4.西部劇にしては大人しい。派手な銃撃シーンもない。ストーリー的にもワクワクするほどのものはない。ただそれでも相変わらずジョン・フォード監督の作り出す世界、美しい空の色、西部の町並み、そういうものをこれはこうなってるのか!なるほどね。西部劇を愛し続けてきたジョン・フォード監督とジョン・ウェインとの息の合ったコンビが繰り広げる世界観、それを美しい映像とかっこいい音楽とで見せてくれているという意味ではこれもまたジョン・フォード監督作品と言えるだしろうし、何しろ監督自身が一つの絵を自身のカメラから覗くようにして描いているようなそんな映画でもある。心から愛する西部劇を色んな形で表現しているこのジョン・フォード監督の心意気みたいなものはこの映画からも凄く感じられる。