35.タイトルが一番すごい(これは批判ではない)。ジョンがイカれているので、下手な反差別映画に堕していないところも良い。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-01 16:14:11) |
【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-12-17 23:55:41) |
33.倍速で見ててもしんどかった。とても普通に全編観れる自信はない。でも、観た方がいいと思う、偏見のある人も無い人も。 【ぷりしら19号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-07-19 01:11:15) |
32.これも痛い映画でつね。『ピアニスト』のときと同じく正視に耐えなくてDVD何度も止めちゃいました。これは性同一性障害にスポットライトを当てて「差別はよくない」なんてこと言いたかった訳ではなくて、不幸なめぐり合わせと貧困、教育の問題なんだと思ったでつ。底辺に暮らす人たちにしてみれば理由なんて何だってよかった。たまたまキリスト教的道徳規範で悪・脅威の対象とされているものに憎悪が向けられた。キャンディスもラナのおかん(綾戸千絵似)もジョン(「K-19」ではがんばった)もトムも、ティーナという触媒がなければそれなり平和に暮らせてたかもしんない。うん、彼らが一方的に悪いわけじゃないでつ。貧困と教育不足からくるモラルの低さと無理解でつよね。ていうかそもそも実在したティーナ自身、軽犯罪繰り返しつつそんな社会にいて我を通してた訳だから愛と自由を求めた代償でもあるのかも。映画じゃそのへんの犯罪暦はっきり描いてなかったみたいでつけどね。この得たものと失ったものっていうのがあるから、全く救いが無いストーリィとも言えないんじゃないかなって思ったでつ。 【ごりちんです】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-01-20 14:58:53) |
《改行表示》31.主演のヒラリー・スワンクは計算された演技と独特の美貌で心を奪う。この映画はその一点だけで成り立っているような感じがする。感情をまじえず、事実として性同一障害者の現状・悲しみを描こうとした意図はよくわかるけれども、かえってそれが現実をなぞるだけに終わってしまっているような気がする。アカデミー賞をとったのが主演女優賞だけというのもむべなるかな。でも人には絶対お勧めしない。あまりにも悲しすぎるから。おすぎさんとかはどう思うんだろう、こういう映画。どういう批評をしているのか知りたいと思いました。 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-10-03 11:32:48) |
30.ヒラリー・スワンクは良く演じてて、それだけで見ごたえがあります。ただヒロイン役に魅力が無さ過ぎて、主人公が一目ぼれしたことに説得力がないのが痛いですね。考えさせられる題材ではあるものの、性同一性障害についての詳しい説明は無いので、映画だけ観て、この障害について理解するのは相当困難でしょうね。かえって誤解を招きそうで心配になります。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-24 21:28:54) |
29.《ネタバレ》 私は自分で後味の悪い映画が好きだと思っていたが、リアルに後味の悪い映画は苦手かもしれないと気付かされた。まさかここまで救いようのない話だとは思わず。ラストはラナがジョンとトムに発砲して、ブランドンのかたきを取るのかと予想して(願って)いたら、この映画はそんな甘さ許しちゃくれなかった。ところで、ラナ役の女優はこの映画で初めてお目にかかったが、顔の大きさ&造りと首の太さから「本当は男なんだろう」と終始思っていた。誰よりもブランドンに理解を示しているところも、自分も同じ障害に苦しむ者だからなのかなぁと(この考え自体差別的かしら?そんなつもりはないんだけど) しかし最後までそんな伏線はちらりともないままエンディングだったので驚いたのとともに、失礼にも疑ってしまいゴメンナサイ。これを観る前に『ミリオンダラー・ベイビー』は鑑賞済みだけど、ヒラリー・スワンクは本当にすごいね。むしろビバヒルで普通のシングルマザーを演っていたのが信じられない。※レビューを読んでいて思ったのですが、レズ(またはゲイ)と性同一性障害は根本的に違うと思います。レズはお互い女同士っていう認識のもとに愛し合うもので、性同一性障害は男と女が愛し合っているものだと思う。ただ、片方の「体」が認識とずれているので、結果的に外からはただの「男と男」又は「女と女」(つまり同性愛者)にしか見えない、ということじゃないかな。 【pb】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-07 12:33:12) |
28.とにかく重い実話物ブラックドラマ。これはもう見た後で各々自分なりの結論を出す為のデバイスとして捕らえるべきでしょう。とにかく後味は悪いが、誘う女のような黒いだけのドラマではなく自分で考える余地を残している。ブラックサスペンスの理想系。ヒラリー・スワンクオスカー当然ですな 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-29 09:17:09) |
《改行表示》27.後味が悪いといっても、コレ実話なんですね。実話ベースなら、どんな感想でも、感じるものがあればオッケイと僕は思ってます。 最後の晩、自分がどういう経緯で「男」として生きていくことにしたのかを語るシーン。もう少し突っ込んだ描写があった方がよかったのかも知れませんね。 この映画は性同一性障害に対して、多少の予備知識を必要とする映画だと思います。正常な性意識を持つ人からすれば、性というのは男と女、きれいに2つに分かれるものだと思いますが、実際には、肉体的にも精神的にも染色体的にも色んな性のバリエーションがあるそうです。この映画のティナの障害は、映画でも触れていたように生まれつきのもので、自分の性を女性と自認できない苦しさ、落ち着かなさ、自分の性自認に対する罪の意識、同じような性が周りにいない孤独感、本当に苦痛なもののようです。またそれが理解されない、その結果のひとつが、この映画の元になった話なんですね。 確かに後味の悪い映画ですが、こういう苦しみを持って孤独に生きている人がいる、ということを知るだけでも、救いはあると思います。 【おぎ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-10 05:43:59) |
