3.《ネタバレ》 予備知識もなく、ジェイク・ギレンホールが出てるからってことで鑑賞。
この人好きなんだよね。それにサラ・ガトンの大胆シーンあり?
しかも複製されたってことはSFじゃん。面白そう。
でも、ドニ・ビルヌーブが監督なら、一筋縄ではいかないかもなあ……を現実にしてくれる映画。
瓜二つの人物がいることの事情を知っていそうな妻。
夫ではないと気付きながらベッドの上で身を寄せる辺りは、観ている方もかなりの緊迫感。
どうなっちゃうんだ、いったい。
え?役者の方、事故で死んじゃうの?
事故した車も恋人も教師のものだから、これからは役者として生きていくってこと?
翌朝、抱かれといてあまりにも何事もなかったような妻を訝しく思いつつ、寝室を覗いたギレンホールと共に、絶望感に包まれるラスト。
なんで巨大な蜘蛛に変身してるんだよ。
本当にSFになっちゃったじゃんか……という、さまざまな解釈を楽しめる映画。
この映画を読み解くには、私にはまだまだ時間が必要なようだけど、それもまた面白そう。気長に考えたい。
肝心のジェイク・ギレンホール。
この映画でもその豊かな表情で楽しませてくれたが、一番印象的なのは、サラ・ガトンが大学にやってくるシーン。
この時の彼の笑顔は、柔らかい上に最高に眩しい。
それが観られただけでも大満足な一本。