《改行表示》23.《ネタバレ》 貴族社会において行かず後家は死に直結する時代の話。 姉妹の周りにはいろいろな男性が出現しますが、 この調子だとくだらない恋愛群像劇と見ていましたが、意外と面白かったです。 田舎の貧乏くさい場面が続いた後に華やかな大都会へのシーン切り替えも上手いと思いました。 でもやっぱり緑豊かな自然は良いもんです。 【ほとはら】さん [DVD(字幕)] 7点(2022-03-16 20:50:57) |
《改行表示》22.ひと時代前のヨーロッパ感いいですね。 風景とか景観とか、すごく美しくて素敵。 最後は気持ちよく終われたのでヨシ。 そこに至るまでが若干長いのが気になるかな。 すごく合ってる良い邦題だと思うんですけどね。私は好きです。 主役は女性。男性はあくまで引き立て役。 そういう意味で少し感情移入しにくかった。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-15 12:52:31) |
21.《ネタバレ》 19世紀のイギリスの地主階級達の話だが、家族愛が非常によく描かれており面白い。長女はしっかり者で妹想い、次女は可愛くて天真爛漫で想いを寄せる人に家族階級の違いから会えなかったり、約束をむげにされてお金付きの家に婿入りしたりと、この姉妹は結構かわいそうなことになる。ラストは絵に描いたようなハッピーエンドに収まるのだが、それで良かったと胸がスッとする。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-03 08:33:41) |
20.へぇ~、脚色を、エマ・トンプソンが。少々長いけれど、観ている者を飽きさせないし、人物描写も細やかでいて説明臭さがまるでない。スゴイ才能です。・・・ま、私のお目当ては、イモジェンだったのだけれど。この後の『十二夜』の方がキレイですね、彼女。こんなヤな女をシレっと演じてしまうあたりが、やっぱり好きだなぁ~。それはともかく、マリアンヌが重篤に陥った際の「何かできることはないか、気が狂いそうだ」というブランドン大佐の一言にシビレました。そう、これぞ、THEイイ男。俗に、「女は愛されて結婚するのが幸せだ」とか言われますが、それはちょっと違うんですね。愛にもイロイロあって、こっちが何とも思っちゃいない上にそのことを伝えているのに自分の愛情を一方的に押し付けてくる男の場合、周囲はお節介にも「あんなに思ってくれているのだから」と前述のセリフを吐いたりするのですが、女にしてみりゃ、ただのイイ迷惑なわけです。これが、社会的地位や金のある男ならなお厄介。鬱陶しくて殺してやりたくなります。殺せないのがまたムカツクんですけれども。・・・が、このブランドン大佐はそうじゃない。マリアンヌの気持ちを第一に、どんなに愛していても引き際を知っている。これが肝心なのです。こういう男になら、最初はともかく、結果的に愛されるのが幸せにつながるのです。でも、これは男に限らず女だって同じですよねぇ。自分の思いより相手の気持ちを慮ることができる。エリノアがそうですね。結局、二人とも長く幸せをつかみ損ねてきましたが、ようやく愛の実りを手にします。ま、現実では、実りなんか手にできずに朽ち果てていく“良い人”の方が圧倒的多数でしょうが。ただ一つ言えることは、押し付け愛のような図々しい愛し方をする輩は、手にしたと思った愛の実りを、ほぼ例外なく自ら手放さざるを得なくなるのです。当ったり前だろ、と言ってやりたくなりますが、もちろん小心者の私は言いません。、、、何だかよく分からないレビューになりましたが、なかなか楽しめる作品でした。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-20 01:57:41) (良:1票) |
19.オースティンと言えばイギリスの田舎貴族の山有り谷有りの婚活物語、こちらも腰を落ち着けてじっくり楽しめる作品。とにかく風景を眺めるだけでもううっとり。ヒュー・グラントはどうにも甘ったるい二枚目顔が鼻につき、知性がドレスを着ているようなエマとお似合いとはとても思えない。が、役のお陰でこの作品での彼は普段より印象が良かった。つい微笑を誘うマーガレットの可憐さにもにっこり。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-24 12:57:58) |
【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 7点(2012-06-01 21:02:00) |
