《改行表示》20.《ネタバレ》 ミュージカルってどちらかと言えば苦手で詳しくもないんですが、それでもパフォーマンスの凄さとか構成がいかによく練られているか、みたいなのは素人が見てもちゃんとわかりましたね。特にバーナムがフィリップを勧誘してるシーンの振り付けには感動しました。バーカウンターの上をショットグラスが乱舞するあのシーン、ほんの少しでも手元が狂ったりタイミングがずれたら台無しになってしまうのでは?いいもんを見せてもらいました。 最近の世の中の風潮を見てると、少数派のために多数派は配慮して社会の仕組みを整備して受け入れろ、さもなくば暴力に訴えるぞみたいな主張が当たり前にされてるように見えて、はた目から見ててふざけんなと思ってました。でもこの映画は自分の価値は自分の力で証明する、自分の居場所は自分自身で勝ち取るぞ、みたいな気概を感じられて心地よかったです。だからこそ興味ない私でもミュージカルシーンに心動かされたんじゃないかと思います。相手のいいところが見えなければそりゃリスペクトなんて生まれませんわ。こういう形の主張が主流になってほしい。 【池田屋DIY】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-04-21 11:03:20) |
《改行表示》19.《ネタバレ》 とにもかくにも音楽がいい。疲れた心を鼓舞されるような力強さがあります。世間一般にたいていの人はマジョリティのように振る舞っていますが、実は誰しも何らかのマイノリティであるという自覚や自負や負い目を持っているように思います。だからこの作品で展開される〝ショー〟を見て、つい応援したくなるのかなと。 一方、主人公がかならずしも聖人君子ではないところが面白い。純粋にマイノリティに活躍の場を提供しようと思ったわけではなく、それが世間に受ける、カネ儲けができるという冷徹な計算があるわけで。美貌の歌姫でさえ単なるカネズルであり、一線を超えそうになったところで逃げるというのも潔い。まさに天賦の興行師だったということでしょう。 ただし、そういう特異なキャラクターでありながら、人物の描き方としては浅いのが残念。音楽とステージに力を入れすぎたためか、最後は唐突に聖人君子になってしまいました。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-02-27 23:50:18) |
《改行表示》18.批評家からは散々だったのに作品としてはヒットしたというのがすべてだと思います。 金儲けに走り家族よりも歌姫にうつつを抜かす主人公にもご都合主義な展開にも感情移入できないものの、楽曲のクオリティーやワクワクさせるショーの演出、自信満々でめちゃくちゃイケメンな主役のヒュー・ジャックマンを見たらなんかわからないけど許せてしまうって作品なのかなと。 私もそんな批評家の評価と興行収入の賛否に興味が湧き、Blu-Rayを購入したら二度三度と見返しているヒュー・ジャックマン好きです(笑) 【まさかずきゅーぶりっく】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-03-04 20:59:23) (良:1票) |
17.《ネタバレ》 身体的特徴のある人を自分の欲望のために見せ物とする導入部分が、どうも受け付けませんでしたが、事実としてサーカスにはそういう性質があったので仕方がないのかも知れない。最後、どのように消化してくれるのか期待していたんですけど、なかなか。その辺を割り切って観るとエンターテインメントとして素晴らしいミュージカル作品でした。短い時間で何度も鳥肌が立ちました。映画館で観賞していれば、さらに良かったんだと思います。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-16 23:50:56) |
《改行表示》16.ミュージカルとして観るのはとてもいい。 のっけから足でリズムを取ってしまうほど。 ストーリーについては、あんまり望みすぎてもいけないんじゃないかな。ミュージカルなんて昔からそういう楽しみ方はしない気がする。 発見は、以前ならレベッカ・ファーガソンに惹かれてただろうに、今はミシェル・ウイリアムズに魅力を感じるようになったことかな。 作品にも恵まれて、いい役やってるなあ、という印象。 |
15.《ネタバレ》 少しストーリーで美辞麗句になりすげていないだろうか?それが気になる。あのサーカス団だと、今では差別主義的にならざるを得ないと思う。ナンバーでイケてるものも、2,3曲あるのだが・残念。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-22 14:48:02) |
