《改行表示》50.《ネタバレ》 記憶を失った男が流れ着いた田舎町の寂れた映画館。てっきり‶ニューシネマパラダイス”的な映画愛に満ちたテーマなのかと思ったらこれが全然違ってました。いつもはふんわりファンタジックなF・ダラボンにしては硬派なメッセージで意外でした。 個人の自由を謳う合衆国憲法を守りたい。代弁者として赤狩り批判をジム・キャリーにさせたとこがダラボンらしいというか、お堅い社会派作品になることを避けました。 ジム・キャリーの硬軟取り混ぜた芝居は作品の空気感にマッチしていて、器用な人だなあという印象を受けます。 この主人公って記憶を失う前だったら、弁護士の助言に従って法廷戦術による「タテマエの譲歩」をさほど抵抗なく受け入れただろうな。そう観る者に思わせることがすんなりとできるのはジム・キャリーの個性あってこそ。 生来‶軽く”生きてきた男が、別の人間の人生を生きることでかつての自分とは違う選択をした。ジム・キャリーはその対比をよりくっきりと印象付けることに成功してると思います。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-21 00:00:07) (良:1票) |
《改行表示》49.《ネタバレ》 第二次大戦で亡くなった米国人は10万人、日本人は200万人、(日本軍が行った殺戮は1000万人とも2000万人ともいわれているが、) たとえ戦勝国であっても戦争は人々や社会に傷や歪を残していたことがよくわかる描写である。 戦後10年たっても失意回復できない田舎町ローソンの人々が、偽物だと気づきながらも帰還した顔見知りとして受け入れようとする儚い気持ちが、住人それぞれの演技にあらわれていて、素敵な舞台を見ているようだった。 都合の良いストーリーではあるが、主人公の行動が周囲の心の傷を癒し、人々に社会の歪を気付かせる内容で後味の良い映画でした。 【taruga】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-05-30 00:23:35) |
48.映画好きとしては(物語とは関係ないかもしれませんが)映画っていいなぁって思う映画でした。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-12-31 10:56:05) |
《改行表示》47.クライマックスのボルテージがそれほど高いわけではありませんが、映画としてしっかりと纏まっていたという印象です。吹き替えの影響もあると思いますが、ジムキャリーは良かったと思います。 一番根底には、「表現や言論、信仰の自由」があるのだと思いますが、題材となっていた「資本主義を脅かす共産主義」という発想が蔓延っていた時代から見たら、今アメリカの大統領選で格差是正を唱えて番狂わせを起こしつつある候補はどう見えるのでしょうか。格差拡大に拍車をかけてきた資本主義のつけが色々な形で表に出てきて、世界中の人々がそれに気づき始めている、という流れの一端が、こういう所に現れてきているように思えます。個人的にはこの流れは応援したいし、問題を抱えつつもアメリカは進歩しようとしている印象を受けます。翻って、今の日本の政権はなんか怪しい感じ。なんか中国共産党のような雰囲気が出始めている。そのうちこんな話もできなくなるのではと心配になります。日本人も目を覚ます時が来ているのではないでしょうか。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-02-11 12:02:48) (良:1票) |
《改行表示》46.映画の雰囲気がとても良い。 そして、委員会での主張も素晴らしい。感動できる作品だが、途中がごく普通の流れになっていることだけが惜しい。 【simple】さん [地上波(吹替)] 7点(2015-03-20 22:51:35) |
45.フランク・ダラボンらしく夢と希望に満ちたこの映画は、途中までは丁寧に描かれ「ショーシャンクの空を」をもしかして越えるのではと思うほどの感動作だった。ところがどうも詰めが甘い。合衆国憲法に背いてまでも行った「赤狩り」という米国の汚点が最後はどうもうやむやになっているように思う。そしてジム・キャリーも健闘はしているものの、最後はただの人になってしまったみたいで・・・。やはり他の配役が良かったのかも。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-05 06:27:41) |
