どん底(1936)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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どん底(1936)

[ドンゾコ]
The Lower Depths[米]/Underworld[英]
(Les Bas-Fonds)
1936年上映時間:95分
平均点:6.86 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(1937-11-23)
ドラマモノクロ映画犯罪ものロマンス戯曲(舞台劇)の映画化
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監督ジャン・ルノワール
助監督ジャック・ベッケル
キャストジャン・ギャバン(男優)ペペル
ジュニー・アストル(女優)ナターシャ
シュジー・プリム(女優)ワシリッサ
ルイ・ジューヴェ(男優)男爵
ウラジミル・ソコロフ(男優)コスチレフ
ジャニー・オルト(女優)ナスティア
ポール・タン(男優)
アンドレ・ガブリエロ(男優)
カミーユ・ベール(男優)
原作マキシム・ゴーリキー戯曲「どん底」(岩波文庫 他)
脚本ジャン・ルノワール
シャルル・スパーク
ジャック・コンパネーズ
音楽ジャン・ウィエネル
ロジェ・デゾルミエール(音楽技術アドバイザー)
撮影F・ブルガーズ
ジャン・バシュレ(ノンクレジット)
ジャック・メルカントン(カメラ・オペレーター)
美術ユージン・ローリー(セット装飾)
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2.《ネタバレ》 普通なら理解し合えないはずの者たちが・理解し合えっこないはずと信じ込まされていた者たちが、コロッと意気投合してしまう。会った瞬間に友だちになれてしまう。なんという人生肯定。この作品で一番印象深いのは男爵だろう。「身を落とした」などという意識は微塵もない。草原に寝転がる自由を心の底から満喫し、自分の選択を全然後悔していない。理想主義的すぎるとも思えるけど、でもいい。フランス映画でよく感じる「のんき」の尊重。けっきょく今まで自分は衣装を替えていただけだ、という述懐もあった。自殺してしまう役者とペペルの対比もある。遠い夢の病院と、現実の地道な生活への一歩の違いということか。マドンナが役人に口説かれてしまいそうになるときの陽の光の美しさは、親父譲りだな。というわけで黒澤版の暗~い『どん底』とはずいぶん印象が違うが、本家ロシア人が見るとそれぞれどんな感想を持つのか、ちょっと興味がある。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2012-10-26 10:04:26)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 本作で根底に流れているテーマは「愛の力」。 愛さえあれば、人はどんな“どん底”からでも這い上がれる。 そんな前向きで楽観的なメッセージが伝わってくる作品です。 その反面、アル中である人間が更生を夢みて前に進もうとするが、ちょっとした一言でその夢は儚くもくずれ、その後首をつってしまうという、「人生、一寸先は闇」といったシリアスな面も描いています。 また、「友情」「仲間意識」「嫉妬」「愛と金と権力」など、様々な人生に関するテーマがてんこ盛りで、人生勉強すらできてしまうという内容。 ジャン・ルノワールに対し、私はブルジョアというイメージを持っていました。 しかし、そんなルノワールが、こういった社会の底辺にいる様な市井の人々の暮らしや気持ちを、ここまで詳細に描けるなんて、とても驚きました。 ルノワールという監督は、何て幅が広いんでしょうか。 本当に驚きです。 この人間的な幅の広さこそが、ルノワールをして、巨匠と呼ばれている所以なんじゃないでしょうか。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-05-14 22:39:22)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.86点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6342.86%
7228.57%
8228.57%
900.00%
1000.00%

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