9.ある程度柔軟性を求められる映画だと思うがこういう世界にファイト一発で乗れる人ならそこそこ時間潰しにはなると思う。やはり特筆すべきはこういう映画にジュリアン・ムーアやゲイリー・シニーズ、アルフレ・ウッダードといった濃いメンバーを放り込んだことであって、異種格闘技的な醍醐味は充分。スター隠し芸大会だと思って楽しむのが一番だが、ジャンルを見誤ったり乗り遅れてしまうと後半はかなり辛い展開となるだろう。要するに豪華メンバーが正月の企画番組でXファイルごっこをやってると思えばこんなに楽しい企画モノはない。はっきり言って久しぶりの真性立ちくらみ系作品だと思うが、個人的にはこういう現場が楽しそうな映画は大好きだ。ビデオで見たらサラッと見流してしまいがちな映画ではあるので、どうせなら踊る阿呆として当日券払って劇場で立ちくらみたい。しかしジュリアン・ムーアはそれなりに老けた。15年前のメリル・ストリープぐらいの力量は充分ある女優だと思うのだが、この人のある種ふっきれた芸人根性にはひたすら感服するばかり。だからこそこういう映画がスゴくなっちゃうんだけど。 【anemone】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-12 19:43:59) (笑:1票) |
8.ぐいぐいとひきつけられる展開に意外な落ち。かなり楽しめた。 もっと評価されていい作品。 【ガブ:ポッシブル】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-02-17 12:15:09) |
7.《ネタバレ》 記憶・脳内系ミステリ作品と思いきや宇宙人キャトルミューテーションSF作品だった!という肩透かし感も否めないが、それでも面白かった。SF作品なのに最低限の説明でテンポを重視している点も、魅力。ルール無用のエイリアンではなく、行動に「縛り」があるというのも、重要。ラストの「何も起きていない感」で附されたピリオドも、うまい。 【aksweet】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-12-28 20:25:02) |
6.《ネタバレ》 これはストーリーそのものは嫌いじゃないし宇宙人オチでも構わないし色々とそれなりに面白かったし説明不足の部分も突っ込まずにおこうと思うのですが、とっにっかっくっ主人公の性格が嫌いです。私自身ああいう状況になったらあんな風になるんだろうなぁとは思うんですが、見てて気分が悪いものは悪いわけで…ブン殴りたいわけで…。 男のほうも国家安全保障局の車の停め方オカシイだろ!通報したのあんただろ!「待って下さい僕が間違ってましたすみませんお手数をおかけしました彼女を解放して下さい」だろ! えーとうーんとバカー! 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-09-27 01:14:18) |
5.《ネタバレ》 ・・・そう来たか・・。 どうせなら、ゲイリー・シニーズがバケモノに変身するとこまでやって欲しかった。 どうしても”幸せ顔”が似合わないジュリアン・ムーアに1点。 【★ピカリン★】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-14 12:19:37) |
4.《ネタバレ》 ゲーリー・シニーズが出演しているので見てみたが、悪くなかった。まず映画全般の雰囲気・ペースは独特のものがあったし、敵or味方の判断も時間経過とともに明らかになっていく点も良かった。黒幕がだれだったのか(宇宙人?神?悪魔?)の追求は置いといて(というか、こだわらず)、母の愛情は強いということなのでしょう。しかし、ジュリアン・ムーアは引き続き実験体ということなのですかね?子供を、ただ返したとは思えませんが・・・ いらない人間を空に飛ばしてしまう発想はなかなかでした。 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-14 02:46:45) |
3.《ネタバレ》 宇宙人にさらわれた息子、だがしかし、その息子の存在した記憶は、母以外は消されていた・・ってストーリーを聞いておもしろそーって思い観たけど、そこそこよかった。特に車が突入してくるシーンは、すんごいドキッてしてもーた。人間が飛ぶのも、おもしろくて目新しい。あっとゆーまに映画が終わったので、退屈じゃなかってんやろな~。ただ、なんであの母親だけが記憶を消されなかったのか、なんか納得できひんねんな~。映画の表現したい部分はそこじゃないから、そんな細かいとこはどーでもえーんやろな~。多分。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-23 09:59:38) |
2.《ネタバレ》 こりゃ厳しい評価ですね♪確かに突拍子もないストーリーはいただけませんが、それでもコノ映画の言わんとすることは全然ブレてないと思う。『死んでしまう』より恐ろしいことは、存在さえ『忘れてしまう』こと。それが痛いほど解った。 まあ、時々ビヨーンと飛んで行ってしまうトコなんかは失笑してしまうほど、間抜けだし「人間の仕業とは思えない」ってトコから、話はドコに向うのかしらって思ってたら、ちゃんとまとまってし、最後まで釘付けにされたし、結末にある幸福感が私にも感じられましたので、この点です☆ 【さら】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-06 15:30:31) |
1.《ネタバレ》 自分のお腹を痛めてまで生み育てた子供が、実は最初から存在していなかったとしたら・・という発想から編み出された、「記憶」に纏わるサスペンス・ドラマ。これはもはや、記憶違いや物忘れなどのレベルの話ではないだけに、ヒロインの妄想すなわち、昨今流行の“あのパターン”の映画だろうと高をくくっていたが、同じ様なパターンの映画が通用するほど、ハリウッドもそう甘くはない。巧妙に仕掛けられた罠なのか、或いはやはり彼女の思い違いなのか・・・といったミステリアスな雰囲気は持続することなく、映画は中盤から様相が一変してしまう。当初、D・フィンチャーの「ゲーム」を連想していたのだが、謎の男が出現してからはかなり具体的に、しかも人知の及ばない“何か”の策略が蠢いていることが解かってくる。このあたりを「Xファイル」的だと指摘する声もあるが、私などはむしろ昔の米TVドラマ「ミステリー・ゾーン」のロッド・サーリングの世界そのものだと思っている。決して理屈ではなく、我々の日常周辺に生じる身近な出来事。奇異であり奇跡的であり、人知では計れない不可思議な現象を描いた本作は、小さな世界の話のようでいて、実に大きいスケール感を伴った映画だ。しかし謎の解明のプロセスが大雑把で、結論に至るまでが余りにも性急過ぎるのは、上映時間の問題だけではないように思う。とりわけ、信じ難い話にやたら物分りの良い女性警官や、何かを嗅ぎ回っていたフシのある連邦保安局員は、途中から登場しなくなったりと、何かにつけて不備が目立つ。要はせっかくのアイデアを上手く脚本化できなかった事が、本作の最大の欠陥とも言えるのだが、もう少しヒネリがあれば、もっと面白い作品になっていただけに、惜しい気がする。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-30 16:02:58) |