17.演技と景色の素晴らしさを味わっているつもりだったが、ハッピーエンドのストーリーも悪くなかった。ただ、台湾人の監督が19世紀イギリスを、きちんと描けているかどうかまでは、日本人の私にはわからない。 【みんな嫌い】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-28 15:46:57) |
《改行表示》16.英国貴族のハッピーエンドなロマンス物語だが、いかにも品があって格調高い。原作小説が素晴らしいからだろうが、脚本も優れている。これが主役をつとめたエマ・トンプソンの脚色だというのはすごい。 映画は理性的な姉と感情を素直に表す妹との対比がよく出ていて、これが原作の“Sense and Sensibility”ということか。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-09 23:34:42) (良:1票) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 最近、イギリスの貴族映画・ドラマを立て続けに観てかなりハマっている日々。 これも十数年ぶりに再鑑賞。改めてあの時代の世界観にどっぷりうっとり。 長女の思慮分別にも次女の多感な情熱にもいちいち共感しながら、一番理想の結末へと向かう二人を、素敵なモスリンのドレスとともに憧憬の目で見つめる。 こっちを見てしまうと、英国版ドラマのキャストが貧弱に見えて色褪せてしまった。 英国の昔のしきたり(遺産相続は殆ど長男が総取り、姉妹のみの場合甥[従兄弟]が総取り) には未だに納得出来ないが、まぁ日本の江戸時代のしきたりを今の価値観で云々しても仕方が無いのと同じなんだろう。オースティンやモーパッサン、サッカレーなどあの時代モノにめちゃめちゃ心がときめくのは、私の前世とかそういうのと関係あるのかしら。こういうのばかり観てるから、夫はいつも「マリー・アントワネットに憧れてる宮廷の小間使いか町娘だったんじゃない?」とからかうけど、それ、フランスだから…。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-09 09:37:20) |
14.ジェームズ・アイボリーにしろカズオ・イシグロにしろ、けっこうイギリス的な気分てのは非イギリス人によって継承されていて、台湾の監督がジェーン・オースティン撮ったって不思議はあるまい。クラシック音楽の担い手が西欧に限らなくなっているのと同じことだ。でイギリス的とは何ぞやというと、馬車の似合う風景、婚期を逸した娘、大団円の満足感、といったところか。ささやかな不幸とささやかな幸福の家庭劇、分別過多の娘も多感な娘も、それぞれ幸せを得ましたとさ、って。とかく“いいかげん”と見なされがちなハッピーエンドも、“大団円”としか呼べないようなツボにはまる正確さを伴えば、よしよし、と心が満ちる。一度陰った気持ちが曇りなく晴れ渡る。二度目に大佐に抱かれて雨の中を戻ってくる次女、反復の妙。画面の遠くの庭師たち、あるいは働く下僕らの足音など。もひとつハッとする瞬間がほしいという気もするが、そういうことするとレースの手触りのようなトーンの傷になってしまうのかも知れず、エドワードが女性二人を見るとこなども、実に淡々と、笑いを取ろうとしてないのが、かえって好感。イギリス的だ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-09-06 11:59:49) (良:1票) |
|
13.《ネタバレ》 それぞれの心が向いている方向が、始めの頃はまるで違っているのに、物語の最後にはうまく向かい合うようになっていて、見ていてとても爽快な気分になりました。この映画で初めてK・ウィンスレットを知りました。この頃にはここまでの女優になるとは思いませんでした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-09-28 23:37:30) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 ラストにエリノアが泣き崩れるシーンがいいね。あのシーンだけでいかにエリノアが内に色々なことを抱えて生きていたのかがよく分かる。自由気ままな妹(最初姉を気遣ってブランドン大佐との関係を踏み出せずにいるのかと思っていた…)を心配し、夫を亡くした母を気遣い、言いたいこともいえずに一人悶々とした日々を送り、おまけにルーシーとかいう女に色々とあることないこと訳の分からないことを言われ続けた揚句の涙だけによくエリノアの心情を察することができるよいシーンだと思う。 その後もとくにエドワードとエリノアの二人の結果を執拗に描くこともせずに、さらりとブランドン大佐とマリアンヌの結婚式の中で描くのもさすがにアンリーだ。 そして、あの結婚式の風景を丘で一人見詰めるウィロビーの表情も好きだ。