ミッドナイト・エクスプレス(1978)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ミッドナイト・エクスプレス(1978)

[ミッドナイトエクスプレス]
Midnight Express
1978年上映時間:121分
平均点:7.04 / 10(Review 116人) (点数分布表示)
公開開始日(1978-10-21)
ドラマサスペンス刑務所もの実話もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2018-02-22)【S&S】さん
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監督アラン・パーカー〔監督〕
キャストブラッド・デイヴィス(男優)ビリー・ヘイズ
アイリーン・ミラクル(女優)スーザン
ボー・ホプキンス(男優)テックス
ランディ・クエイド(男優)ジミー・ブース
ジョン・ハート(男優)マックス
マイク・ケリン(男優)ビリーの父親
マイケル・エンサイン(男優)スタンリー・ダニエルズ
ノーバート・ウェイサー(男優)エリック
ポール・L・スミス〔男優・1936年生〕(男優)ハミドゥ
池田秀一ビリー・ヘイズ(日本語吹き替え版)
幸田直子スーザン(日本語吹き替え版)
青野武ジミー・ブース(日本語吹き替え版)
草野大悟マックス(日本語吹き替え版)
今西正男(日本語吹き替え版)
宮川洋一ハミドゥ(日本語吹き替え版)
脚本オリヴァー・ストーン
音楽ジョルジオ・モロダー
撮影マイケル・セレシン
製作アラン・マーシャル〔製作〕
コロムビア・ピクチャーズ
デヴィッド・パットナム
製作総指揮ピーター・グーバー
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術ジェフリー・カークランド(プロダクション・デザイン)
衣装ミレーナ・カノネロ
編集ジェリー・ハンブリング
字幕翻訳野中重雄
あらすじ
1970年、アメリカから観光にやってきたビリーは、トルコの空港から麻薬を持ち出そうとして逮捕される。重罪人扱いされたビリーは、4年の刑を言い渡され愕然とする。放り込まれた刑務所には同じような仲間たちが、無気力に暮らしていた。三年以上の刑に耐えたビリーだが、さらに刑が重くなるという最悪の事態が発生し…実話を元にしたエキゾチック・サスペンス。絶望のあまり刑務所で人格が変わってゆくビリーを過酷なまでにシリアスに描く。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12
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29.《ネタバレ》 「監視状況下での脱出計画の面白さ」と「脱出成功時のカタルシス」。それが“脱獄もの”の面白さだと思います。閉鎖空間がもたらす濃密な空気。秘密裡に事を進行させるという緊張感。設定そのものが秀逸です。その見地からすると、本作は“脱獄もの”とは言えません。そもそも脱獄に重点が置かれていません。刑務所内の緊張感も希薄。主人公に同情は出来るものの、基本的には自業自得という話。カタルシスは小さいです。でも観客に訴えかけるメッセージは痛烈でした。主人公に突きつけられたもの。それは貴重な時を奪われる、人生を無駄にするという現実です。即効性の恐怖ではありません。しかし一度意識してしまうとダメです。その焦燥と不安たるや絶大。人格を崩壊させるほどの威力を持ちます。本作では、あくどい世話人への暴行、面会での自慰行為という形で端的に表現されています。誰でも同じような恐れを感じたことがあるはずです。皆、時間に囚われている。本作はそのことを再認識させます。時を奪われることは、命を奪われること。時間はかくも尊い。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-19 18:23:38)(良:1票)
28.《ネタバレ》 映画のタイトルが、なんといってもしびれる。「ミッドナイトエクスプレス」とは、受刑者たちで使われる隠語で「脱獄」を意味する言葉。この幻の列車に乗るのか、乗れるのか、それとも待ち続けるしかないのか…。そもそもこんな列車は幻想に過ぎず…、受刑者が、監獄という「絶望」の中で生き続けるためにすがりつく、単なる希望に過ぎないのだろうか。本作のタイトルの意味を知っただけで、かなりの儚さを感じさせる。
本作のような作品というのは、関係者に対して影響力が大きく、力をもった映画である。
アメリカ・トルコ間での受刑者の在り方を変えたというだけではなく、本作を観れば、誰しもヤクを密輸入しようとは思わないはずだろう。ヤクの密輸入がもはや軽い行為でないと分かるはずだ。政治だけでなく、海外へ渡航する一般市民までをも変えるだけの力を持つ映画という点で評価は高くなる。
