1.《ネタバレ》 いろいろな「オペラ座の怪人」を見たが、ミュージカルでなくサイレントの「オペラの怪人」は初めてであった。むしろこの映画の方が原作に近く、後世の映画やミュージカルの方が改変されているという。その意味でこの映画を見たことは大変意義深かった。
この映画のファントムは「音楽と奇術に明るい、脱獄した猟奇犯罪者」であり、物語もミステリアスな怪奇ロマンとして描かれている。
前半部分のクリスティーヌとファントムの関わりは物足りないが、後半部分のクリスティーヌを救出する展開は、仕掛けやトリックが数多く出てきて楽しめる。