2.《ネタバレ》 この映画は、エドガー・ライトの作品だと知った上で観るか否かで大きく評価が分かれそうなのだが、映画とは本来そんな観方をすべきではない。
…が、そんなことを百も承知でエドガー・ライト。
人類の危機よりパブ制覇。
だって俺には、お前たちみたいな家族も仕事もないんだぜ。
なんて切ない事情もありつつの怒涛の展開に、予備知識なしで観た人はぶっ飛ぶだろうね。
おっさんばかりでそろそろうんざりしてた絶妙のタイミングでロザムンド・パイク。
これにはやられた。
酔っ払いに邪魔されて地球人のしつけをあきらめた宇宙人って、意志弱すぎだろって思うけど、酔っ払いに何言ったって通じないんだから仕方ないよね。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」もそうだったけど、この監督は歪んだ世界を元に戻そうとせず、歪んだままで終わらせるってところが好きだな。
人には勧められないけどね。