14.映画館で見そびれて7点って申し訳ないのですが、劇場だときっと8点だったと思います。ストーリーをもう少し丁寧にしてほしかったのですが他は申し分ありません!完璧なショーです。ため息、ヒュージャックマンのためのあの衣装でしょうね、足長すぎ!シルエットからしてきれいすぎて後継者ザック青年がかわいそう💦舞台があったらみにいきたいです。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-10 17:00:56) |
13.さすがエンターテイメントの国ですよ。歌、ダンス、セット、映像とCG、演出等々、揃ってハイレベル(さすがにレベッカ・ファーガソンの歌声は吹き替えだったみたいだけど)。ストーリーも一応は起承転結があって、まあまあ面白かった。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-29 00:30:47) |
《改行表示》12.楽しい! ミュージカルはこうでなくちゃ。 歌とダンスはもちろん、ド派手な衣装もお約束ですな。 特にダンスの3次元攻撃にやられた。 フリークスや階級社会といったナーバスな話も出てくるけど、昔の話だもん、いろいろあったろうけど楽しきゃOK! てなノリだから、アカデミー賞とは無縁だけど、自分的にはラ・ラ・ランドなんかより全然好きですね。 【まかだ】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2018-10-20 21:50:39) |
《改行表示》11.この作品の魅力は歌とダンス、そして実在の人物を元にしていること。 歌とダンスはやはりグッとくるものがありますねー そして歌やストーリーに込められたメッセージも、 今のこれからの時代にピッタリな感じ。 背景の雰囲気も当時のニューヨーク感が感じられてよかったですねー しかし起承転結がはっきりして予定調和なストーリーゆえに、 展開がわかりやすく先が読めてしまう。 ミュージカル映画なのでそのほうがいいのかもしれないが、 そこを裏切ってくれる展開があればもっと楽しめただろうなーと思いました。 【ゆにお】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-09-27 14:59:03) |
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《改行表示》10.《ネタバレ》 オープニングから惹き付けられ最後まで一気に駆け抜けて行くような映画で、ミュージカルシーンは楽曲を含めどれも素晴らしかった。 ただ、苦悩や葛藤、周囲からの嫌悪や失望などの人間ドラマは深彫りせず、むしろばっさりいっており、人生山あり谷ありと言うが、山のみを編集してくっつけ、コンパクトに100分程度でまとめましたという感じ。観たあとそんなに心に残らないのが残念。 あと20分程度長くして、人間ドラマを厚く描けば名作になり得たのでは、と思うが、最後の「最も崇高な芸術とは人を幸せにすることだ」というメッセージがこの映画自体を肯定しようとしているようであり、最近ネットでもよく見られる「私生活でしんどい思いをしているのに映画やドラマや漫画でもしんどい思いをしたくない」という現代的な流行りの風潮(努力も苦悩も挫折もないストーリー)にはまっており、時代に合わせた映画なのかなと思った。 【eureka】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-07-15 21:13:49) |
《改行表示》9.《ネタバレ》 話の流れはある程度読めるがそこを楽しむ作品ではない、ミュージカル。 メインテーマは中盤で一度使われ、最後にもう一度かかる、「THIS IS ME」 この曲がこの映画のテーマであり全て。 小難しいことは考えずにこれが私!楽しんじゃおう!と思える気分の時に見ましょう。 演劇部分は想像以上に少ないのでミュージカルが嫌いな人には厳しいと思います。 【江戸前田】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-05-31 09:14:32) |
