7.《ネタバレ》 「ロッキー」第1作で、ロッキーとアポロ・クリードが闘ったのは1976年。
随分時が流れた。もうエイドリアンもポーリーもミッキーもいないけど、
40年以上もの長きにわたり、世代交代をしながら、形を変えながらも、
いい意味でよくぞ「ロッキー」の世界観をここまで引っ張り続けていると思う。
アポロが叩きのめされ、代わりにロッキーがリベンジに立ち上がった「ロッキー4」。
本作ではその息子が一度は敗れながらも再び立ち上がり、リベンジを果たす。
ラストの再戦の結果がどうなるか、もう見る前から分かり切っているのですが、
この王道ストーリー、この予定調和でなければならない映画もある。
試合中に流れる「ロッキー」のテーマ曲がやっぱりいい。
試合後のアドニスとビアンカの姿に、かつての試合後のロッキーとエイドリアンの姿を思い出す。
しかしそれよりも、かつてソ連を背負ったマシーンのようだったドラゴ父と敗れた息子の試合後の姿が印象的でした。