:15:49) |
《改行表示》6.《ネタバレ》 あまり期待せずに観に行ったのが良かったのか、ずいぶんと楽しませていただきました。 何といってもジョン・キューザックの演技が素晴らしい。ジョン・キューザックが恐怖を感じている所で私は恐怖し、悲しんでいる所で悲しみ、怒りを覚えるところで私は怒りました。 私の個人的な思いですが、映画は結局のところどれだけその世界に入り込めるか、登場人物に感情移入できるか、という客観から主観への切り替えが重要だと思っています。この映画は「あるべき場所に物がある部屋」のように、きっちりと映像と音が配置されており、導入部分から何にも邪魔されず神経をむき出しにされているようでした。 乱暴な言い方をすると、導入催眠のような感じです。気がつくと泥濘の中に取り込まれているような。 そして「世の中には解らないことがいっぱいある。」と言わんばかりの、無理やりな謎解きしないあたりがとても好感が持てます。 「実は100年前に殺された男性の呪いです!」「実は井戸に投げ込まれた女性の怨念です。」等、興ざめするような話は全くありません。解らないものは解らないからこそ怖いんです。 映画の構成、作り方と、全く違うのですが、私は「ブレアウィッチプロジェクト」に似ていると感じてしまいました。ええ、何もかも全く違うのに、です。 この映画は映画館、もしくは電気を消して部屋の中で一人で見ることをお勧めします。 【玉葱】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-19 14:46:38) |
5.《ネタバレ》 (新作映画につきネタバレご注意ください。以下私的解釈です。) 『泊まると死ぬ』いわくつきの部屋、1408号室の取材をしたいオカルトライターとホテル支配人のやり取り。ここが序盤の見せ場であり、また物語を理解する上でのポイントと感じました。なんとか宿泊を思い留まらせたい支配人。おぞましい死に方をした者たちのスクラップまで見せて、主人公を脅しにかかります。でも違和感がある。支配人の「これ以上犠牲者を出したくない」は、果たして本心か。オカルトでメシを食っている相手を怖がらせるのは、取材意欲に油を注ぐようなもの。それにダメと言われる事ほどしてみたいのが人間の性です。ワイロ(高級酒)の提供も見え透いている。もし本当に彼を救いたいなら、嘘をついてダミーの部屋にでも宿泊させればいい。(1408号室と同じ間取りの部屋もある。)どうも支配人は、彼を巧妙に宿泊へ誘導しているように見えます。そうだとすると辻褄が合う。主人公の元に届いた1枚のハガキ。好奇心旺盛な作家をおびき寄せる撒き餌。人間心理を理解している者の仕業です。そして手馴れている。最大の謎は何故56人も死んだのかということ。死ぬと分っている客を泊め続けてきたのは、“生け贄”が必要だったと考えれば納得。火事が原因でホテルが廃業に追い込まれたところを見ると、1408号室の存在がホテル自体を支えていたのかも。でなきゃ、どんな理由であれ次々と客が死ぬようなホテルが流行るわけがない。誘客を約束する代わりに貢物を要求する福の神、いや死神があの部屋だと思いました。遂に部屋を抹殺した主人公。そのときの支配人の達観したような表情!最期の台詞「上出来だ」がトドメです。支配人が負ってきた役目とその想いに届くと物語は深くなります。1408号室は無間地獄。人生が辛くなってチェックアウトしたくなったら、もうあの部屋に入室しているのかもしれない。 【目隠シスト】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-02 18:57:00) (良:2票) |
《改行表示》4.《ネタバレ》 スティーヴン・キング原作だけあり、かなりぶっ飛んだホラー作品だ。 現実的とはいえない部分も見られたが、全てが非現実的な部分だけではなくて、現実的な部分と非現実的な狭間を上手く描かれている。 完全な作り物とはいえない部分が面白い。 殺人鬼やゴーストなどが登場する映画は、基本的には視覚的な刺激やびっくり音による刺激に終始している。 しかし、本作は「幽霊」「幻影」などによる“視覚”、「耳が突然聞こえなくなる」「ラジオの突然の音」「フロントとの恐怖の電話の会話」などによる“聴覚”、「雪」「水」「凍えるような寒さ」「汗が滲むほどの暑さ」などによる“触覚”、(「チョコ」や「酒」による“味覚”)といったようにほぼ五感をフルに刺激させるような作りとなっている。 