8.それほど期待してはいなかった。実在の興行師P.T.バーナムのダークでダーティな部分は避けては通れない。またストーリーが薄っぺらで紋切り型なのはいろいろ聞かされていたため、あの評論家のように醒めた目線でレビューしようと思ったものである。当然ながら、彼の負の側面は徹底的に排除され、家族のため、フリークスのために奔走する"救世主"として描かれる。偽善か否かの葛藤も、仲間たちのドラマも簡素に描かれていただけ。起承転結で全てが綺麗事で終わる。しかし、そんな山積みの問題など製作者側は百も承知なのだろう。ヒュー・ジャックマンのスターパワーでP.T.バーナムを善人(辛うじて俗物)として魅せ、ストーリーの細かすぎる粗もパワフルな楽曲の数々で圧倒して、強引に引きずり下ろす。フリークスを見世物にして金儲けなど当時でも倫理的に問題はあったと思うが、結果的に救われて、誇りも居場所も手に入れた人たちがいたのは事実だろう。ラストの彼の格言にて「最も崇高な芸術とは、人を幸せにすることだ」は、今日の映画興行の本質を突いている。大多数の現実に疲れ切っている人間が、タルコフスキーやミヒャエル・ハネケの作品を咀嚼して、思考を巡らせる余裕なんてない。「映画はやっぱりこうでなくちゃ」と夢を見させてくれる娯楽を求める人が多い以上、恐らく本作も細かいことは気にせずこれで良いのだろう。 【Cinecdocke】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-05-22 23:10:16) |
7.《ネタバレ》 ○これぞミュージカルという作品。あまり自身の好きなジャンルではないが、オープニングからエンディングまで歌にダンスに楽しめた。○この手の作品なら絶対に主人公に苦難が訪れるものだが、それも終盤に家族とサーカス仲間との喪失という形でようやく訪れる。それでも主人公は妻、サーカス仲間と一緒に歌って解決とあっさり。サーカス仲間については直前の火事でフィリップを助けるというワンシーンこそ挿入されているが、妻に関しては特に伏線もなし。それも含めて歌で表現なんだろうが、もう少し時間を割いても良かったのでは。○特に歌が良く、ヒュー・ジャックマンもパフォーマンスが素晴らしかった。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-03-22 23:27:12) |
《改行表示》6.スピーディーなストーリー展開。耳に残る音楽。 見てる側に考える隙を与えないほど、ストーリーはドンドン進んでいく。 日本でもこのようなエンターテイメントに特化したミュージカル作品がこれから作られるのではないかな?と予感させる作品です。 【tonao】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-03-21 21:28:58) |
5.《ネタバレ》 短くまとまっていて良い。起承転結がしっかりしており、だらけない。ザック・エフロンはカッコ良かったし、安定のええ声。 【なす】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-03-13 11:26:25) (良:1票) |
《改行表示》4.《ネタバレ》 IMAXにて鑑賞。 頭から尻尾まで歌とダンスの迫力と楽しさで貫かれたザッツ・エンターテイメントな作品であり、音響に恵まれたスクリーンで見る価値が充分にありました。とにかく楽しくてずっと見ていたいほどの幸福感があって、良い意味で実際の上映時間よりも体感時間の長い作品でした。 さらに驚かされたのは観客に余計な頭を使わせないよう無駄が徹底的に削ぎ落とされ、情報量がコントロールされた脚本の質です。例えば、生涯続くこととなるバーナムとチャリティの精神的なつながりの強さを序盤における以下の3つの描写で説明しきっています。 ・下層の出身だからという理由でチャリティの父親から蔑まれるバーナムと、そのバーナムに寄り添おうとするチャリティ ・海岸での二人の密会 ・廃墟の邸宅をファンタジーの世界に変えるバーナムの想像力とパフォーマンス、そして、それに魅了されるチャリティ さらには、その後のバーナムのすべての行動はこの3つの描写に象徴される彼の個性【上流階級に対する反骨精神】【男性としての魅力】【自分の夢に他人を取り込む力】を源流としたものであり、人物描写を実に簡潔に終わらせているのです。 全体的な構成も恐らく意図的に紋切り型を通しているのですが、そのことによって状況説明がほぼなしでも映画として成立するという効果が上がっています。歌が始まると物語の進行がピタっと止まってしまい、詰め込める情報量に限界があるというミュージカルの欠点を考慮した構成なのだろうと思いますが、これほど直感的な理解が可能な映画も珍しいと思います。 ただしこれって諸刃の刃で、製作者が意図的に切り捨てた深みという要素が本作の欠点にもなっています。鑑賞後数日経過してからこのレビューを書いているのですが、鑑賞直後には「傑作中の傑作!ここ何年間で最高の作品!10点満点!」