3.《ネタバレ》 死体が生きているように並ぶ不気味な無人砦から始まるサスペンス的面白さ、少年時代から見せる兄弟たちの微笑ましい姿、軍隊における軍曹の悪役っぷりの見事さ、そして兄弟が力を合わせて困難を乗り越え感動のラストへと…。こういう兄弟愛ものを感傷的になり過ぎずサラっと爽快に2時間足らずで描いてしまうところが凄いです。 ゲイリー・クーパーの長男と末弟のシーンが多く、現実と同じように?次男坊は損な役回りかと思っていましたら、終盤に次男坊の見せ場がしっかり用意されていて、敵の注意を引きつけるためラッパを吹き、撃たれ、砂漠で砂埃を巻き上げながらコロコロ転がってゆく様は最も印象深いシーンになっており、末弟が一生懸命それを追っかけて走ってゆく姿も感動的です。