19.《ネタバレ》 最初、少女ウー・インが出てきた時、あれ?何だか少しパッケージの写真と違うぞ!例えるならAVのパッケージの女優と実際の女優とでは違うみたいな?いや、そんなに沢山、見てるわけではないけれど、そんな感じにしか思えず、ところがあの社長さんに色々とお世話になっていたり、同僚の社員仲間達と触れ合っているうちにどんどんと可愛く見えてくる。チャン・イーモウ監督は相変わらずロリコンである。少女に自分の好みなのか?のような画き方、そして、相変わらず画面全体を支配する色への拘り、赤、赤、そして、赤。人間の繋がり、血というものの色への拘りを感じさせる映像美!少女が最初に世話になる家のデブの母親とその息子、これまたとんでもないデブで親子揃って腹が経つほど性格が悪い。少女が眼の見えないことを良いことに偽のお金を渡す人達も見ていて腹が立つ。登場人物に嫌な奴が沢山いる中での社長さんの優しさ、そんな社長への感謝の気持ちと偽のお金を渡す人達に対しても同じく感謝の気持ちをテープに吹き込む少女の純粋さがこの映画のテーマではないだろうか? 【青観】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-17 20:58:02) (良:1票) |
《改行表示》18.《ネタバレ》 冒頭から、金も仕事もないのに結婚願望だけは強い中年オヤジを、どうしても理解できなかった。 主人公の少女は誰が見ても可愛いだけに、そこにワイセツな行為に及ぼうとする人間が全く現れないのも、違和感を感じさせる。 監督が、少女を下着姿で歩かせたのは、観客の反応を伺うために意図したことは絶対である。ホント、この監督はエロいと思う。 以前、日本でも新札紙幣が出回ったとき、盲人のマッサージ師が騙された事件があった。その女性は真っ白な紙きれを撫でながら「酷いことをする人がいるんですね…」と哀しげな表情で俯いていたが、私は、たとえ、この少女が紙キレであることを最初から知っていたとしても、それを善意と謳ってマッサージをさせている、この連中を許すことができない。 この少女が残した「至福のとき」という言葉は、彼女自身が過去の人生経験と比べた上で感じたのであって、私たち観客が、失業者達の善意(偽善行為)と繋げてしまうのは安直な考えだと断言したい。 少女と中年オヤジの、それぞれの不幸と感謝の気持ちが、お互い伝わらないというエンディングは、私個人の考え方にとてもマッチしていた。 少女と中年オヤジの関係がウソの会話のみで繋がっている…これだけが、この映画を評価する唯一の点である。 ホント、ここまで自然体でウソばかり並べる映画って、意外と少ないんだよなあ…… 悪いことばかり書いてしまったようだけど、テンポやユーモアも悪くないし、いろいろなことを考えさせてくれる映画ですよ。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-05-27 08:36:42) (良:1票) |
17.《ネタバレ》 家庭では厄介者にされ、心に傷を負った盲目の少女とひょんなことから彼女の面倒を見なければならなくなった仕事も金も無く、結婚も出来ない冴えない中年男。終始コメディタッチで描かれますが、2人の心が少しずつ近づいていく様子を周囲の愛すべき人々と共に描く温かくも切ない作品でした。ラストはこの作品に関してはありふれててもいい、ハッピーエンドで終わって欲しかったと思います。ただ、最後の録音された彼女のメッセージと中年男の手紙はお互いを思いやる気持ちに溢れていて何とも心温まる肉声のメッセージであり、手紙でした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-17 23:16:39) (良:1票) |
