2.《ネタバレ》 忘れてしまったレンタルした理由をオープニングで思い出す。エンニオ・モリコーネ、ダリオ・アルジェント、カール・マルデンの組み合わせ。期待が膨らみ正座して鑑賞。展開は目が離せないものの突っ込みどころが多く、遂に正体を現した犯人に拍子抜け「ええっと、どなた、でしたっけ?」カール・マルデンなら震え上がってただろうに。しかしながら、抗いながら死んでゆく者の描写が、ポランスキー作品の遺体の描写を思い出させる生々しさで、物凄いインパクト。監督2作目の本作はサスペンスものであったけれど、イタリアン・ホラーの帝王の片鱗を覗かせる出来栄え。ホラーは嫌いなジャンルだけどアルジェント作品はトライしてもいいかなと思った秀作。