《改行表示》13.《ネタバレ》 まさかのどっぷり愛!行為をともなったがっちり愛。ウォン・カーワァイ、振り子が触れてしまったのかい?^ ^しかも愛が進みそれが薄れていくかもしれない段階。 トニーレオンとレスリーチャンの同性愛モノということは知っていたのだが、愛と愛から溢れる暴力的な触れ合いに飲み込まれるような思いだった。しかも男と女のようで。 母国からみて地球の裏側で愛し合う男と男。行き着く先は私はハッピーエンドに思ったのだが…。 地球の裏側か…。感覚としては地球の果てで愛し合うアジアの熱いハート。母国の心を捨てずに異国アルゼンチン、ブエノスアイレスをいく男たち。 【JF】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-09-13 23:34:01) |
12.ホモカップルの痴話喧嘩を延々と見せられるだけなのだからタマッたものではないが、ウォン・カーウァイ監督の手にかかれば、途端にお洒落な映画になってしまう。同性愛、地球の裏側、世界の果て。究極の純愛映画か。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-27 08:58:17) |
11.台湾でも香港でも日本でもどこでもいい。地球上で、自分の日常の場所からいちばん遠いところへのさすらいだ。私の場合はブラジリアでありジョビンでありファベーラだ。わたしは、他人との濃密な愛の幸福の時間を共有した経験のない、孤独な人間だが、もし、相手がいたとしても孤独にはかわりないであろう。でも、できれば、ひとのいる場所にいたい。最後に、とてもいいことを言っている。”その気になれば、あいたいときにいつでもどこでも会える”と。、、、、、、ひとの生きている時間はとても短い。 追加!同性愛の描写について。この映画のばあいは完全に”ファッション”(=風景)だな。 【男ザンパノ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-04-03 01:16:21) |
10.《ネタバレ》 別れてはよりを戻すことを繰り返す二人の男が地球の裏側、ブエノスアイレスに何かを求めて旅立つ。コツコツとお金を貯め、生活の基盤をしっかりと持つファイ。対照的に奔放で、だれかれかまわず寄生することでしか生きることが出来ないウィン。ファイは異国の地であっても帰る場所を確保する。一方、どんなに離れようとしてもウィンにとっての帰る場所はファイでしかない。しかしファイにとっての帰るべき場所は、第三の男によって香港であると気づかされる。そして疎遠であった父にウィンのお決りの言葉「やり直そう」が告げられる。この年、香港は中国に返還された。しかしそれ以前もそれ以降も香港は香港でしかなく、愛すべき場所、帰るべき場所として存在し続ける。そのことに気づいた男と気づかない男の破局の物語、、と、とるのは穿ちすぎでしょうか。ラストの「会いたいときにいつでも会える」は帰る場所を見つけた男の幸福感から放たれた言葉のような気がしてならない。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-03-01 17:14:28) |
《改行表示》9.地球の裏側で“正真正銘”に愛し合った彼らの想いの行き着いた先は、結局何だったのだろう。巨大な滝に流れ落ちる水のように、様々な想いが渦を巻き、説明を許さないままに靄の中に消えていく。正直なところ、消化不良な感もある。しかし、彼らにとって行き着く先の答えなど、もともと無かったのかもしれない。ただただ無性に愛し、無情に別れる。永遠にそれの繰り返しだったのではないか。 とにかく、ひたすらに愛し合う姿を見せつける俳優たちに圧倒される。実は、あまり同性愛映画は好きではないのだけれど、そこに映し出されたものは、軟弱な拒否反応など一蹴する、世界の果ての純粋すぎる愛の形だった。 【鉄腕麗人】さん 7点(2004-11-13 21:52:23) (良:1票) |