16.近代化の進む現代中国を舞台にした人情話なので、「あの子を探して」や「初恋のきた道」よりも「キープ・クール」に近い雰囲気(お伽話を現実的に締め括るのも近代化の表れか)。しかし「キープ~」の「近代化」した演出手法と違い、「あの子~」等と比べても、こちらの演出はかなり抑え目。カメラは被写体から離れ、寄りのシーンも望遠を使って芝居の臨場感を演出したりしてる。「初恋~」のチャン・ツィイー程の驚きは無いにしろ、新人ドン・ジエもイーモウ作品のヒロインに相応しい美少女振り(唯、思い切り可愛いパッケージの写真と本編との印象の違いは、AV並の落差)。そして脚本の作り込み方は、むしろ「あの子~」以前の作品に近い。何だかんだ言って本作は、イーモウの集大成的作品になってると思います、7点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-27 00:03:34) (良:1票) |
《改行表示》15.チャン・イーモウの匂いがプンプン。ユーモアを散りばめながら・・・すばらしい。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-24 23:11:19) |
14.これは良かった。目が見えない少女をとりまく、周りのおじさん、おばさんたちが温かかった。結婚のために嘘をつき続けていた社長が、途中から少女のために嘘をつき続けるのが辛く、そして哀しかったです。でも、居候先で疎まれていた少女が人の優しさを知り、旅立っていくさまをみて、”嘘も方便”だな、と思います。儒教思想の中国がよくこんな素晴らしい映画を作り上げたと感服しました。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-06-30 10:25:59) (良:1票) |
13.大きな山があるわけでもなく、どん底の谷があるわけでもなく、ある一塊の人々の日常を撮影しているような、淡々としていると言ってしまえばそれまでなのだけれど、とても優しい雰囲気なのです。とても穏やかに。 チャオと仲間達の心は盲目の少女に対しての同情心だけではなく、少女からも温かいものを貰っていたのですね、きっと。 心の底から優しい気持ちになれる、それが「至福」なのかもしれませんね。 |
12.チャン・イーモウの映画はこういうシンプルなほうが好きです。なんかありそうでない、ちょっと強引なストーリーのようでもこの人が作ると、なんだか素直な気持ちで見れちゃう気がします。最後もうちょっと感動的にしてほしかったなあ。見え見えでもいいから。。 【ノス】さん 7点(2004-12-11 11:52:20) |
11.《ネタバレ》 見合いに失敗し仕事もない中年。人間関係に悩み、目が見えなく人生に悩んでいた少女。お互いがお互いを求め、「絆」が芽生える。派手さもなく淡々と進む。コメディタッチな部分はあるけど、さほど感傷的でもない。この作品は「初恋のきた道」と「英雄」の間に作られて、あまり知られていないかもしれませんが、かなり素敵な作品です。気持がふっと明るくなれるというか、微笑みを与えてくれる作品だと思うのです。主演の盲目の少女を演じたドン・ジエという女優さんは新人で、オーディションで5万人の中から選ばれた新鋭ですが、実に上手い。仕事を褒められた時や、仲間が冗談を言った時にふと見せる控えめな笑顔。そして悩んでいる時に、その悩みを顔に出さないように隠そうとしている顔。本当に自然で上手いな~と思いました。ドン・ジェの可愛さも文句なし!7点献上。 |
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《改行表示》10.これもヒロインありきの映画ですね、まぁ僕的にはアリですが。 少女とちょっとバカだけど優しい人たちとの交流にほのぼのしますね。 これからあの子はどうなるんだろうと心配するのは…考えすぎか。 【ふくちゃん】さん 7点(2004-06-14 01:37:31) |
《改行表示》9.《ネタバレ》 観ていて、これは中国版チャップリン映画のような錯覚を覚えました。盲目の少女のために、失業になった人々が「何とかしてあげよう」と奮闘するやさしい映画です。自分が不幸であるのに、それでも困った人を助けようとする、お話としてはできすぎなんだけれど、こうした善人達のドラマもたまにはいいかも。映画の中盤、多くの人が行き交う交差点で、少女が助けてくれている人の顔を確かめようと向き合う場面がありますが、広い世界でたった2人で生きようとしている様子がよく描けていると思います。 ラストは1人で生きていく少女をカメラが追う形で終わりますが、 決してハッピーエンドじゃないですね。安心させない終わり方で その後、どうなったかは観客に委ねるという形をとっています。 もちろん、幸せになって欲しいと願うのですが。 【映画小僧】さん 7点(2004-03-05 11:04:34) |
