1.《ネタバレ》 早くに母を亡くし父と2人で生きている10歳の少年が主人公。父は超多忙な弁護士。
作品の大半の時間はこの少年の孤独、淋しさを描くことに使われます。
少年と父親と、父親の恋人。登場する誰もが辛い思いを抱えている。
儚げな音楽とこの少年のかわいらしさ。
中盤あたりの父と息子の姿に「クレイマー・クレイマー」を思い出したりもした。
しかし、もっと辛くなる展開が最終盤、突然にやってきます。
見る者を泣かせにきているのは明白。しかしそれでもこのラストは・・・。
夜の遊園地。少し離れた場所から父と息子の様子を見つめる恋人の表情もまた悲しかった。