3.《ネタバレ》 今まで、失恋を自覚した途端に、一目散に去っていく寅さん(『殿様』に至っては目の前横切って)に、ちょっと情の薄さを感じる事もあったが、今回はフラれた(まで行ってないか?)相手の結婚式に、しかも仲人で出るなんて、寅さんすごいと感心する。
だが、あのスピーチは上手くオチたと言えるのかなあ?79年当時、「ウンが付いた」なんて言い古されていた気がするが。
今回いちばんの面白は、桃井かおりの自立支援の仕事探しのビラを作った時の、寅と社長のこのやり取り。
社長 なぁ、寅さん、せめて紙代だけでも払ってくれや。
寅 だから言っただろ、金は出世払い。
社長 ハハハ寅さん、悪いけど、これ以上出世できるのかい?
で、二人の若者を幸せに導いた寅さん、説教臭くなく、いい感じで結婚式の模様は感動しました。
が、日本の若者の歌はこの頃から既に「翼広げて」いたんだなあ、なんて思っちゃったりもしました。者の歌はこの頃から既に「翼広げて」いたんだなあ、なんて思っちゃった。