陸軍中野学校のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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陸軍中野学校

[リクグンナカノガッコウ]
1966年上映時間:95分
平均点:6.61 / 10(Review 18人) (点数分布表示)
公開開始日(1966-06-04)
アクションドラマサスペンス戦争ものシリーズものモノクロ映画スパイもの
新規登録(2003-12-25)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2023-05-14)【イニシャルK】さん
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監督増村保造
キャスト市川雷蔵(男優)三好次郎 椎名次郎
小川真由美(女優)(女優)布引雪子
加東大介(男優)草薙中佐
待田京介(男優)前田大尉
E・H・エリック(男優)オスカー・ダビドソン
村瀬幸子(女優)三好菊乃
早川雄三(男優)岩倉大佐
仁木多鶴子(女優)はる恵
三夏伸(男優)手塚
仲村隆(男優)杉本
穂高のり子(女優)バーのマダム
森矢雄二(男優)久保田
新宮信子(女優)伯爵夫人
田中三津子(女優)芸者
守田学(男優)連隊区司令部係官
伊東光一(男優)中野学校教官
夏木章(男優)中野学校教官
中条静夫(男優)中野学校教官
杉森麟(男優)中野学校教官
飛田喜佐夫(男優)中野学校教官
伊達正(男優)金庫破りの名人
中田勉(男優)佐倉連隊准尉
橋本力(俳優)(男優)憲兵少佐
原田[言玄](男優)佐倉連隊中隊長
高村栄一(男優)警視庁捜査係長
小山内淳(男優)中野学校教官
脚本星川清司
音楽山内正
撮影小林節雄
配給大映
美術下河原友雄
編集中静達治
録音渡辺利一
照明渡辺長治
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4.《ネタバレ》 中々面白いですねコレ。たぶん『007』に影響されたシリーズなんだろ~な~とは思えども、モノクロ作品なのでもっと前の映画?と思ったら全然そんなコトなかった…のですよね⇒でも、逆に戦前ぽくて雰囲気出てたんじゃねーの?と思ったりなんかもしました。また、スパイ映画としては技術的にも&スパイの内面的にも当然の如く超レトロ(聞こえは悪いですがある種「前時代的」)とゆーか、ラストなんか特に(中野学校卒業に際して)宴会で酒吞んでスパイが皆で高歌放吟してる!のなんかは「盗聴器とか無い時代だから…」と思ったりもしたのですね。前述どおり、スパイのテクみたいなモノも総じて属人的とゆーか(今で言うなら)ソーシャルエンジニアリングみたいなアナログなヤツが主流で、そこは再び、アイテム&ハイテク(&筋肉)頼みのキョウビのスパイとは一味違って面白かったですね。  加えて、邦画のスパイものとして彼らのキャラそのものとゆーか、何つーか実に「日本人ぽい」スパイが揃ってたな…と思ったのですよね。見た目もそーだし・みんな生真面目なのもそーだし、中でも主役の市川雷蔵さんはマジでフツーのサラリーマンにしか見えない…のですケド、ラストでは実に冷酷な「心の無い」スパイに成り果てて物語は次作に続いてゆく…という。そこなんかも、結局最後まで全く感情を見せないという(雷蔵さんに関する)演出自体が、ちょっと洋画では考えられないかな…とも思いましたよね。重ねて、その部分を見せつけるシナリオ全体の構成について、やや「出来すぎ」な感が在るのも確かですが、それでもまずまず好く出来ていた・効果的だったのではねーかと思いました。後続作も楽しみです。
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 7点(2023-11-21 13:40:32)
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3.大映作品らしい重厚さとモノクロの美しさを併せもった作品で、完成度は高い。 しかし、どうにも加東大介がミスキャストだ。 陸軍中野学校を率いる教官として、人間的厳しさが要求される役どころだが、加東大介にそれを演じさせるには無理がありすぎる。 加東大介は大好きな俳優だが、この役柄を演じるには相応しくない。 ユーモアと人情味あふれる役を演じさせてこそ味の出る俳優なのだから。  小川真由美だが、本作から10年後に作られた『実録三億円事件 時効成立』で観た、「疲れ果てた中年女」のイメージが強く、若い頃はこんなにも美しかったのか、、と衝撃というか、ショックを受けた。 美しさを奪う時の経過というものは、ほんとに残酷なものと痛感した。  全体として緊張感がみなぎり、まとめ方もうまく引き締まった穴のない作品だが、ミスキャスティングが響き、傑作とまではいかない気がする。  しかし、主演の市川雷蔵はさすがの渋さとクールさ。 やはり時代劇の雷蔵より、現代劇でこその雷蔵だ。 雷蔵出演の現代劇は全て観てみたい。
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-10-21 23:02:05)
2.《ネタバレ》 戦時中に実在した日本のスパイ養成所である陸軍中野学校を舞台にした増村保造監督の映画で、雷蔵晩年の現代劇での代表作となるシリーズの1作目。雷蔵演じる三好(常盤)次郎が本当にクールでカッコよく、増村監督が脚本に参加していた「ある殺し屋」でもそうだったけど、時代劇だけではなく現代劇でもじゅうぶんに魅力を感じることのできる俳優だとあらためて思う。モノクロというのも効果的で、これが映画全体の緊張感と重厚感を高めていて、中野学校の講習シーンなどどこかドキュメンタリータッチのような雰囲気を出すことに成功している。増村監督らしさもよく出ていて、クライマックスの次郎が恋人の雪子(小川真由美)を殺すシーンはもちろんだが、なんといっても女性のマネキンを使っての講習とかいかにもな感じの描き方をしていて、個性がちゃんと出てるのが良い。一方でその後の芸者を使っての実習シーンは彼らをスパイに仕立て上げる中野学校の中心人物である草薙中佐を演じるのが加東大介のためか、どことなく社長シリーズを思い出してしまい、少し浮いて見えてしまったのはちょっと残念。でも、この中佐役の加東大介自体は思ったより違和感がなかったのは良かった。(でも確かに少しこの俳優の人の良さが出てしまってる気はするが。)次郎の中野学校での生活と並行してヒロインである雪子が次郎を捜すストーリーが描かれていて、雪子視点で見るととても悲しい結末なのだが、出来ればこの部分をじっくり見たかった気がして、今になって見るとむしろその方が増村監督らしさはもっと出たのではと思ってしまうし、小川真由美には悪いのだが、やっぱりこのヒロイン役は増村作品の顔である若尾文子の方が合ってるかなと自分も思う。(2023年5月13日更新)
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2005-07-09 14:11:41)
1.雷蔵の魅力満載の映画です。ホント最近いませんね、その人の名前で観客を映画館によべる程の日本俳優。
Waffeさん 7点(2004-11-26 03:40:39)
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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 6.61点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
415.56%
5211.11%
6633.33%
7422.22%
8422.22%
915.56%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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