《改行表示》17.《ネタバレ》 アメリカ発のパニックものとしては一番楽しめた。 乗客がパニックなるのではなく、乗客の素知らぬところでエンジニアが爆発の恐怖と戦っている演出が面白い。 爆弾の時限装置除去のシーンでは、ひたすら細かい戦いが続き、見ているこちらもシビれて疲れたが、最後の赤と青の嘘を見抜くシーンはハッとさせられた。 見事なラストシーン! 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-01-09 21:50:22) |
16.人間関係の各ドラマが薄いし、子供の不祥事や母親の無責任さなど不愉快な思いもあったが、ヘリから爆発処理チームが降下し船に乗り込むシーンや、爆弾処理の緊迫感には目が離せない迫力があった。特におどろおどろしい音楽が入らず静寂な中での作業がいい。リチャード・ハリスの癇癪声は哀愁を帯びていてセクシーだ。彼の仕事ぶりはうずくまって手先を動かすものばかりで、派手な動きはほとんどない。しかし作業中の集中力が生み出す緊迫感は、観ているこちらがまるでアクションものを味わっているかのようだった。 【tony】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-02 00:19:32) |
15.《ネタバレ》 曇天の荒海へ降下の際の臨場感、爆弾解体の緊迫感は特筆ものの素晴らしさ。一方、登場人物の掘り下げの浅さに比例した物語の深みのなさが残念。数ある突っ込みどころで目を瞑れないのがクライマックスの切断シーン。あれが判断違いであれば部下達も揃って吹き飛ぶことになります。余談ながら「マクレオド警視は誰かに似ている、誰に?」の答えを知り「若いっ、ふさふさしてる」仰天しています。 |
14.《ネタバレ》 今のご時世、映画環境から見れば物足りなさを感じますが、余分な脚色、演出、CGが無い分、却って素晴らしく感じます。最近の映画、アニメ、TVドラマの多くが、ストーリーをコピーしているのは明かで、爆弾×閉鎖環境×時間との闘い、そしてラストの爆弾解除のシーン。ただ、物足りなさを感じたのはそれぞれの人間関係や犯人の動機や背景の掘り下げ。描かれてはいますが、一人でやったにしては爆弾量が多いし、冷遇されたことへの恨みとすれば、より主人公との繋がりエピソードが詳しく書かれていてもよいのかも。とは言え、この分野のパイオニア的作品で優れた作品です。 【プライベートTT】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-25 10:22:03) |
13.《ネタバレ》 爆弾処理のサスペンスもの、同時に進む犯人探しの捜査もあざやか。構成は合格だ。だが残念に思えるところが多い。第一に伏線が活かされていない。乗船に脱落した海軍のメンバーに変わって船員が参加するが、その後活躍しない。船員の嘘を見破った町長も、結局何の活躍もしない。浮気したことあるのと奥さんに問われるが、あの奥さんじゃ誰だって浮気したくなると思うよ。捜査員の一人の家族が船に乗っている。彼の苦悩が思いやられるが、さほどの心情も表わさず普通に心配するだけ。これらはもったいないですね。彼らをヒーローに仕立ててこそ映画は面白くなるというもの。第二に演出の問題。子供が勝手に厨房に忍び込み、子供を探しに来た給仕と共に爆発に巻き込まれる。給仕は死亡するが、子供はそれを嘆くどころか、父親にそのことを誇るような電話をする。母親も給仕に対して何とも感じていないようだ。悲劇を盛り上げる気がないのか。船長とその恋人の曖昧な恋は最後まで煮え切らないまま。美人でもない中年の恋人に辟易。爆弾が仕掛けられてあり、生きるか死ぬか、絶体絶命のピンチである。それなのに仮装パーティなど開くか?皆思いっきりつまらない顔をしているが、それなら参加しなければいい。このあたりの不用意な演出で作品に散漫な印象になっている。追い詰められた乗客の演出が必要。爆弾は二回爆発するが、被害かよくわからない。爆発で穴の開いた船を見せていないから。船長も妙に落ち着いている。爆弾のある部屋を閉鎖しておけば、全部爆発しても船は沈まないと思えてくる。爆発があっても乗客の態度に変化はない。これではだめ。徐々に盛り上げなければ。監督はパニック映画の基本がわかっていない。最後はキャラ設定。犯行手口と犯人のキャラが合致しない。刑事に船のパンフを見つけられただけで鼻血を出し、すぐに自白。動機は自分を重用しなかった政府への復讐とお金。金の回収に失敗すると、取り決めは全てキャンセルと丁寧に電話。あの方法では失敗するだろう。平凡過ぎて、複雑なトラップを仕掛けた犯人とは思えない。「スピード」の爆弾犯のような毒が欲しい。一方主人公の破天荒な言動や行動は個性的で好ましい。犯人は上司だったわけだが、両者の関係をもっと踏み込んで欲しかった。作品に重みが出る。七つのドラム缶をどうやって運んだのか?船があれだけ揺れて爆発しないのは何故? 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-11 10:42:39) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 パニック映画と言うより爆弾処理と犯人探しによる息詰まる緊迫感が見どころ。豪華客船に仕掛けられた爆弾は7カ所で、1個や2個爆発しても船が沈没するような致命傷にはならないようで、乗客が騒ぎ出すほどのパニックには陥っていない。それによって作品としては地味な感じにはなっているが、爆弾処理の描写の緻密さによって緊迫感はより盛り上がるものとなっている。犯人の人物像がやや希薄なのと、最後の決断をにおわす伏線がなかったのが残念。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-27 00:00:13) |
11.《ネタバレ》 リチャードハリスカッコ良くて、大好きです。しかし、主人公、最後の最後で大ミスしてると思いませんか?もし、あのまま、線を切って爆発してたら、他の爆弾に控えてた作業班の連中、間違いなくドカンの線切るでしょ。 【代書屋】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-26 01:06:26) (良:1票) |
