8.脚本主演内田裕也なのでどうせめちゃくちゃな映画なんだろうと敬遠していたが、意外と普通に面白かった。エッチシーンあり。全体に大人むけの映画で、家族揃っての鑑賞には不適。俳優に物故者が多く、時代の変遷を実感した。ひとり片桐はいりだけ、時代を超越して、まるで変わってないのにはびっくり。キナメリの「恐縮です」。ちょっとクセになりそう。ただ、ときどき挿入される野球場の幻想的シーンは意味不明で余分。個人的にはあまり評価してない北野武監督作品を含め、日本映画って、こういう余計なことをしちゃうところが不満です。 【えぴおう】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-04 11:03:39) |
7.《ネタバレ》 とにかく内田裕也が芸能レポーターやってるってだけでおかしい。内田裕也一人でもおかしい、芸能レポーターってものもそもそもおかしい、そのおかしさは異質のものだったんだけど、それが重なるとまた第三のおかしさが生まれてくる。「深く静かに愛が潜行しているものと思われます」なんてレポートのおかしさが、内田が言ってることでさらにおかしくなる。後半、御巣鷹山で啓示を受けて、まともなジャーナリストへと目を開いてしまうんだけど、これどうかなあ。面白さは減じてしまったが、同時進行製作としてこうなってしまったって感じで納得できもする。マジメな人だから。三浦和義のシークエンスが一番いい。逮捕シーンも収められたことで、さらにこの三浦さんて人のホントかウソか分からない・いかにもテレビ的なところが、ナマナマしく記録できた。一和会のとこに行ったときは、裕也さんちょっとビビッてたんじゃないの。「カメラちゃんと撮ってるか」も良かった。あらゆる劇映画は時代の記録映画である、という真理を、最初から中に組み込んだ作品。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-06-04 12:02:15) |
《改行表示》6.久しぶりに再見。 前半から飛ばしまくりの疾走感で早くも興奮。 三浦和義への突撃取材でその興奮はピークに達した。 しかし、それから先は徐々にトーンダウン。 当時話題になった時事問題や芸能ゴシップをブツ切り的に網羅した内容なので、てんこ盛りな充実感の反面、間延びも感じた。 だが、内田裕也はとにかくヤバかった! このヤバさ、この孤独感、このふざけたキャラは、内田裕也ならではのもので、うん、かなり好きかも。 ビートたけしの暴れシーンは、言われているほど狂気迫ってはいなかった。 バブル絶頂期の六本木を見られたのは楽しかったし、とにかく当時の時事問題満載で、時代を回顧しながら観るだけでも、十分楽しめる作品である。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-10-08 14:57:57) |
5.ハレー彗星が接近した1985年の記録映画としての価値が高いですね。作者の意図とは違いますが。同時進行的に起こっていたであろうそれぞれのエピソードをうまく楽しめる作品に仕上げているのはよかった。 【神谷玄次郎】さん 7点(2003-12-23 17:03:32) |
【虎尾】さん 7点(2003-12-12 23:08:52) |
3.子供のころなんとなくしかわかっていなかった事件ばかりなので、入り込めない部分も多いが、現実とフィクションの境界線を狙った高速変化球(どっちやねん?!)といった感じでなかなか面白い。しかし、監督が一色作品や『陰陽師』の滝田監督とは知らなかった。なかなか幅広い監督だなぁ。 【恭人】さん 7点(2003-11-26 18:30:25) |
【ロカホリ】さん 7点(2003-10-18 21:35:55) |
1.コミック雑誌もいらないけど、この作品も要らないような。内田氏の反骨精神にはあっぱれですが、やらせバリバリの三浦和義氏へのインタビューや、結局よう近付けなかったヤクザ屋さんへのアタック。おにゃん子への中途半端で照れながらのインタビューや、何故か後半はお約束のだらだらした風俗嬢との絡み。どれも作り物ともそうでないとも。マスコミ批判と言うほど理屈の通った話でもないし、ロック界に光りを当てないからどうたらこうたらって言う私的エピソードも入っていて。個人的には何とも表現しようがないですが、80年代当時のくだらない芸能界を風刺しようとしている姿勢には好感を持って観ました。是非、再び21世紀の風化したTV社会にも一石を投じて欲しいものです。 【イマジン】さん 7点(2001-11-03 13:02:50) |