《改行表示》19.《ネタバレ》 外のセットも、大魔神の山のスタジオセットも、すごく大掛かりで良く出来てましたね。 CGのない時代、巨大な大魔神と逃げ惑う人々を合成で一つの画に納める。 悪者を捕まえて釘で打ち付けるシーンもなんかもじつに苦労が伺えます。 ラスト30分になってようやく大魔神様が暴れてくるのでそれまでが長かったですが、 当時の技術を結集して作ったのであろう映像は今でも見ごたえしっかり感じれます。 ラスト、暴走しかかったところに人間の涙で怒りを鎮める大魔神。 神なのになんだか人間臭くてグッときます。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-08-07 18:39:40) (良:1票) |
18.《ネタバレ》 大魔神が動くのは最後の20分。それまでは悪党の無法ぶり・若様たちの無力ぶりを描いて期待をあおります。一旦大魔神が怒ると、後は胸のすく勧善懲悪劇なんですが、農民が苦しんでいても動かなかったり、左馬之助に個人的な制裁を行った風でもあり、神様の身勝手ぶりもうかがえて、それもまた良いなと思います。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-08-25 14:42:02) |
《改行表示》17.《ネタバレ》 ガメラに比べて大魔神はあまり見ておらず、これも以前いつ見たか思い出せないくらい。しかしドラマ部分はしっかりしていて、見ごたえがありました。ただ、小源太と忠文があっさり捕まりすぎて間抜けに思えてしまいます。まあ捕まらないと話にならないので、仕方がないわけなのですが。安田監督の演出は、信夫が斬られるところでスローモーションを使うところが印象的。また、竹坊が隠れ家にやってきたときにすうっと現れる小笹が幻想的で、おおっと思わされます。特撮部分は、やはりていねいに作ったミニチュアが見ものでしょう。小さな家屋を本当に建てたそうで、倒れるときの現実感などさすがと思わせます。 今回気になったのは、作中では魔神に対する信仰がほとんど唯一のように描かれていたこと。もちろん神道の神とも違うし、仏教的なものをうかがわせるところもありません(そこまで描写する必要もないわけですが)。元ネタがゴーレムということもあってか、現実の日本の戦国時代とは少し異なる、独特の世界観であるように思われます。十字架にはりつけにするというのもキリスト教を連想させますし、そのあたりにヨーロッパ作品からの影響もうかがえます。そうしたことが、リアルな時代劇の描写と思いのほか溶け合っていて、不思議な雰囲気をかもし出していました。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-08-16 16:08:58) (良:1票) |
《改行表示》16.《ネタバレ》 大魔神の中途半端な大きさが、怖い。超怖い。その中途半端な大きさの大魔神に対して、用意された美術セットの精緻さがマッチしていて、リアル。余計怖い。 特撮も凄い出来。忠文を磔ごと引っこ抜いた大魔神の手の特撮が、カメラワークの妙もあってどうやったのか分からない。「ひょっとして、中の人が超デカイんとちゃうか…?」と思ったが、橋本力、身長176cmとの事。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-05-06 01:45:08) (良:1票) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 現在、アマゾンで「大魔神三部作」ブルーレイ・海外版(リージョンA)が、1600円で発売されています。 値段は2400円に上がったりと変動が激しいので、購入するタイミングを間違えないように。 ブルーレイは、画質が素晴らしく、時代劇の設定もあってか、特撮が素晴らしくリアルです。 大魔神シリーズは、どれも同じような話ですが、本作が一番でしょう。 戦国時代に祀られた魔人の声に怯え、村人たちが祭りを開くのですが、魔人を信じる武将と信じない裏切り者の武将、勧善懲悪がはっきりしていて、わかりやすいです。 高田美和さん演じるヒロインの涙で動き出す大魔神、額に刺された杭を悪者に指すシーンは刺激的です。 荒れ狂う大魔神に、これまたヒロインの涙で、穏やかな表情になり、砂と化し消えていくエンディングもグッドでした。 