2.《ネタバレ》 一揆といえば、白土三平の漫画のような反乱を思い浮かべる。
が、この映画の一揆は、むちゃくちゃ事務的である。
年貢の取り高を決める方式をめぐって、郡上の村の人々が、
地域の取りまとめ役の庄屋じゃ埒あかない。
ならば江戸に行って、お偉いさんに直訴って考えるのが、一揆なのだ。
しかし、お上はこの直訴騒動に、騒動の芽をつぶそうと、
一旦、訴えた連中を村に返して、監視の目を強める。
そこで、また何やら話し合ってるとこを、お上が足軽連れて、抑え込みに行くとこで、
これは、また直訴しかないというとこから、全員、打ち首。
酷い話だと思う。
しかし、逆に言えば、統制の強い時代が江戸だったのかもしれない。
打ちこわし~とか、過激な騒動は、江戸時代にはもう少なかったのかもしれない。