44.《ネタバレ》 最初は、別の次元にタイムトラベルしたのかなとか、デカいスケールで想像していましたが、、、とてもベタな展開でした。でも、鑑賞後に思うのは、かえってベタで良かったな~ってことです。ピーターがローソンの町へ再訪した時に、町の人達があんなにも歓迎してくれている結末の方が、SFチックな展開よりも数倍素敵です。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-10 00:31:23) |
《改行表示》43.いやぁ、かっこいい。 なにが、って「真実と正義を訴える姿」が。 なにはともあれ王道的な展開のストーリ万歳。 "Majestic(威風堂々)"の言葉通り。自分にとってはこのシーンが全て。 【愛野弾丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-16 00:40:56) |
42.例によって長めの映画でしたけど、私は先のスティーヴン・キングモノ2本より好きですね。アメリカでの公開は同時多発テロ後、アフガニスタン侵攻終結直後のクリスマス・シーズン。劇中同様、米国の右傾化が最高潮に達していた時期です。「対テロ戦争」のお題目の下、アメリカでは「赤狩り」ならぬ「ムスリム狩り・アラブ狩り」の嵐が吹き荒れてました。もちろん製作は9.11よりずっと以前から進んでいたんでしょうけど、恐ろしい程のタイミングです。しかし国中がパラノイア的になっていた為、この映画のメッセージは米国民へ届かずに終わってしまった様です。アメリカがアメリカである所以・「自由」が徐々に、そして確実に侵されていく。イラクでは多くの若者が今も命を散らし、国中の家庭に悲しみが蔓延し始めている。彼らも少しずつ我に返りつつある様ですが、早くローソンの人々に倣って「マジェスティック」を取り戻して欲しいと思います。そういうことで、7点献上。 【sayzin】さん [地上波(字幕)] 7点(2006-06-02 00:02:17) |
41.ご都合主義的なところとか、共産主義うんぬんという部分が反発を買っているようですが、全体的に雰囲気が良くていい映画だと思います。戦争で息子や恋人を失った人たちの悲しみというものは全世界、全人類共通の感情です。世界中のあちこちで戦争を起こしてきたアメリカにも(国としてみれば矛盾してますが)個人として見た場合、当然それはアリでしょうね。「彼ら(戦死した若者たち)はそんなもののために戦っていたんじゃない!」っていう台詞にはジーンと来ちゃいました。 【長毛】さん [地上波(吹替)] 7点(2006-01-25 03:41:36) |
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40.フランク・ダラボン監督の高い手腕もさることながら、それ以上にジム・キャリーの演技がとてもリアルかつ繊細な感じが出ていて素晴らしいと思う。昔はハイテンションな役ばっかりで「演技の幅が狭い人だなあ」と思ってたけど本作での彼の演技を見て見直しました。感情移入も滅茶苦茶しちゃいましたよ~^^!演技派としての彼の成長がとても楽しみです。点数は8点・・・といきたい所ですが、①2時間30分は長すぎる。内容的に2時間以内がベター。②中盤の共産主義者うんぬんがアホな俺には判りずらかったので7点かな。『ニュー・シネマ・パラダイス』とかの映画館モノの映画が好きな人はハマルかも。 【ピルグリム】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-16 18:43:31) |
39.ストーリー良いですね。ハッピーエンドで本当良かった! 【まるばな】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-08 17:12:43) |
38.ピーターはルークに人生をのっとられてしまったという気もするが・・・ 【junneisan】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-02 23:42:09) |