ジョン・キューザックの上手さもあるが、様々な“恐怖”を丁寧に描いている。 五感を刺激するだけではなくて、「無限ループ」「抜け出すことの出来ない閉鎖性」「親族の登場」といったように精神的なダメージまでをも食らわせるという優秀なホラー作品と評価できる。 自殺するまでやむことのない地獄を味わせるという“恐怖”が描かれている。 ラストも個人的には好みの仕上がりとなっている。 表面どおり見る人には、「1408号室」に打ち勝ったハッピーエンドと考えることもできる。 テープは、主人公の単なる妄想ではなくて、現実だったということを強調しただけかもしれない。 しかし、深読みする人には、まだまだ「地獄は続いている」とも考えることはできる。 見る人によって、解釈が異なるラストは悪くない。 部屋の秘密は明らかにはなっていないが、何もかも明らかにする必要もなく、神秘的なものは謎のままの方が“恐怖感”は高まるのではないか。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-01 00:35:56) (良:1票) |
3.この作品は〝音〟に気を遣っていると思います。例えば特に序盤では、グラスの触れる音やペンを走らせる音…そういった細かい音がちゃんと拾われているのです。こういう音というのは生々しくて神経を鋭くさせ恐怖を体感し易くする効果を促しています。さらに登場は少ないながらもホテルの支配人を演じるサミュエル・L・ジャクソンの怪しさも存分に生かされていますし、あの何の変哲も無いはずの1408号室の孤立した雰囲気も良く出ています。そしてドンドン主人公に迫ってくる危機を演出するCGもまた効果的だったのですが・・・、個人的には最初の方の〝いつのまにかチョコが!?〟や〝不気味な部屋に親父がポツンと座っている〟というシーンの方がずっと怖かったですし、水に襲われるシーンはもっとしっかり見せて欲しかったですし、途中の自殺してゆく幽霊?のCGは、本当に〝ホーンテッドマンション〟かってぐらいのもので本作とマッチしておらず興ざめでした。それでもテンポは良いですし、あの煙草スパッーはやっぱり決まってますね。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-11-28 18:42:57) (良:2票) |
2.《ネタバレ》 原作未読。色んなモノを見せ、感じさせ、宿泊者を自殺に追い込むお化け部屋。元は小説家でいながら娘の死後、売れない信じてもいないオカルト作家になってしまった主人公はずっと粘ってたから心の奥底にある娘に会えたんでしょうかね?部屋的には「これでどうよ?」ってトコか。 部屋での超常現象は、かつて宿泊した自殺者達の最後や殺人鬼、壁から血が流れたり、天井の裏に上がったら変なのに追いかけられたり、廃屋風になってみたりとキングっぽい描写がたくさんで飽きなかった。支配人役で出てきたサミュエル・L・ジャクソンは「お前どっち側だ?」と思える悪の雰囲気があったなぁ。 部屋の怨念がどこら辺にあったのかは解明されませんが、終始緊迫感が漂い良い雰囲気でしたね。エンディングは微妙だったので、もっとはっきりとバッドエンドに振るか、娘の出来事を吹っ切るハッピーエンドなど他の描写が欲しかった気がする。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-11-25 23:53:08) |
《改行表示》1.《ネタバレ》 ラストで悪しきものに火炎瓶片手にケンカを売る瞬間が最高に良かった。さんざんなめられたが、もうただじゃおかねぇ!と逆襲に転じて、相手のわずかばかりの抵抗はものともせずに、タバコをぷかっ~とふかしながら、無駄だと上から目線で吐き捨てる。死から生に転じた瞬間、ホラーからハードボイルドに転じた瞬間、この主人公が好きになった。この結果を望んだのかどうか分からないが、おそらくあの葉書を送ったのは、支配人なのであろう。ところで、テープに残った娘の声は、父親にとってどのようなものとして残ったのだろうか、母親にとってどのようなものとして残るのだろうか。。。 【リニア】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-11-23 21:58:47) |