【クロエ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-11-17 15:39:06) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 謀反により領地領民を手にして悪辣非道を行う悪侍と、それに囚われた旧領主の残党たちの争いの物語。それと、昔からの言い伝え・神への信心を軽んじる者の話をうまく組み合わせて、勧善懲悪を描いた時代劇特撮。 映像的にはやはり、日本家屋の瓦が崩れて落ちる屋根が見事。ゴジラシリーズのビルのような「中身の無さ感」を感じない、今作の木造建築物の破壊シーンはリアル。 それと大魔神の怒り顔、その切り替わりの発想。我々のような子供(当時)にも、ちゃんと魔神の心がわかる仕掛けが良し。 で、興味深いのは物語中、人間たちは魔神を封じ込め石像を置いた、と思っているが、封じ込めた像と魔神は一体であったことだ。大魔神は単なる正義のヒーローではなく、悪を滅ぼすこともあれば人間に害することもある、畏れるべきものとして描かれる。人間に都合のいいばかりの神様ではない「大いなるチカラ」、ニライカナイなどと言う言葉を思い出す。 だからこそ、少女が「この身を捧げます」とまで言わないと、止まらない。正直、もうちょっと大暴れして、「ありがたいけどこのままでは大変」という展開になっても良かった。神様の御利益は、簡単には得られないのである。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-23 19:30:29) (良:2票) |
13.《ネタバレ》 トータル84分の映画なのに魔神が出てくるまで1時間くらいかかります。待たされたからか、魔神が初めて動いた時は興奮した。ギロッと睨みつける魔神の恐ろしさは凄まじい、大勢いる中でも殿(諸悪の根源)を見逃さず、最後はでっかい杭を心臓に突き刺す。こわぁ~。苦労して作った感が見応えに繋がっているので、CGを使ってリメイクしても意味がないのは間違いない。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-11-30 22:41:56) |
12.佐々木投手が大魔神とは、よく言ったもんですね。難問を解決するのには、魔神様に頼めば一発で解決!実にスカッとした痛快大映特撮娯楽映画です。 【白い男】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-11-06 00:37:35) |
11.40年以上も前に、これだけのクオリティの特撮が出来ているのは驚きでした。ストーリーにはそれ程 期待しない方がいいかも。 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-03-10 23:13:51) |
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《改行表示》10.《ネタバレ》 大魔神!このタイトルだけで高得点です! 「崇り」って怖いね。 巨大な土偶みたいな石像にはとても迫力があった。 その石像に杭を打ち込む場面ではとても恐怖感を覚えた。 (愚かなその人たちが、踏み越えちゃいけない領域にズカズカと平気で足を踏み入れる愚かさも恐ろしい) 大魔神の怒りが炸裂したところでテンションが最大にあがった。 大魔神の怒りに満ちた表情! 重い音楽がその怒りの大きさを物語っているようだ(何にそんな怒ってんの?)(その激しい怒りの表情には農民の憎しみが込められているかもしれない)。 その大魔神の巨大感、建物を壊すその破壊力、、、「怒り」の大きさが伝わってくるようだ。とても迫力があり、大魔神の脅威を感じた。 「怒り」が静まった大魔神の表情には「戸惑い」というか「悲しみ」「虚しさ」みたいなものが感じられたのは僕だけだろうか。 大魔神がちょっと可哀想だったかな? 逃げる殿様を見ていて、腹が立ってしょうがなかった。 殿様はあんなのじゃ全然懲りていないでしょう! 、、、この作品でお歯黒を生まれて始めて見ました。 重みのある作品ですね。 慣れない邦画のためにこの点数ですが、8点つけても全然OKです。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-09 03:21:20) |