と思っていたものの、現時点では私の頭の中に驚くほど何も残っていません。 後々振り返ってみると、ネタふりだけで明確な回答が出されていない要素もいくつかありました。ひたすらに上を目指して止まらなくなるバーナムと、今の成功を充分としてここに留まることを願う周囲の人々との間で起こる軋轢や、フリークスの味方として成功を収めたバーナムが無自覚のうちに差別者側に回る件については、当事者達がどう納得して元サヤに戻ったのかがはっきりしていません。 確かに放火や破産という大イベントはありましたが、でもそれってバーナム側の事情ですよね。重要なのは一時期バーナムに不快な思いをさせられた人達がいかにしてバーナムを再度受け入れるかなのに、彼らが心情面でどう折り合ったのかが見事に誤魔化されています。もしこの辺りをうまく扱えていれば美談の中の良いスパイスになった可能性もあったのですが、全体のテンポを重視してこれらが切り捨てられたために、どこか絵空事を見せられているような後味になっています。 この手の人生讃歌的な映画って、見たことが人生のプラスに働くほどの強烈なパワーを持ってこそ傑作だと言えると思うのですが、本作はそのレベルには達しておらず、よくできた娯楽作に留まっています。どこかに強烈なサムシングが宿っていれば問答無用の傑作になったかもしれないのですが、本作は鑑賞後数時間でほとんどの要素が流れ去ってしまうのです。批評面での苦戦も、この辺りに原因があるのではないかと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-02-28 00:10:56) (良:1票) |
《改行表示》3.《ネタバレ》 人類の祝祭 この類のミュージカルは一度成功させてから地の底まで落として再復帰する。先は読めてしまうがそれでイイと思わせるくらいド直球なミュージカル映画。初っ端からテンションを頂点へと持って行き、歌から歌へのテンポも良く、お話も歌の中にぶち込んでいるのでスピード感があり、そして挫折の所からの復帰が早いのも嬉しい。きっかけを作るための悪者はいても、基本的に主人公を囲む登場人物いい人ばかりで気持ちが良い。 そしてテーマも「家族大事!」はともかく、人種や障害、見た目などで孤独になっていた人々がショーを通して自信と誇りを得ていく過程が素晴らしい。彼らが中盤歌う戦いの歌は心に響く。新聞記者の「人類の祝祭」という表現も最高だ。 最後テントでショーをして行くというのも、なんだかわかっちゃう感じでしたがヒュージャックマンは良い相方を持ちましたね。 満足の一本です。 【えすえふ】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-02-24 11:39:24) (良:1票) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 歌と踊りは圧巻で文句なしに楽しめた。だが、ストーリーがやや単調というか、浮き沈みはあるものの予想の範疇過ぎて‥‥全てが予定調和に感じられた。 さあ、サーカスを始めるぞってなってすぐ成功しちゃって、一気に金持ちになってたじゃん。いきなりそんな儲けられるのかなぁと、やや冷やかに見てしまった。 途中で見せ場を掻っ攫う歌姫とか‥‥あれ?なんか違う方向に行っちゃったなぁと思ってしまって。サーカス放ったらかして公演ツアーに行くとかどうなん?金を手にした途端欲にまみれまくってるやん(笑)歌姫は結局どうなったのか。スキャンダルとか必要あったの? もうちょい人間ドラマに力を入れてくれてれば心揺さぶられたのになぁと思う。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-02-21 11:37:30) |
《改行表示》1.《ネタバレ》 音楽とダンス最高でした♪ This is meのひげの女性、迫力声量凄かったです。 ジャックマンさんとエフロンさんのカウンターのやり取りも楽しかったなぁ。 奥様役のウイリアムズさんも清楚で素敵でした。 しかし、個性的なサーカス団員のエピソードとか、義理の父との関係とか、もうちょっと盛り込んで欲しかった。 例えば、歌の部分を増やしてショーや綺麗さを中心にするのか。 それとも、人間関係を掘り下げてこちらの心情に訴えるのか。 どちらかに徹すればもっと素晴らしくなったかも、と残念にも思いました。 そんな言っていますが、やっぱりミュージカルは良いな~! 大画面で音響も良い劇場で観て、満足しています。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-02-19 14:10:49) |