《改行表示》124.《ネタバレ》 死んでるはずの男がガバッと起きた時にはびっくりした。あのシーンは秀逸。 若くて綺麗で妊婦の奥さんの登場シーンがやけに多い事に不吉な予感を感じていたら案の定。そういう予感が湧いてくる辺りから大まかな筋は見えてくる。可哀想な話を映画にしちゃったなあという感想です。 【ほとはら】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-04-16 15:41:05) |
《改行表示》123.《ネタバレ》 印象に残るのはやはりラスト。 ミルズ一家にやたらフォーカスを合わせる造りになっていたし、 ジョン・ドゥを交えた緊迫感のある終盤のシーンでは「あれ、もしかして・・・」という不安を煽られる。 ミルズの性格なら引き金を引いてしまうかも・・・と思ったら案の定。 終始、作中に漂う暗く陰鬱な雰囲気。 モーガン・フリーマンのおかげで、あまり胃もたれなく観られた。 後味は良くないものの、よくできた映画だと思う。 余談だが、序盤のミルズ夫妻との食事シーン。 モーガン・フリーマンのここまでの大爆笑顔を見られる映画はあまりない。 いろいろふまえて、映画のタイトル通り、7点。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-07-31 10:09:59) |
《改行表示》122.《ネタバレ》 元々、猟奇的な映画や残酷なシーンが多い映画が苦手で、余り観ることが有りません。 この作品を鑑賞する気持ちになったのは、評価が非常に高い事と、私の好きな俳優モーガン・フリーマンが出演していたからです。 製作から、既に四半世紀近く経っての初鑑賞となりました。 何と言っても、フリーマンとブラピ 退職間近のベテラン刑事と新米刑事 この配役の組み合わせが絶妙ですね。(流石に2人とも若い) 終始、観る者に不安感・緊張感を感じさせる展開は素晴らしいと思います。 ただ、内容は残酷極まりない「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件 一つ一つがおぞましい殺され方で目を背けたくなります。 既に5人が殺された後に、犯人が自首し、残りの2つ「嫉妬」と「憤怒」はどうなるのだろう‥‥‥まさか ‥‥と思いきや、その「まさか」でした。 「嫉妬」は新米刑事のミルズ 「憤怒」は彼の妻そしてお腹の子 やりきれない・絶望的な気持ち・虚脱感を感じたまま映画は終わります。 人間の心の中の宗教心と残虐性 相反する二つに心に対するジレンマが、犯人を駆り立てたのでしょうか。 ラストで犯人を、あっさり銃弾で殺しては、これまでの被害者が浮かばれません。 妊娠中だった彼の妻とお腹の子への復讐も、これだけではね‥‥ 復讐モノ映画が好きな私としては、そう感じました。 恐らく、この作品をご覧になった方の多くは、同じ思いでは? しかし、なるほど映画の完成度は非常に高いと思いました。 同時に、大きなやりきれなさを残した作品でした。 【TerenParen】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-10-23 00:27:30) |
121.具体的に良かったところを挙げるのは難しいかも。見事なまでに犯人にしてやられてるから後味悪いかと思いきや・・・ 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-08-10 01:38:35) |
120.《ネタバレ》 序盤早々に「七つの大罪」に気づくが、殺人を止めることが出来ない。ラストはちと尻つぼみに思えました。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-04-30 10:06:43) |
119.《ネタバレ》 後味が悪いですがやはり良い映画。ブラピ、モーガンフリーマンの演技がとてもよかった。特にラストシーンのブラピの悲痛な叫びが印象的でした。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-08-23 23:38:41) |
118.《ネタバレ》 最後三人での車中のシーン、あそこでよくない結末が予感されるんですが、その時にブラピが犯人へ話す内容。そしてあまりにも救いのないラスト。その両シーンの対象が印象的でした。 【ポン太氏】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-02-07 18:02:32) |
117.《ネタバレ》 全編にわたって横溢するダークで陰鬱な映像美は確かにそれだけで素晴らしい。そこに、個人的に大好きなナイン・インチ・ネールズの破壊的でノイジーな楽曲が乗っかってもう堪りません。まぁ、中身はショッキングなだけで薄っぺらいですけど。思えば、デビット・フィンチャー監督ってこの作品と『ファイト・クラブ』で自分のなかでは終わりました。この強烈な後味の悪さもグット!(自分、Mなもので) 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-21 18:19:54) |