《改行表示》8.《ネタバレ》 最初見た時は、冒頭のシーンにかなりびっくりしてしまい、一通り見たけれども、どんな内容だったかあまりよく覚えていませんでした。 しかし、この作品を見た方の感想を見ているうちに、もう一度見たくなり、慌ててレンタル店に駆け込み、この作品を借りて再び見ました。 そしたらもう、レスリー演じるウィンの我侭っぷりが、とても印象的で可愛くって、特にラストに差し掛かった時のウィンの姿が、凄くジ~ンときて、思わず静かにそっと、ウィンの側に居てあげたいなあ、と感じました。 凄く素敵な作品です。そしてレスリー、凄く最高ですっ! 【まるこ】さん 7点(2004-08-11 16:48:39) |
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7.テーマ的に王家衛でもあまり観たいと思わなかった作品なのですが、なかなか切ない展開に最後まで一気に観れました。でも映像と、ピアソラ、滝で押し切った感がします・・・ でも嫌いではないです。 【rexrex】さん 7点(2004-06-12 12:20:55) |
6.せつなくて、ほほえましい映画。キワモノだって見られてるけど、そういう映画ではないと思った。陰鬱とした雰囲気、トニーの葛藤、チャンとの出会い別れ、イグアスの滝、最後に全てをさっぱりと洗い流すエンディング。展開の妙を感じた。ただ「彼氏(彼女)が最近なんか冷たい」というような友人ののろけ話を聞いているようなぐだぐだ感はある。好き嫌いはあるだろね。 【まこと】さん 7点(2004-04-16 16:10:53) |
5.いい役者だなあ、レスリー・チャンて。さらばわが愛も、このブエノスアイレスも彼じゃなきゃ。他の役者なんてもう全く想像できないもの。すごいよ。何で死んじゃったんだろう、あらためて、合掌。 【大木眠魚】さん 7点(2004-01-03 16:02:33) |
4.同性愛モノの映画は「ブエノスアイレス」「ジュテーム~」「傷ついた男」と3本観たんだけど、これが一番ソフト。そのぶん楽に観れました。同性愛への偏見だとか、同性愛独自の悩みだとかが描かれていないので、普通の男女の恋愛みたいですね。レスリーもトニーもいい演技なんだからちょっと切なくなってしまいました。最後にメイキングが入ってたんですが、トニーの「ブエノスアイレスに着いて内容を聞いた」って、レスリー相手なんだからかなり焦ったろうに。これがマジで笑えた。関係ないけど、レスリーのジャケットカッコいいです。それにしても男の同性愛って、どうして必ずパンツがブリーフで、しかもそれが眩しいくらいの白なんだろう? 【fero】さん 7点(2003-12-10 19:53:53) |
《改行表示》3.《ネタバレ》 冒頭のシーンを見て「このまま見続けられるだろうか(汗)」と心配になりましたが、だんだん引き込まれていきました。トニー・レオンとレスリー・チャン。ほんとにうまいですね。役者魂すごいですね。トニーが仕事先の後輩に「なにか吹き込んで」とテープレコーダーを渡され、吹き込もうとして泣いてしまうところはこっちもグッときました。あと、香港の父親に電話して切られてしまったときの泣きそうな顔。この人は微妙な表情がとてもうまいです。レスリーは危うい魅力全開。レスリーの死後、出ている映画を観るたびに惜しい人を亡くしたなぁと思います。最後はトニーが笑顔になれて安心しました。レスリーは自業自得かなと。切ないですけど。 【きょうか】さん 7点(2003-09-13 07:51:33) |
2.刹那的なやるせない映画です。レスリーにだったらブエノスアイレスで置き去りにされてのたれ死んでもかまわない。トニー・レオンと彼を慕う青年のエピソードが、いい息抜きになっていてホッとさせます。「シャルタリングスカイ」とか、この映画とか行き場のない倦怠感に魅せられてしまいます。またいつか見直してみたい映画のひとつです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-07-08 02:42:32) |
1.ウォン・カーウァイお得意の切ないラブストーリー。…と言うか、まずはこのストーリーの設定であるホモセクシャルに対する考え方次第ではかなり評価が分かれそう。単純にラブストーリーとしてなら、ムードもあるし、トニー・レオンとレスリー・チャンのカップル(!?)も違和感がなく観れたほどの説得力と表現力があったと思う。 【びでおや】さん 7点(2001-11-21 01:25:11) |