人間的で、かつ複雑な表情をしている。 マリアンヌに幸せになって欲しいと願っているのと同時に、やや後悔にも似た想いを感じる。様々な環境に流されて、間違った選択をしてしまうのは人生に付きまとうものである。 マリアンヌを選ばなかった選択が間違っているか、合っていたのかは分からないが、もし自分がウィロビーの立場ならば、彼と同じ選択をしただろう。その選択が合っているのかどうか分からずに悩みながら人生を生きるというのも一つの男の生き方ではないか。ブランドン大佐に賞賛の声が多数挙げられているが、ブランドン大佐のモトカノの娘を孕ましたというエピソードがなければもっと彼に対しても同情の声があってもよいと思う。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-27 01:08:25) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 9回の裏、2アウト、ランナー無しから逆転があったので7点入れちゃう。一番、真っ先に思った感想が、「おまいら、遊んでないでとっとと働けよ」でした。女の幸せって、結婚なんだろうけど、題材及び時代背景が近世の上流階級事情とはいえ、終始、金、金でムカついたのでつ。異母姉の態度にムカーッヽ(`Д´)ノ ときたかと思いきや、のんびりおしゃべりしてるオバハンたちの無神経さにムカーッヽ(`Д´)ノ 恋敵ルーシーのエリノアに対する恋愛相談にムカーッヽ(`Д´)ノ 何よりも皆が皆、玉の輿を狙っているという点に大いにムカつきました。あんまりムカムカして、パ○シロンとかソル○ックを服用する必要があったくらい。もうね、あまりにもエリノアとブランドン大佐がかわいそうでかわいそうで。だからこそ、2人が報われたラストに救われたのは僕自身なんです。エリノアたん、良かったなぁ(´;ω;`) ブランドン大佐、あんた男の中の男だよ (;´Д⊂) |
【K】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-02-19 15:33:44) |
9.《ネタバレ》 B'zの『裸足の女神』が浮かんできた作品。情熱的に奔放に恋して手ひどく傷ついたマリアンヌ、マリアンヌに秘めたる熱い想いを抱くかつて彼女と同じように傷つき苦しんだであろうブランドン大佐、エドワードへの叶わぬ想いの辛さをグッと飲み込み周りを何時も思いやるエリノア、不器用で頼りなさそうだけど芯の強い優しさを持つエドワード。四人の晴れの日の笑顔に互いにいたわりあう事の出来るこの人たちなら何時までも幸せに暮らす事ができるだろう、本当におめでとうと言わずにいられない。息を飲むようなイギリスの美しい曇り空と、エリノアの抑えに抑えていた想いが全て溢れ出た嗚咽のシーンは忘れられない。 |
8.いい映画だけど、地味な演出が疲れる。(ビデオ) 【zero828】さん 7点(2004-02-23 23:55:22) |
7.《ネタバレ》 主人公をはじめ、登場人物の心情が深読みできた映画でした。たとえば、妹役のケイト・ウィンスレットが、ロンドンに来て自身の失恋に気付いた時に、主人公のエマ・トンプソンが慰めるシーン。エマは単純に慰めるのではなく、ケイトの恋愛観の甘さを追及します。もちろん聡明なエマは、妹が落ち込んでいるときに、過ちを責めてはいけないことくらい理解しているはずなのです。しかし恋愛観で対立し、幾度となく相手の認識の甘さを注意してきたのに言うことをきかなかったケイトを、責めずにはいられない。エマのやるせなさが表れています。そこに、エマ達を受け入れてくれた田舎の婦人が現れます。そして、いつもの軽い調子で、ケイトに話します。この時、エマは婦人の顔を凝視します。エマは自分はケイトを責めたにも関わらず、それでも婦人の態度には苛立ちを感じずにいられない。…といった感じに、色々とそれぞれのシーンの意味について考えさせられた映画でした。 【IKEKO】さん 7点(2004-02-08 01:04:41) |
【ギニュー】さん 7点(2004-01-22 20:04:02) |
5.皆さん既に述べられているように、この映画はエマ・トンプソンで成り立っていると思う。いかにも小説を映画化したことが分かるような「多エピソード集積型」のストーリーで、個人的にはちょっと拒否反応があったが、彼女の演技一つでグッと引き締まった作品に仕上がっている。ちょっと幸せな気分になれる一本です。 【wood】さん 7点(2003-06-29 14:57:38) |
4.大佐がかっこいい。すこし長いかなって感じはあるけどおもしろかったです。景色も美しいです。ヒューはいまいちか。 【バカ王子】さん 7点(2003-02-06 22:29:40) |