《改行表示》116.傑作として名高い本作ですが、現在になってあらためて見返してみると、「よく出来た娯楽作止まりの映画」という印象です。公開当時の熱狂を知らない若い世代が本作を観た時に、果たしてこれを傑作と感じるのかどうかは疑問です。。。 本作の脚本を書いたアンドリュー・ケビン・ウォーカーはペンシルベニアのド田舎出身。脚本家を目指してNYに出てくるも、舞い込んでくる仕事は低予算ホラーの手伝いばかりで生活は困窮を極めていました。そんな中、スラッシャー映画の題材として目を付けたのがキリスト教の七つの大罪であり、このネタを足がかりとして、社会に対する個人的な恨みつらみをぶつけていくうちに『セブン』の原型が完成したのだとか。当初はホラーを志向していた作品だけあって、殺人の方法はバラエティに富んでいます。さらには、恵まれないインテリ特有の余計な薀蓄にも溢れており、作品にはなかなかのオリジナリティが宿っています。そして何より素晴らしかったのが、ウォーカーが社会に対して抱く怒りが、作品にドラマ性をもたらしているという点です。普段はホラー映画に出ることのないモーガン・フリーマンやブラッド・ピットが本作への出演を望んだのも、この部分が魅力的だったためでしょう(両者とも、キャリアの初期には貧しい下積み時代を経験しています)。。。 本作の演出を担当したデヴィッド・フィンチャーはサンフランシスコの高級住宅街出身。父親のコネを駆使して17歳で映画界入りし、25歳で自分の製作会社を設立、27歳で『エイリアン3』の監督に抜擢されるという、機会にも才能にも恵まれたキャリアを歩んできました。そんな彼は、持てる技術を総動員してこの企画を磨きあげ、当初はB級ホラーだった本作を、芸術レベルのビジュアルで彩っています。すべての場面が美しく仕上がっており、さらには娯楽映画としての呼吸も整えられ、文句なしに面白い映画となっているのです。ただし、ドラマ部分の訴求力が弱い点が気になりました。サマセットの抱く絶望感やジョン・ドウの抱く怒りがどうにも空虚であり、脚本に込められた思いがうまく映画に反映されていないのです。常に社会の表舞台を歩んできたフィンチャーは、ウォーカーとは正反対の人物。ウォーカーが社会に対して抱く怒りを感覚的に理解できていなかったのではないでしょうか。この点の弱さが、本作のリミッターとなっています。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-04-17 01:52:59) |
《改行表示》115.《ネタバレ》 バッドエンドといえば、この作品が浮かぶ。 箱の中身を見せなくても、主人公の衝撃が明確に伝わってくる。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2013-01-07 00:34:42) |
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114.《ネタバレ》 以前、飲み会の席で「『セブン』のどこがオモロイねん」という話になって、私は一応、「ホレ、冒頭のクレジットの文字がチロチロしとったやろ、アレが面白かったね」と答えておいたんですけど、今でも実際、そうだと思います。アレは良い(笑)。他の点はどうだろう。“サスペンス映画”のようでいて、あまりサスペンスがある訳でもなく。いや、そりゃま、殺害現場に漂う不気味さは確かにあるんですけれど、コレ、どっちかっていうと「バッチい」という範疇に入る、気味の悪さですよね。そこにハワード・ショアの「ホレここは不気味なシーンなんだよ」とわざわざ教えてくれるような音楽が際限なく流れ続ける。降り続ける雨がもたらす不快感、というのも、まあ気持ちは判るんだけど……。結果的には映画を「ただダークなばかり」の平板なものとしてしまっている面があるように思えちゃう。また、エゲツない殺人事件が描かれる映画で、残酷な場面(バッチい場面とも言う)があるものの、その「残酷な場面」というのは、実際には「被害者はこんな残酷な殺され方をしました」とセリフで説明されるだけだったりするのが、節度と言えば節度、限界と言えば限界。グロ描写に走ってくれとは勿論言わないけれど、コケ脅しのセリフを並べるばかりってのも芸が無い。肝心なところはセリフで描写。この映画から音楽とセリフを消したら、何が残るだろうか? ……アレ、ちょっと待てよ。ラストで「奥さんの首」が入れられたとかいう段ボール箱が出てきたけど、あの段ボール箱の中身もまた、映像で示されることなく、「セリフで説明された」だけ、だったよね。本当に首が入っていたんだろうか。もしも本当は空箱だったとしたら(そして犯人に、退職間近の刑事の共犯がいたとしたら? いやそれこそ、ミルズ以外の警察すべてが犯人の味方だったら)。などと考えると、この映画の「肝心なところはセリフで描写」というのも、なかなか侮れないなあ、と。そうそう、この映画、グロい映画の印象が強い割には、必ずしもグロ描写にばかり走ってはおらず、その代わりといいますか、様々な小道具が頻繁に写されます。特に刃物とか(エイリアン3の解剖シーンも思い出したり)。その「モノ」に対するフェティッシュな感じが映画を貫いていて、これは良いですね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-04 09:40:22) |
《改行表示》113. ストーリー自体は重厚では無いが、俳優陣の名演が映画に厚みをもたらしていた。 主演二人もさることながら、ケヴィン・スペイシーの演技は素晴らしい。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-30 23:37:56) |
