13.《ネタバレ》 これは人によって、色々な視点から色々な評価をされる作品。英雄かどうかはさておき、現場での判断の是非を問うテーマ。こんなものに正解はないので、有罪が無罪かは客観的証拠ではなく、主観的感情で決まってしまう。なので、判決へ繋がる論理はなく、結果だけが伝えられるため、不完全燃焼ではあるけれども、緊張感を持って最後まで観れます。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-08 13:57:05) |
12.《ネタバレ》 公開当時「史上最悪の人種差別映画」と言われただけのことはあって、この映画のアラブ人差別は凄まじいものがあります。100人近くのアラブ人を殺した海兵隊長が無罪になるという物語なのですが、「アラブ人は殺されて当然の野蛮人です」という描写のオンパレード。なぜ彼らが反米なのかという複雑な中東情勢を微塵も匂わせることなく、大使館に押し寄せるアラブ人が当然の如く悪人扱いされており、小学校にもあがっていないような女の子が銃をガンガン撃ちまくるという常軌を逸した描写までがあります。どこの馬の骨かもわからないインディーズスタジオならともかく、パラマウントという大企業が突如こういう映画を作ってしまうという辺り、アメリカ人というのは油断ならん連中だなとあらためて気付かされます。。。と大きな問題を抱えた内容ではあるのですが、映画としてはなかなか面白く仕上がっています。腐ってもオスカー監督、こういう硬派な題材を扱わせるとフリードキンは良い仕事をします。前半の戦闘シーンの圧倒的なテンション、後半の法廷シーンにおける言葉の応酬戦など、見るべきものは少なからずあります。事件を都合よくコントロールするため政治家が証拠を葬ってしまうという展開も、現在の日本では非常にタイムリーで興味深く見ることが出来ました。欲を言えば、命の恩人を刑務所に入れようとすることに良心の呵責を覚える大使とその奥さんをキーパーソンに据えれば法廷ものとしてさらに面白くなったと思うのですが(せっかくベン・キングスレイに演じさせたのに、彼を有効活用しなかったのは勿体ない限り)、それでも本作は十分に良い出来だと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-11-27 22:17:12) |
11.ガイかっこよすぎ!でも大人向けっすね。子供のわしにはまだ分からんよ・・・ 【job】さん 7点(2003-09-19 21:53:41) |
10.全体的には良かったと思いますが、中盤の殴りあうシーンは理解できません。本当の友情には殴り合いが必須だとでも言いたげで、少し興ざめでした。 【クロ】さん 7点(2003-09-13 23:27:29) |
9.テーマは重いようでそれを描き切っていない気も。強国であろうとし過ぎるアメリカのエゴを非難するのか、発展途上国の悲劇を映すのか、政治や軍の腐敗や陰謀や不正を暴く作品なのか? そう言った期待をよそにこれと言ったヒネリもなく、終始トミー・リーとサミュエルによるベテラン俳優の夢の競演に酔うだけの作品に落ち付いてしまった気がした。 【イマジン】さん 7点(2002-08-25 15:20:31) |
8.映画の予告編を観たとき、観たいなと思った映画です。サミュエルの敬礼の意味が何なのか知りたかったからなんですが。同じ軍事法廷ものとして、なぜかメグちゃんの「戦火の勇気」を思い出してしまいます。そこで、トミーとデンゼルを比べてしまう。法定シーンに関しては後者の勝ち。問題を作るきっかけの戦闘シーンに関しては前者の勝ち。で、敬礼の意味は理解できなかったです。私がベトナム人だったら、返礼しないと思う。 【オオカミ】さん 7点(2002-05-04 17:39:34) |
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7.サミュエルLジャクソンっていつもいいか悪いか微妙なラインの役のような…狙撃兵を最初から狙えばよかったのにと思ってしまいました。 【ナガタロックⅢ】さん 7点(2002-02-26 00:03:29) |
6.法廷のシーンは素直におもしろかったし、S・L・ジャクソンとG・ピアースもハマり役だと思う。けどこの作品を観たのがあのテロ事件のあとなので、けっこう複雑な心境。…善悪の判断ってほんとに難しい。 【びでおや】さん 7点(2001-09-26 00:14:37) |
5.色んな要素が織り交ぜられていて、なかなかでした。が、なんかスケールが小さい気がするのはナゼ?でも久々にガイピアース見れたからいっか! 【Andrej】さん 7点(2001-07-20 16:04:27) |
4.題材としてはかなり面白かったけど法廷シーンがいまいち緊迫感が感じられなかったけど、サミュエル・L・ジャクソンはかなりはまってた! 【T・Y】さん 7点(2001-04-04 16:57:54) |
3.期待した割には・・・。何か物足りない感じです。 【雪うさぎ】さん 7点(2001-03-06 00:51:17) |
【NAOKING】さん 7点(2001-02-16 02:12:47) |
1.アメリカやアメリカ人にとって「ベトナム」とは、何だったのか?答えは今もって分からない。いや、そんな簡単に答えなど出せない。答えを出すことの出来る人間は、戦場へと向かった人間のみだろう。それゆえに、戦友同士は互いに暗黙の了解がある。それは決して他人が理解出来ず、入り込めない。「英雄」の条件とは何か?自らの危険を顧みず、勇気ある行動をとる事がそうなのだろうか・・・。もし、その行動が仲間を傷つけるような事になっても「英雄」なのだろうか?戦闘における「英雄」の定義は、まさにあいまいである。この映画において、それを問うあまりにいくつか矛盾したことが起きる。軍の責任問題がいつもあいまいになるのは、いつものことだが、それがあまりにも単純すぎやしないだろうか?トミー・リー・ジョーンズのキャラクターが弱すぎる。せっかくの演技力がキャラの弱さで、台無しである。ガイ・ピアーズの方がよっぽど目立っていた。何十年にも及ぶ思いが、たった2時間で解決など出来ないであろう。 【mmm】さん 7点(2000-09-04 01:26:06) |