9.《ネタバレ》 今の日本、ハリウッドのウエスタン映画と違って時代劇に合う人はいっぱいいるんだから「あずみ」に力いれんでもいいからこの映画をリメイクしてくれ。川北紘一さんお願いします(笑)ちょっとアホらしいストーリーだけど昔だから・・・ガメラもこんなのだから気にせずにいきましょう。キン肉マンに出てたあるキャラ(名前忘れたけど顔がいっぱいある奴)は大魔神が元ネタなんだろうか。 |
《改行表示》8.大魔神の顔変化、のちに色んなところでギャグに使われましたよね。 それはそれで面白かったんですけど、映画を観た当時は、なんだか得体の知れない恐ろしさに包まれました。 いや、インパクトありますよ! 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-15 19:30:44) |
7.こら佐々木!出て来るのが遅すぎなんじゃて もちょーっと早く出て来てあげなよ。ほら見てみい、もさーっとしとるもんだから、婆さん殺されちまったじゃないかー! 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-12 00:37:56) |
《改行表示》6.《ネタバレ》 なにわ君さんのレビューに釣られて見てしまいましたよ。結果は「うーん! 弁士が欲しい!」。時代劇というより伝奇物語の造りなんですよね。だからノリノリのナレがないのが寂しい。まあここまで絵ができてると、自然にナレが聞こえてきますがね…なぜか国枝史郎風の… 「嗚呼、いかに極悪非道の謀反人と云へど、あまりと云へばあまりの仕打ち! 地面に伏したる小笹は死中に居るのも忘れ、よよと泣き崩れたのであった」 「かくなる上は滝より落ちてこの身果てんと絶壁に駆け寄る小笹に、お姉やめてよと竹坊が追いすがる。ところが正にこの時だ。一陣の陰風がもつれ合う二人を諌めるように吹き抜けると…見よ! ガラガラと崩れ落ちた岩戸の奥に、魔神の像がすっくと立って二人を見下ろして居るではなゐか!」 「霊光一閃里へ降りた魔神の像には、花房忠文が十年親しんで来た穏やかな面持ちは微塵もない。その形相、もはや身も竦むような鬼神の顔だ! 般若の面だ! これぞ誰知らぬ者のない封じ込めの魔神、阿羅羯磨の現し身であった」 「これは殺生な、手前も城へ入れて下されい…と往生際も悪く御成門を叩く侍供を尻目に、ようよう追いついた魔神が門も人もまとめて叩き潰す。その上へ屋根の瓦をぶちまけた大魔神、正々堂々御成門からの入城と相成った」 …う。ちょっとノリ過ぎました(とか言いながら手を入れてたり)。 【エスねこ】さん 7点(2004-10-23 03:04:58) (笑:1票) |
5.僕が子供の頃は、よく夏休みとかにガメラやゴジラ、それに「妖怪大戦争」なんていう特撮モノの作品がTVで放映されてました。今はそんなことないのだろうけど、昔はスタッフ・キャストの所を無理矢理テレビサイズに収めるために横長になってたんですよねえ。何かエライ横長のガメラとか、印象に残ってます。ところで最近この「大魔神」がDVDで出てたので久々に観たのですが、うーん、子供騙しじゃなくてきちんと作っているのが良いですね。大魔神が単なる正義のヒーローではなく、何というか人智を超えた自然そのものって感じでした。基本的に僕は無神論者だけど、やっぱ人間は自然とか色んなものに対して謙虚じゃなくちゃイカンと思うぞ。 【ぐるぐる】さん 7点(2004-10-15 18:25:38) |
4.日本の特撮映画史上において欠かすことができないであろう今作をようやく見ることができた。40年も前の映像とは思えないその迫力は見事だった。前述にもあるが、特に瓦屋根が崩れ落ちるシーンは細部まで見応えがある。いったん怒り出すと悪人だろうが善人だろうがなりふりかまわず暴走する大魔神のキャラクターもインパクトがある。大魔神が登場するまでのくだりも良く出来た時代劇として楽しめ娯楽性は高い。 【鉄腕麗人】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-03-05 17:43:12) |
《改行表示》3.普段は無口なくせに魔人様はいったん怒ると見境いがない。あばれてあばれてあばれまくりで善人だろうと悪人だろうと見境なく殺してしまう。キレやすい現代っ子の先駆けみたいなやつだ。こんなやつをあがめてるのがそもそもどうかと思うぞ。 【あばれて万歳】さん 7点(2003-12-06 12:18:10) (笑:1票) |
2.殺し方がエグイ。永井豪のバイオレンス・ジャックのワンシーンで模倣していた。 【ロカホリ】さん 7点(2003-10-22 00:13:52) |
1.高田美和が美しい。前フリの長さが気にならない傑作。 |