112.《ネタバレ》 かなりヘヴィだったわ…。 7つの大罪をモチーフにしたこの映画、大食・強欲・怠惰・肉欲・高慢まではまあいいとして、嫉妬はミルズの家庭を羨んだジョン、憤怒は妻トレーシーを殺されて激高したミルズ…ってことは奥さんとお腹の中の赤ちゃんは完全に巻き添えってこと? …サマセットとミルズが犯人ジョンのアパートに乗り込んだあたりから、どうもジョンのミルズに対する深い憎悪が感じられるような気がするのよね。 完璧主義者ジョンは自分の計画を崩されたことにかなりの苛立ちを覚えて、その見せしめとしてミルズに究極の不幸を負わせた? あれだけ綿密な計画を実行してきたジョンだもの、本来はトレーシーのような大罪に関係ない人を殺す気はなかったはず。 7つの大罪に相当する7人を殺して終わる予定だったんじゃないかしら。 それがサマセットらの隠れ家発見によって計画変更を余儀なくされて、怒りの矛先は自分の感情をコントロールできない(=怒らせやすい)新米刑事ミルズに向けられた? 大体ジョンが本気でミルズの家庭を羨んだとは思えないし、後半は7つの大罪をどうにかコンプリートするための筋書き変更って感じだもの。 ってことはやっぱりミルズはジョンを撃つべきじゃなかったのよね。 ああいうタイプの精神異常者にとっては計画を台無しにされることこそが最大の屈辱なはず。 …後味はかなり悪いけど色々考えさせられたし、映画としてはとってもよくできてると思うわ。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-10 16:05:17) |
111.作中の言葉を借りるなら「深さが無い」お話なのに、ここまで評価が高いのは見せ方がうまいということでしょう。そのあたりは納得です。 |
《改行表示》110.《ネタバレ》 「7つの大罪」。いわばヤツの快楽殺人の動機付けでしかないのだが、何故、そこに執着したのかは語られていない。知性を兼ね備えIQが高く、自分が特別な存在と自惚れていた事、そしてそれを誰かに認めてもらいたかったのだろう。血まみれで自首してきて、そしてあのあまりにも残酷で衝撃的なラスト、ヤツの死をもって、「7つの大罪」という野望がコンプリートしてしまうこと事、すなわちヤツの行動心理自体が雄弁に物語っていたといえる。反社会的影響を残す罪悪人は大概にして誇大妄想癖を持ち合わせているものだ。 また、あの宅配便の中身を見せない演出は素晴らしい。倫理や画的なものも勿論あると思うが、観客の観たいという心理、欲求をうまく利用している。 雨が常に降りしきる陰鬱な中盤までとカラっと晴れて荒涼とした砂漠地帯との対比も素晴らしい。ラストでこれまでの鬱憤をはらすようなカタルシスはないのが残念ではあるが、 「彼の面倒を頼む」の一言があるだけでも少し救われた気持ちになったのは不思議だった。 とにかくかっこいいオープニングクレジットからじっくりのめり込める重厚な作品であることは間違いないですね。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-01 17:59:21) |
《改行表示》109.《ネタバレ》 これは『ブレード・ランナー』へのオマージュという話だが、モーガン・フリーマンの苦渋に満ちた演技がよかった。一方、“七つの大罪”うんぬんの犯罪シーンはまあネタで、この作品で意外と古びるのはここらへんからかな、という気がする。 映像はさすがなもので、特に終結部の郊外(変電所?)の風景は俊逸だ。こういう荒涼とした絵を邦画ではあまり見ない。ダイナミックさが足りないのである。その意味では大風呂敷の七つの犯罪シーンにしても、ちゃんと絵にできるという自負があるからやったわけで、おそらく日本映画でこれを撮ったら目も当てられないことになったろう。日本人は大人しい草食なのである。 【タカちん】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-17 01:16:00) |
108.よくできていますが、えぐいです。もう見たくないです。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-06 13:48:34) |
《改行表示》107.《ネタバレ》 見事に最後まで引き込まれました。 ラストのブラッド・ピットの苦悩する演技が素晴らしく印象深いです。 暗い雰囲気なのに映像が美しく感じました。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-02 01:22:20) |
《改行表示》106.メイン4人のキャスティングと演技が素晴らしい。 映像も美しく、映画の雰囲気作りに大きく寄与している。 【棘棘棘棘棘棘棘】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-23 21:32:24) |
《改行表示》105.以前読んだ少年ジャンプのナ○トの単行本の作者ページに、この作品のオチをネタばれされたという怒りのお話とともにそのオチまで書かれていました。私はそれによってネタばれされることに…(^-^;) 楽しめましたが、オチを知らないほうがもっと楽しめると思います。 【*まみこ*】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-05 00:12:46) |