8.いいー映画。デブなクソガキがおいしすぎる。一人っ子政策の下ではわがままになっちゃうのかな? 【バチケン】さん 7点(2004-02-15 21:40:05) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 主人公の中年男は、見栄っ張りなダメ男。でも、少女を失望させないために、ウソを塗り固めて、按摩師を続けさせるところなど、憎めない優しさがある。一方、少女も、ウソを付かれていると分かっていながら、それに気づかないフリをする。お金がなくなり「偽のお金」を受け取って、それが偽札と気づいたにも関わらずニッコリする少女の顔が印象的だった。 少女が中年男に「目が見えるようになったら、あなたの顔が見たい」というシーンで、チャップリンの『街の灯』を思い出した。しかし、ラストはものすごかった。ちょっと唖然。エンドロールにかぶさって鳴り響く、杖の音が印象的。個人的にはパッケージにもなっている満面の笑顔で終わって欲しかったのだけど・・。 【ムレネコ】さん 7点(2004-01-12 00:40:44) |
6.素直に泣けました。少女に恋してしまいました(照 【にゅうたいぷ】さん 7点(2003-12-14 01:31:56) |
5.この映画の監督になって、ラストを作り変えたい気分になった。 それほど主人公の盲目女性に感情移入できた。 【花守湖】さん 7点(2003-11-11 13:15:40) |
4.《ネタバレ》 かなり泣かせにかかってる話。そして感動させられる。それでよし 【紅蓮天国】さん 7点(2003-10-12 23:16:46) |
3.《ネタバレ》 色々とツッコミ所の多い映画ではある。最大の謎は、オッサンがなぜあんなにもあのデブに執着したのか分からない。あれがあるせいで、どんなにオッサンが少女と触れ合っても「結婚のためだろ」と思ってしまう。そして最後に全てが御破算になって、初めて(たぶん)心の底から少女を元気付けてやろうとしたオッサンを事故らせるチャン・イーモウのセンスも分からない。ただ、なんだかんだ言ってラストではほろっと来たし、全体的に想像してた以上に観やすい映画だった。 【C-14219】さん 7点(2003-07-04 14:19:36) |
2.チャン・イーモウ作品だからといって身構えて見ると、人によっては案外肩透かしを食らったような印象を受けるかも知れない。意外なほどの軽いタッチに戸惑う人もいるかも知れない。盲目の少女が主人公というだけで、チャップリンの「街の灯」を連想する人もいるようだが、むしろ吉本新喜劇風の人情小噺に近い。近代化が進む都会の片隅で、貧しくとも逞しく明るく生きている人々。その彼らが盲目の少女を励ます為に、ひと芝居打つ姿は実に無邪気であり、愛おしい。設定上どうしても深刻になり勝ちな展開を、努めてコミカルに描こうとする監督の苦心が窺い知れる。ただよく考えてみると、彼らのとった行動は一見美談のようだが、障害者をコケにしていることに何ら変わりがない。盲目でありながら彼らの嘘を簡単に見破ってしまう彼女。障害者が一人で生きていくには、健常者以上に強く逞しくなくてはいけないという事を、改めて思い知らされる。そして新星ドン・ジェが、その強い意志をもった少女を見事に好演している。 【ドラえもん】さん 7点(2003-03-15 00:08:18) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 まぁ面白かった。最後の彼女のテープの内容が、いかにもお涙ちょうだいで、そんでもって終わり方が、おじさんは危篤で彼女はお父さんに会えるかわからず、え?終わっちゃった?て感じではあっけど、まぁ面白かった。 【あろえりーな】さん 7点(2002-12-23 20:40:41) |