1.《ネタバレ》 公開時に見逃してから3年。
ずっと観たかったアジア映画。
遂に観ることに成功!
場所は北青山。
オシャレなバーで、入場者30人限定での上映。
スクリーンは小さかったが、とにかく待望の映画を観ることができた。
目当ては女優のグイ・ルンメイ。
日本人とは、また一味違った魅力がある。
なんというか、嫌味のないナチュラルな美しさ。
グイ・ルンメイが演じる女性が、台北にあるオシャレな街中で、オシャレな妹と一緒にカフェを営むという設定。
製作総指揮に、『珈琲時光』のホウ・シャオシェン。
まあ、これだけ揃っていれば、ハズレはない。
この作品のテーマは“物々交換”。
欲しい物を、貨幣ではなく、物で評価する。
その状況下では、物の価値は一般的な貨幣価値ではなく、当事者間の気持ちにより決まる。
人にはそれぞれ物に対する思い入れがあり、その思い入れによって、その物の価値は全く異なってくる。
その物々交換が、カフェで繰り広げられる。
正直言えば、この物々交換というテーマ、それほど面白くはない。
やはり、この映画の魅力は、「オシャレなカフェで働く美人姉妹を、ただただ鑑賞すること」に尽きる気がする。
少なくとも私は、グイ・ルンメイを鑑賞できただけで幸せだ。