《改行表示》12.《ネタバレ》 凄惨なバスジャック事件の生き残りである兄妹と運転手が、再び立ち直ろうとする物語。 全編ほぼセピア色の画面、驚くような展開はなく劇伴もほとんどないけどなぜか妙に心地いい漢字を受けました。 そして最後、「区切り」をつけてからの画面がカラーになる演出などとても印象深かったです。 長いけど気づいたら終わっている、そんな映画でした。 【クリムゾン・キング】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-04-05 22:03:13) |
11.北九州の地方都市で起こったバスジャック事件に巻き込まれて心に傷を負った被害者達(バス運転手と子供の兄妹)のその後を綴った物語。217分という長尺かつほぼ全編がモノクロ(というか色彩がとても薄い感じ)である上、淡々とした場面が延々と続くので最後まで飽きずに観るのが大変だったが、このテーマと向き合うためにはこうしたストイックな作風が必要だったという事なのだろう。センセーショナルな事件そのものや犯人探し・動機あてといった下世話な話題よりも、トラウマを抱えた被害者がどうやって立ち直ってその後の人生を生きていくのか、という問題の方がより切実である事を改めて示した有意義な作品なのは間違いないとは思う。だが、気軽に観る事のできない作風という敷居の高さゆえに、そのスノッブ臭が鼻につく人がいるのは仕方がないのかも。ちなみに本作が三部作の中の一作だという事を後から知ったのだが、通しで観てみればまた違う側面も見えてくるかもしれないので、機会があれば関連作にも目を向けてみたいと思った。 【オルタナ野郎】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-23 00:20:45) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 長いな~と思ったら長編作品だったのね。面白くて、時間も気にならず観れました。 ラストの声を取り戻すところは突拍子であざとくて、「ああ、それが発見という意味ね」とちょっと薄っぺらく感じてしまった。 けど、あまり深く考えなければ、面白く観れたし良かった。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-04-06 00:59:04) |
9.《ネタバレ》 少しずつ時間を空けて鑑賞しました。私には一気にみれる長さではありません。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-05 21:50:51) |
8.《ネタバレ》 「心の傷を癒していく過程を淡々と描けば良いのに,なんで連続通り魔事件なんて入れるかな.パニック映画じゃあるまいし,主人公の周りで物騒な事件が起きすぎだよ.」というのが前半の印象です.犯人があの少年だったということで,一応,「あぁ,そうか!」と納得しました・・・が,それもつかの間,すぐに新たな違和感を覚えました.「バスジャック事件の被害者たちが身内の殺人鬼を出頭させたのに,なんで当て所ないバス旅行を続けられるかな.落とし物の届け出じゃあるまいし,警察もマスコミも大騒動になっているはずだよ.」という疑問とともに.あれこれ考えて首をひねっているうちに時間が過ぎ去ってしまいましたので,217分という時間を長く感じることはありませんでした. |
7.おもしろかった。けど正直長い!!気分が乗っている時は落ち着いて見れるかもしれないが、そうでない時は中盤からオチまでにダレるかもしれない。 【アフロ】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-08-22 06:04:20) |
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6.理不尽な暴力を描いた『Helpless/ヘルプレス』に対し、理不尽な暴力がもたらすものが描かれたのが『EUREKA ユリイカ』。九州の田舎町で唐突にして理不尽極まりないバスジャック事件に遭遇した3人は、その後過酷な運命を強いられる。心に深い傷を負った3人に追い討ちをかけるように興味本位で見るまわりの人間たち、そしてどう接していいのか解らない家族たち。本人たちにしか解らない心の葛藤を長すぎるくらいの間をとって丁寧に描き出そうとする。喪失した何かを見つけるために旅に出るというわかりやすい展開へ進み、セピア色がラストでカラーになるというこれまたわかりやすいオチは、シリアスなテーマよりも映画としての構成や時間の表現に拘ったからでしょうか。PTSDや少年犯罪というディープな社会色を前面に出しながらも、やっぱりこの映画の最大の魅力は、こういった「見せ方」にあるような気がします。ラストでカメラは上昇し、主人公たちを支点にぐるぐると廻り出します。『Helpless/ヘルプレス』のオープニングであてもなく空から下の世界を映しながらさまよっていたカメラがようやく何かを発見したかのように感動的に廻ります。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-15 14:22:49) (良:1票) |
5.間延びしすぎ。もっと短く出来たと思う。あと梢の行動にリアリティがなかったのが残念。あんな妖精みたいなキャラクターにすべきではなかった。 【Robbie】さん 7点(2005-01-30 19:00:37) |
《改行表示》4.それほど長いとは感じなかった。 間が長いのは確かなんだけど、その間が必要な間だから苦痛は感じない。 共にバスで行動した4人。この4人でなければこの映画はできなかったと思う。 個人的には斉藤陽一郎の現代人っぽさ、宮崎あおいの無の存在感に心を奪われた。 【ふくちゃん】さん 7点(2004-06-13 15:35:58) |
3.もう少し無駄なカットを削除すればすっきりして良かったと思うがあれはあれで独特の世界観を醸し出していた ああいう雰囲気は好きですね 私は また映像で感情を語っていて上手いと思った 宮崎あおいはかわいかったですねーー 【ぺぷとりじ】さん 7点(2004-06-02 22:28:27) |
2.九州の(おそらくかなり)暑い夏の景色がセピア色の映像でさわやかな感じと懐かしい感じがして心地良かったです。ある残酷な事件に出くわしてしまって生活が一変してしまった生き残り達が共同生活を始めてどう展開していくんだろうと興味深く見ていましたがいかんせん3時間以上の長丁場で最後の方は集中できなくなってしまいました。映画館でみたらそうでもなかったのかな。おそらく余命いくばくもない真、あの後女の子はどうなるのでしょう。 【Jade】さん 7点(2003-02-10 17:48:53) |
1.何故セピアなのだろう?個人的には九州の風景をカラーで見たかった。セピアからカラーに変わる場面があっても良かった気がする。斉藤陽一郎の標準語がその可能性を最後までわたしに持たせた。平凡な日々に起きたバスジャック事件。誰が狂っていて、誰がまともか・・・みんな同じ気がする。殺人鬼が生まれたのは、閉鎖的なコミュニティー、家族にあるのだろうか。ロードムービー的なおもしろさがないのは残念。。ジム・オルークがラジオから流れはじめて一気にテンションが上がった。3時間37分 という時間になったことは納得。 【YU-KI】さん 7点(2002-11-16 21:42:53) |