10.ミッキーマウスの置時計が堂々と小道具として使われている事に驚き。今なら絶対にディズニーが許さないだろう。爆弾テロの映画ですよ、コレ(笑) 【Junker】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-08 02:03:03) |
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9.《ネタバレ》 豪華客船での船旅はノーテンキな雰囲気を醸し出し、対比的に爆弾テロによる暴力描写が非常に重い物語を生み出している。俳優よりもドラム缶が写っている時間の方が多いのでは?と思わせるほど爆弾処理の描写が淡々と延々と続く。だが面白い。練りに練られた起爆スイッチをひとつひとつ解除していく様を大写ししていくため、自ずと観客が爆弾を解体しているような擬似体験ができ、緊張感が生まれる。演出・演技とも非常に上級な作品だと思う。 【しぇんみん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-04 00:03:37) |
《改行表示》8.爆弾の解体シーンにおける、「赤か?青か?」の大定番を生み出したと言われる本作。 大定番の「初出」に相応しい見事なサスペンスアクションを堪能出来た。 冒頭の船出のシーンと“ブリタニック号”という船舶名から、海洋パニック映画の雰囲気を携えて映画はスタートする。しかし、その雰囲気を良い意味で一変させて、船上の爆弾解体と本国での犯人捜しという2本のラインを並行させてサスペンスフルな展開が巧みだったと思う。 ストーリー自体の巧みさもさることながら、やはり何と言っても特筆すべきは、爆弾解体の緊迫感だろう。 爆弾犯が仕組んだ幾重ものトラップかいくぐりながら解体していく様は、このジャンルの映画の常套手段的な演出であるが、その礎となった今作の”オリジナリティ”は上質で印象的だった。 それにしても、今作のタイトルを知ったのは映画「交渉人 真下正義」で犯人が引用したことからだが、このように優れた映画でもタイトルも知らない映画もまだまだ多いのだろうと思う。 観なければならない映画は尽きない。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-01 23:20:15) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 「ジャガーノート」の語源はヒンドゥー教のヴィシュヌ神の八番目の化身であるクリシュナの異名とのこと。 止めることのできない巨大な力、圧倒的破壊力の意味を持つ単語。 これを知って原題の意味がやっと理解でき、勝手に思っていたnote、爆弾の解除マニュアルから脱出。 緊迫感があり次の2点以外は凄く面白かった。 ①この大掛かりな爆弾と船内設置をする組織とかチームの存在は? 数人では無理。見逃したのかな~。 ②有名な赤線、青線で何故犯人は嘘をついたのか?命を助け、教え子でもあり、尊敬してくれている部下を死なせる 深い恨みが理解しにくい。それは観客が勝手に理解せよと言うことか・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-03 15:51:57) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 赤い線か?青い線か?その後爆弾処理の定番になった演出・・・自分ならまず赤い線は切れません「青い方を切れ」と言われた時点で“ホッ”として素直に青い線を切ることでしょう・・・“バチッ”っと ≡3 爆死 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-08 16:02:13) |
5.70年代当時、大流行りした乗物パニック映画のひとつ。いかにもイギリス映画という雰囲気を醸し出し、爆弾処理班が爆弾と向き合いながら一本一本線を切るシーンはなかなかの緊迫感。ただ主人公を演じるリチャード・ハリスが爆発物を処理する様は、余裕がありすぎて現実味に欠ける。木っ端みじんになるやも知れなく、こんな調子で出来ようハズがないのでは? タバコをふかすと引火するって。そんなリチャード・ハリスに今ひとつしっくりと来ない私でしたが、若き日のレクター博士(毛がフサフサとある! ! )とアンドロイド・アッシュ(こちらも毛がフサフサとある)に出会えたのにはうれしかったね(+1)。 【光りやまねこ】さん 7点(2004-03-16 23:35:30) |
4.《ネタバレ》 興奮しました。初見は確か映画館の指定席で。ぎっしり超満員で。座る所なかったものですから。場内の様子もシーンと緊張しまくりで、怖いくらい。この映画で自分は船酔いをしました。その記憶だけでも高い評価です。今は亡き、リチャード・ハリスが爆弾解体班のプロフェッショナル役で出ています。いい味だしてます。犯人との「赤か、青か」どちらの線を切るかの駆け引きは見応え十分。74年の作品ですが、あまり古さを感じません。サスペンス映画ですね。パニックというよりも。 【映画小僧】さん 7点(2004-03-10 16:00:40) |
3.今は亡きリチャード・ハリスが爆弾解体作業をするシーンは今観てもハラハラドキドキします。いかにもイギリス映画という感じの役者が勢揃いして、いい雰囲気です。 【オオカミ】さん 7点(2003-12-02 01:03:46) |
2.ん~。まずまずの出来だな。最初のほうの船上の爆破シーンぐらいしか面白いとこがなかった。でも、緊張感のあったしーんがいくつもあったからまあ楽しめた。それに若き頃のアンソニーホプキンスが出てたとこがよかった。でも・・・爆弾解体を誤って爆弾が爆発するところは思いっきりCGでした・・・。それが心残りですね。 |
1. まずまずの海洋爆弾処理サスペンス映画。オマー・シャリフ船長が木偶の坊で泣ける。個人的に余り好きじゃないリチャード・ハリスがカッコイイ主役ってのも、今イチのめり込めない原因かな。爆死するのがD・ヘミングスと逆なら最高だったのに。渋いイギリス映画なんで、ハリウッド製パニック物と勘違いしないように。R・レスター、意外に良かった。 【へちょちょ】さん 7点(2003-01-07 02:28:18) |