《改行表示》26.砂糖を軽くすくい上げ、 すり切る。 スプーンの上に残った分がジョン達にとっての「まっとうな人間」なのだ。 じゃあ、切られ、床に落ちた分は何か... それが、ブランドンなのだ。 どんなに認める人がいようと、愛する人々がいようと...彼らの立場は、まだそんな扱いなのかも知れない。 じゃあ、スプーンの中と床に落ちた砂糖は違うのか? “同じ”だ。 まったく同じ砂糖。床に落ちようが、払いのけられようが、その甘さに違いはない。 “同じ”成分だ。 悲しいことだが、これは一場面で、今日も世界の何処かで、スプーンの上の砂糖はすり切られる。 残酷すぎる一場面が「ボーイズ・ドント・クライ」だろう。 【MAZE】さん 7点(2004-11-17 01:47:24) (良:2票) |
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25.センセーショナルさだけをやたらに前面に出していて、物語に深みを出す為の描写、つまりはブランドンの葛藤やその他の登場人物の心理描写、行動の根拠等がなおざりにされている感じはする。それでもヒラリー・スワンクの体当たり演技は素晴らしく、性同一性障害者をリアル過ぎる位リアルに演じていたと思う。だんだん爆笑問題の太田に見えて来た時はどうしようかと思いましたが。そしてクロエ・セヴィニーの異様な存在感も良かった。彼女は目の下のクマすら魅力の1つにしてしまえる不思議な女優。あのクマいいですよ。不健康で妖しい色気。 【ひのと】さん 7点(2004-02-21 12:21:56) |
《改行表示》24.やっぱ実話なんだ...と、エンドロール直前のテロップを読みながら複雑な気持ちでした。エピソードのセンセーショナルさ加減を全面に出すんじゃなくて、病気のこととか屈折した気持ちという人物描写がメインだったらより深みが出て自分好みだったのに。あっさりとした“青春のワンシーン”としてまとめてしまうにはもったいない、興味深い人々だった。 ティーナ役の彼女はアカデミー賞だったんですね。とてもステキ。でも彼女を選考したいきさつにも興味が湧きます。 【●えすかるご●】さん 7点(2004-02-08 15:35:58) |
23.重い..とても重い作品です.. 見終わると沈んでしまいます.. アメリカも、田舎はまだまだ保守的なんだ..と、アメリカの二面性を思い知らされた感じです... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-02-05 19:04:09) |
22.話の展開の唐突さ、心理描写の不足、障害自体に対する突っ込みの甘さなど、技術的な穴はいろいろあります。しかし、ラストも含めて、作品としてのインパクトは絶大なものがあります。主人公を、聖人君子としてではなく、むしろすぐに遊び回りたがる困った人物として描いているのが、逆に説得力を強めています。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2003-12-28 02:09:05) (良:1票) |
21.「I love men」な私に、性同一性障害の方の心情は理解は出来ないけれど、ヒラリー・スワンクの熱演を見て、痛みは充分に伝わって来た。二時間の間、ただただ痛い。そして見終わった後、人間という生き物が「他との差異」を認められないうちは、「自由の国アメリカ」にも自由はないのだという絶望感だけが残った。長く人類全体が抱える、肌の色による差別、信教による差別といった重いものから、「ちょっと素敵だな」と思った人が、PCのデスクトップピクチャをモー娘にしていて幻滅するという下らないことまで、人間という生き物は、差別をせずにはアイデンティティーが保てない生き物なのだと、改めて痛感した。それを超えてティーナを愛したラナの、可愛くて、少々野暮ったくて、危うくて温かい、新しい生き物みたいな生き方に、生物としての美しさを感じた。ただここまで、娯楽要素を排除して、見る側の胃を痛くするような映画は、反則技だと思う。良い映画ではあるが、早く忘れたいとも思ってしまう。 【ともとも】さん 7点(2003-12-15 22:09:33) (良:2票) |
20.重い。異様に重い。そして後味も異常に悪い。面白いとかそういう映画ではないが、見ておくべき、見ておかなければ、知っておかなければならない話なんだと思った。実話と知らずに見てしまって、ラストに憤慨したが、実際の結末だということに驚き、なんでそうなっちゃうの?と悲しくなるとともに、後味がどうのとか感じてる場合じゃなかった、と思った。ただ、映画だし、脚色を含め、どこまで正しくできているのか、など疑問点は沸いた。点数はつけにくいが、映画は娯楽だという考えなので、この点。 【かりぶ】さん 7点(2003-11-20 14:12:22) |
19.《ネタバレ》 何よりもヒラリー・スワンクの熱演に脱帽。ラストのあまりにも残酷な描写は、実話だからこそ感じられる後味の悪さだった。この映画が単に観客に見せるために作られたストーリーの映画でないことの証明のような気がする。 【JEWEL】さん 7点(2003-11-11 23:21:20) |
【ぷっきぃ】さん 7点(2003-09-25 14:47:01) |
17.《ネタバレ》 楽しめる類の映画ではないので満点はつけられませんが、美しく優しい、少女にとって理想的な青年でありたいと願い、嘘も多いけど常に少女たちの気持ちを惹きつけるブランドンと、同性愛者という言葉を盾に嫉妬し、排除しようと騒ぎ立てる野蛮でつまらない男たち。そして彼らが迎える結末・・・性同一性障害の少女が巻き込まれた事件を通して、同性愛者の差別問題だけでなく、少女たちの夢と現実のギャップが巧みに描かれていたように思います。 【SN】さん 7点(2003-09-13 02:42:31) |
16.とても切なかったです。ラストで泣けました。あんまりです。 【ジェイムズ】さん 7点(2003-06-26 07:42:43) |