《改行表示》14.《ネタバレ》 こんな重い内容だとは思っていませんでした。娘が母を理解し家族の再生でめでたしめでたしなんて単純なものじゃないですね、専業主婦万歳でもありません。 誕生日パーティで一家が揃うシーンは何かぎこちなく噛み合ってなくて観ていてソワソワ落ち着かない、「こりゃ期待はずれだったかな?」と思ったけど進むうちに気が付いたらすっかりまとまっていた。あのぎこちなさは演技、演出だったのか、そうなら凄い。 見せ場はやっぱり死期が迫った母親が娘に諭すシーンかな、でも私が印象に残ったセリフは「無い物ねだりはダメ、今あるものを愛しなさい」じゃなかったです。 「譲歩よ~」コレでした。優秀ではあるけれど「私が私が」と視野は狭いし余裕も許容もない娘、このお母さんは家族に対して見るべきところはしっかり見ている、見逃していないんですね。 夫と娘と息子の全てを受け入れ、見返りは求めず自ら去って行ったひとりの女性の人生かな。この母親の存在、生き方を家族が受け入れるのは無くしてからなんですよね、こんなものなのかな、ちょっと虚しかったりするなぁ。 メリル・ストリープ、ウィリアム・ハートにレネーちゃん、それぞれ存在感あって良かったと思います。浮気ははたしてあったのか、なかったのか・・・それを最後まではっきりさせない、暴くことなく終わらせたとこに品性を感じました。良作だと思います。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-25 02:56:15) (良:1票) |
13.メリル・ストリープは当然の巧演だが、娘役のまだ初々しかったレニーが決してメリルの貫禄に負けない存在感を放っているのに感心。父親役のウィリアム・ハートと三人で見事なコントラストを奏でていました。食い違うそれぞれの心情が細かく描かれています。う~ん・・・、今年の「マンマ・ミーア!」はこの頃のメリル主演で製作されてたらなあ・・・って、ちょっとだけ考えてしまいました。初登場シーン「オズの魔法使い」ドロシーのコスプレにもちょっとした衝撃(笑)この映画のレニーもそうだったけど、メリルって「プラダ」でのアン・ハサウェイ「ダウト」のエイミー・アダムスといい、共演以降台頭してくる若手女優の魅力をより引き立たせる技も持ってるんだよなあ・・・。 その辺が彼女がハリウッドで敬愛を受けているひとつのゆえんかもしれませんね。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-04 10:10:37) |
12.《ネタバレ》 殆どの登場人物の印象が初めと最後では変わって感じられるところが良いです。見えるものや見えないもの、見えていたと思っていても実は見えていないもの。それらに対する感覚や揺れ合いの表現がしっかりと出来ていたように思います。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-18 18:45:33) |
11.なんというか目立たない良さがたくさんあった。よかったですよ。特に感情の表現は凄くいい。7点とは名ばかりの7.5だね 【ばかぽん】さん 7点(2004-05-15 14:09:15) |
10.メリルストリープがすごい。冴えないおっさんも、なかなか感慨深い冴えてなさであった。鏡に映った母親の痩せた背中が印象的でした。いろんなところで感動できます。 【アンソニー】さん 7点(2004-05-01 15:00:28) |
《改行表示》9.重い癌を患っていた母親が死んだだけなのになぜ娘が取調べを受けているのか、なぜ娘はああも母に反感を持っているのか、などの疑問は展開と共に明らかになっていく。ドロシーに扮したメリルがかなりのボリュームに見えるのに、病にやつれてからはかなり頬がこけているように見える。(さすがに裸の骨が浮いてるのは吹き替えかもしれない)完璧な主婦というだけの母に反感を抱きキャリアウーマンとして仕事にこだわる娘。でも自分がいざ主婦をやってみるとそれがいかに大変でしんどいことかと思い知る。夫や子供達が何不自由なく自由にそれぞれの好きなことができるのも、彼らの生活基盤を支える地味で退屈な家事を担当する母がいればこそ。父はやはり仕事を口実に現実から逃げていただけなのか。あまりのしんどさに娘は切れてしまうが残り少ない命の母が娘に諭すシーンのメリルがいい。 【キリコ】さん 7点(2004-04-14 19:19:29) |
《改行表示》8.《ネタバレ》 ガンによってどんどん弱っていく母親のメリルストリープに圧巻でした。 母親が娘に諭すシーン、ホロリとしちゃいました。 【海賊】さん 7点(2004-02-14 22:15:54) |
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7.《ネタバレ》 メリル・ストリープは「マイルーム」での母親らしくない母親も似合うし、この映画の良妻賢母も完璧です。だんだん痩せ衰えていく姿をしっかり演じていてすごいです。レニー・ゼルウィガーも微妙な表情がよかった。かわいいし。ただ、せっかくいい映画なのに最後があっけなさすぎに思います。母親の死の真相を知ったのだから、もう少し時間かけてもいいんじゃないかなぁ。あんなにすぐ球根植える作業に戻られたらこっちが困る(苦笑)途中の母と娘のやりとりの方が心に沁みました。 【きょうか】さん 7点(2003-12-25 02:00:09) |
6.世界の女優:メリルによる、世界の主婦への応援歌。 兼業主婦しんどいわって甘ったれる時、この映画思い出す。 このお母さんだからいい娘になる。 娘レニーちゃんに教え諭す場面の泣けるのなんのーー。 【かーすけ】さん 7点(2003-05-19 09:35:52) |
【中野】さん 7点(2003-03-30 14:45:23) |
4.ストリープ演じる母性愛の強い母とその母を疎ましく思う娘。こんな関係はどこにでもあるものだと思います。この映画はただのお涙頂戴映画ではありません。普通なら、「ウゲエ」と思わずうなる内容かもしれないし、そう思う人も多いみたいだけれど、私はこの映画を観て、センチメンタリズムなどは感じなかった。むしろそれを排除した作品。そうでなければ、ただの安っぽい作品になってしまうから。ストリープの「幸せになるのは簡単。無いものねだりはせずに、今あるものを大切に、心豊かに生きることだ」(確かこんなかんじだった)という台詞は胸にグサリと突き刺さりました。ゼルウィガーのシリアスな演技もなかなか良いですね。彼女は女優としてこの映画で大きく飛躍したと、私は感じました。 【ノブ】さん 7点(2003-02-01 17:33:13) (良:1票) |
3.単純に見えてかなり複雑な物語なので、ボーっと観てるとテーマを見失う。娘が主人公ではありますが、父、母、娘、息子を、エピソードのボリュームは違えど同列に描き、どの立場をも肯定せず否定もしない。劇中、母親自身は父こそが家庭の中心であると娘に訴えますが、割れた皿の破片でモザイクを作るが如く、母が接着剤となって家族を結びつけているのは明らか。やがて娘も家族の結びつきの大切さを知ったかの様にモザイクを作り始める。それでも娘は、きっと母親の様には生きないでしょう。彼女には彼女の人生がある、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2003-01-12 18:51:58) (良:1票) |
2.前半だけ見てるとなんかシリアスで葛藤とかあって重いです。後半からが感動っぽい。メリル・ストリープも凄かったけど、レニー・ゼルウィガーが素敵でした。てかもう凄いかわいそな役だったんで娘のほうを応援してました。でも最後までなんかぱっとしなかったのがいろいろあって、特に父親がなんなの?って感じでしたね。。。 【バカ王子】さん 7点(2002-01-26 17:41:54) |
1.メリル・ストリープの演技力に脱帽。ストーリーは平凡だけど微妙な家族関係に共感する人も多いのでは。 【KARIN】さん 7点(2001-09-11 21:11:38) |