22.《ネタバレ》 う~~ん良い作品。邦題に騙されることなかれ。大脱走やアルカトラズからの脱出、パピヨン、あるいはショーシャンク系統の「脱走もの」ではなく、テーマとしてはまず間違いなく「ニューシネマ」です。シーンのほとんどはム所で、確かに主人公は脱走を行うけど、本筋はどう考えても脱走にはありません。「ずっと計画してたのか」に対するポール・ニューマン扮する主人公の答え、「計画などしたことはない」、ここに全てが集約されます。自由が渦巻いていた時代に、管理社会が訪れる。もはやむしろ「自由人」は少数派。自由にあるがままに生きるのがが正解だ!と誰もが心の中では思っていても、容赦ない権力と管理の波が自分をそれに向かわせない。だからこそ、周りの人々は本作主人公のような自由にありのままに生きる人間に憧れを覚える一方で、あと一歩そちらには踏み出せない。もはや自由を支持することは圧倒的少数派になってしまっているから、自分を曲げてでも「管理社会側」につくしかない。この社会で「自由側」につくにはあまりにもリスクが大きい・・・。と、いう一連の描写がとても良かったです。ただターニングポイントで本作の主張を表す露骨な台詞がいくつかあって、いい感じの流れで作品に入り込んでる最中にブレーキがかかる感じが勿体なかった気がします。あと全体的に動きは少なめでテーマありきなので、ニューシネマがあまり好きではない人にとっては若干退屈かもしれません。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-04 01:39:55) |
21.この日本語タイトルはいくらなんでも。母が亡くなってルークの歌うフレーズが印象にのこった。「とにかくプラスチック製のピンクのマリア様が一緒なら、150キロでぶっ飛ばしても怖かない だってマリアは 地獄へ送ったりしないからさ」 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-26 23:03:29) |
《改行表示》20.《ネタバレ》 ベトナム戦争が次第に暗い影を落とし始めていた1967年の作品。戦争で数々の武勲を手にして帰還したルークだが、何を目指して生きたらよいのかわからない。何が真実で、何に反抗したらよいのかさえもわからない。なにかの公共財?を壊したという軽微な罪で強制労働に従事させられる。出発がその軽さだ。収容所の中でも、意味のない賭けや闘いにひたすら自分を犠牲にしてしまう。ところがそんな主人公ルークに次第に周りの囚人たちは引き寄せられてくる。そういう意味のない犯行・抵抗の連続なのに、なぜか観客も引き込まれてしまう。 それはなぜだろう。戦争だ平和だと世間が次第に騒然となっていく時代にあっても、その銃後を含め、それら全体の虚しさ・ウソっぽさ・劇場性をみな感じてしまうからではないか。正しいもの、雨にうたれながら母への追慕の中でルークもそれを叫んでしまう。どこか囲いこまれた虚しさのようなものが60年代にもすでにあった。それを思い出した。分かりにくい、先駆的な、しかし評価の分かれる映画だったろう。 【柚】さん [地上波(字幕)] 7点(2014-04-26 01:02:42) |
19.TVでよく放送していて、その度に観てしまう。なんだろう、男心をくすぐるシーンが多い。 【noji】さん [地上波(吹替)] 7点(2013-08-11 08:31:42) |
《改行表示》【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-07 11:43:29) |
17.《ネタバレ》 この邦題で敬遠していたが、今回ポール・ニューマンの追悼の意を込めて鑑賞しました。この手の映画としては、やはり『ショーシャンクの空に』とか『カッコーの巣の上で』の方が好きだな…。そもそもなぜルークがパーキングメーターを壊したのかさっぱり分からないし(しかもそんな罪で2年も実刑を受けるのもすごい)、その後の行動も、反権力とか自由への渇望とかいうよりも、ただの無謀な博打行為に見えてしまう。ニューマンも若くてハンサムで格好良いが、個人的には80年代以降の渋みを増してからが好み。とは言え、硬派な漢の映画として観て損はなし。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-25 23:20:48) |
16.《ネタバレ》 ポール・ニューマンの味が出ていて格好いい。ボクシング、ゆで卵を食べるシーンは見ていてすごいと思った。最後に撃たれているのに笑ったルークが良かった。撮影は暑くて大変だったんだろうなぁ~って思います。 【エムシュー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-23 12:45:00) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 このポール・ニューマンは本当にカッコイイ。つきつめると、カッコイイ男はアホなのだ。 二度目の脱獄の後、改心した(と見せかけた)このパシリっぷりの演技。自分を通す為、絶対に諦めない為であったら、犬にだってなってやる。綿密な計画なんていらないんだ。 例えどんな境遇にいたって屈託なくあんな風に笑いたい。ラストでサングラスがタイヤに踏まれてパリッと割れる音に、少なからず溜飲が下がった。 【よし坊】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-26 02:44:08) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 私にとって卵と言えばロッキー以上にこの映画です! 【ちゃりお】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-15 20:06:20) |
13.ポール・ニューマンのかっこよさが最も表れている作品。母親が亡くなった時からシャバに出ても仕方ないと考えたのだろう。あそこまで反抗的なのはなぜかよくわからないが、漢だぜ、ルーク! 【T橋.COM】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-30 22:10:45) |
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【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-30 22:12:14) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 ポールニューマン、クールでかっこよかった。 発端はあんなに軽い罪なのに、結局死んでしまうなんて・・・。 【アキラ】さん 7点(2004-02-27 03:46:44) |
10.主人公は「勝負事は負けてばかり、中も外もルールや規則、ボスだらけ」という状況の中でクールに生きようともがき苦しむが、結局生きる事に疲れ、「どこに住めばいいのか?何をすればいいのか?」と思い悩む。でも自分で決めていくしかないのだ。 |
9.スゲー面白い。きっと彼は自由の国へ行けたんだね |
8.ジャッキーの炎の大捜査線という映画はこの映画のリメイクってことでしょうか? 【まさるす12】さん 7点(2003-04-17 18:41:35) |
7.所長のセリフがガンズ&ローズのCivilWarの冒頭に出てたんやね。知らなかった。ニューマン最高!ケネディも。 【サンダンス】さん 7点(2003-04-13 23:46:29) |
6.俺たちに明日はない、との二本立て封切りでみた。すごく充実感のある二本立てだった。 【ちょうじ 】さん 7点(2003-04-11 21:02:49) |
5.野外で労働させられる囚人の前で、わざと挑発しながら車を洗う超セクシーな女。あれを見ただけでも見た価値があった |
【洪金寶】さん 7点(2002-03-18 00:52:01) |
3.暴力で脱獄する映画かと思ったら暴力から脱獄する美しい映画でした。主人公が最後、暴力のない世界に行く時の笑顔も最高! 【終末婚】さん 7点(2001-06-02 21:11:37) |