1.Ⅴ6を6人まとめて起用できる、となった時に、ここまでハチャメチャな映画を作ってしまう、作れてしまう神経の図太さは、いやはやさすがです。ある意味、ブチ壊し。痛快。
とりあえず6人を、強盗2名、刑事2名、よくわからんヤツ2名と割り振って、あとはそれぞれ入り乱れてのシッチャカメッチャカな追いかけあい。何がどうなって誰がどうなったか、スピーディー過ぎて、ついていくのが大変、いや、ついていかなくても映画の方が連れて行ってくれるけど、そもそもどこに連れていかれるのかが、さっぱりわからない。
で、どこに連れていかれるのかと思っていたら、謎の洋館。これ、もし『シャイニング』を全く知らない人は見たら、全く意味不明でしょう。いや、知ってても充分、意味不明ですけどね、「なんでここで『シャイニング』なのよ」と。
意味不明でも結構、シャイニング効果でいきなりバトルが開始され、すでに充分ブッ飛んでいた映画前半をさらにブチ壊さんとばかり、映画は別次元へと。
こうやってみるとⅤ6は、メンバー間の年齢差が大きいってのもあるのでしょうが(一番老けているイノッチは、実は、どちらかというとカミセン寄りの年齢なのだけど)、それぞれの個性が際立ってますね。旧ジャニーズで、こういう映画に起用できるグループは、他にいないかもしれません。と言うわけで、この映画がⅤ6の、正しい起用法なのかもしれません。