37.ショーシャンク、グリーンマイルにはやはり勝てないが、それでも良かったと思う。笑わせるジム・キャリーがいなかったことがちょっと残念だった。だが最近出てきている泣かせるジム・キャリーがいたので良かった。 【ばっじお】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-30 20:54:35) |
36.ある町にひょっこりやってきた若者が、その町の人々を活気付けて希望を与えていく、という話と、その若者が戦死した息子と間違えられて、しばらくの間、その息子として彼の家族と一緒に過ごす、という二つの話が合わさっている映画だと思うんだけど、どちらに重点を置いて見ればいいのかちょっと迷ってしまう。前者のほうをメインにすると、主人公が戦死した人と似ているという後者のエピソードはいらなくて、記憶喪失になって流れ着いたというだけでもいい気がするし、後者の話がメインだと、その後の町の人々との交流はいかにも感動的で、ちと大げさに感じてしまう。どちらもいい題材だから、別々に一つの映画として作られてもいいくらいだと思う。二つをまとめたこの作品は、感動する焦点が散漫してしまい、どこか大味になってしまっている気がしました。何だか惜しい感じ。。ちなみに、後者に似た話はいくつか聞いたことがありますっ。日本で戦後、一人の大学生が訪ねた民家で、彼がその家の戦死した息子にそっくりで、どうしてもと頼まれて一晩その家で過ごしたという話や、戦死の通知が届いて、葬式も埋葬もやってしまった後で、2、3年経ったら当人がひょっこり帰ってきたという話など(私の父方のじいちゃんもそうでした)。日本でもアメリカでも実際に結構あるんじゃないかな(^^。 |
《改行表示》35.何のこだわりもなく見れました。 終わったあとに2時間半だったの!?って感じ。 ジムキャリーはなにをやらせてもうまい人ですね。ますますファンになりました。 でも、個人的にはグリーンマイルよりは感動は薄いかもしれません。 みなさん、ショーシャンク。。って騒いでますけれど、観てません。機会があったら見てみます。 【吉澤】さん 7点(2004-08-12 16:06:56) |
34.中盤までは素敵なウソもあるねというファンタジーちっくな感じでよいと思ったんですが、だんだん、一人よがりの演説→英雄にまつりあげられ→お決まりの大味ハリウッド映画的ラストシーン これさえなければ・・・いや、これをしたいがための、2時間半だったんではないかとさえ思って、思わず減点要素なんですが、ジム・キャリーはとてもよかったと思います。でもやっぱり全編「素敵なウソ」で貫いて欲しかったんですが・・・ |
33.「ガンプ」をあげている方がいるが、言えてると思う。日本でなら「寅さん」かな。アメリカ人にも、日本人にもそれぞれに共通の理想、夢が心の底にあって、それをスクリーンに映し出したのが、こうした作品だと思う。寅さんみたいな人が本当にいるわけもなく、いたとしても世間に受け入れられるわけもないが、映画の中で、その底抜けの人の良さに思わず心暖まる思いを抱く。「マジェスティック」もそんな映画だ。正義や自由という理想、それを抱く人間に対する信頼、それが作品の底に力強く流れている。「ガンプ」は苦労することなくアメリカの現世的な成功を得て行くが、ピーターは何を得るのか。私は「ガンプ」はいまひとつ楽しめなかったのだが、この作品では、終わったとき心が暖かいもので満たされているのを感じた。お勧め。 【駆けてゆく雲】さん 7点(2004-07-10 14:52:18) (良:1票) |
32.亡くしたものを信じたくないという町の人達の”こころ”が素晴らしかった。またそれを演じたジム・キャリーありがとう。 【tetsu78】さん 7点(2004-06-07 02:36:30) |
31.「善玉の勝たなきゃ映画じゃない」ラストもやっぱりその通りになってくれましたね。でも、いい作品なんだけどなんかひとつ物足りない。ジム・キャリーの自分が誰だかわからない苦悩とか、自分が誰だかわかってしまいどうしようと悩んだりとかそういう苦しみをもっと描いてくれれば最後のハッピーエンドももっと感動的なものになったんじゃないかなって思ったりもしてます。今ひとつそういった重い部分が軽かったような気がします。唯一重く感じたのは町の人たちの心の傷ぐらいだったように感じました 【野次られLOW】さん 7点(2004-05-23 16:37:06) |