また、犯罪が自分自身だけでなく、自分の周囲の関係者をも不幸に貶めることであることがきちんと描かれている点において、本作が他の犯罪を含めた犯罪への抑止力にもなるだろう。
本作のストーリーに関して、自業自得という意見をもつのも分からないではないが、本作の問題はその一言で済まされるものではない。犯罪者(加害者)の人権を過度に必死になって護ろうという動きには個人的には否定的であるが、本作では人間が人間として生きる権利さえ奪われていることが一番の問題であり、さらに、犯した犯罪に比して、下された不当な判決、不当な手続きによって拘禁され続けたという点にも問題がある。
スーザンとの再会シーンは、まさに衝撃である。人間としての本能を抑えきれないほどギリギリの精神状態になるまで、追い詰められているということがよく分かるシーン。やはり、人間を発狂させ、廃人に追い込む非人道的なやり方は認められるものではなく、自業自得を超えた世界である。
DVDの特典には、ビリー本人もちらっと出ていた。映画の監獄セットに対して、当時を思い出し、あのときの恐怖を思い出すといったナレーションがあったが、本作のどこまでが真実なのだろうか。しかし、日本でも近年(2002年ごろ)、中国でビラを配っただけで不当に1年半ほど拘禁された事件があったところだ。本作に描かれたことは、まだまだ過去の事件とは済まされないようだ。
六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-08 02:16:00)(良:1票)
27.《ネタバレ》 物語全てが実話であれば3点ですが、かなりの脚色が加えられているようで(所長殺害は最たるもの)、軽い気持ちで外国で法を犯すと大変な目に遭う事を見せつけられた迫力ある佳作。自業自得の極みであるスーザンとの面会シーンが強烈。マックスはあのまま刑務所で朽ち果てたのか(そもそも何故所内で大麻が吸えるのか)2つの大きな謎であります。音楽が耳に残ります。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2018-01-29 01:14:45)
26.《ネタバレ》 好きにはなれない作品だけど、いろんな意味ですごい作品だ。罰のきつさがイマイチ伝わらなかったり、脱獄しようとする過程が極めて雑だったり、(そもそも悪いことしてんのに)正義のアメリカ様だったりとかはマイナス。対して、再三他者から言われる「必ず上手くいくから」の響きの遠さと僅かな希望、追加30年くらったときの絶望、特別収容所に入った後の壊れていく様、2度目の鼓動のシーンなど、主に心理面でのサスペンス調の描き方は良かった。男のむさ苦しさが果てしないです。
53羽の孔雀さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-20 05:33:08)
25.主役が若き日のブラピを彷彿させる。えん罪ではなく実際に悪いことをして捕まっているのだから、同情の余地はないのだが、外国で刑務所に入れられるようなことはしてはいけないなと、心に誓える映画だった
シネマファン55号さん [インターネット(字幕)] 7点(2014-09-10 12:24:35)
24.《ネタバレ》 ○えげつない現実をまざまざと見せつける作品。悪になり切れない中途半端が招いた結果。もちろん本人が悪いがここまでなるとは。○ラスト後主人公は果たして自由いなれたのか。
TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-03-09 22:29:29)
23.《ネタバレ》 主人公の男は陰謀に巻き込まれた訳ではなく、自らの意思でいけないモノを隠し持ち、それを国外に持ち出そうとして逮捕され、懲役4年の判決を受ける。裁きを受け罪を償うのは当然であり、まあ、妥当な判決か。ここまでは割と冷ややかに主人公の男を見ていました。しかし、残りの刑期が2か月を切る頃になって突然、お国の事情により4年の刑期が何と、30年に延長されてしまったことでそういう状況は一変します。絶望感、閉塞感、不安感…以降の刑務所の描写は凄まじいの一言。ただしかなり脚色もあるようですが、ここは脚本家オリバー・ストーン、剛腕ぶりを遺憾なく発揮といったところでしょうか…。描き方は賛否分かれるところだとは思いますが、刑務所モノとしての完成度は高い作品だと思います。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-17 00:35:59)
22.《ネタバレ》 ひぃー、これは“ミッシング”と並ぶ、“外国で捕まっちまったらエライことになるんだぞ”映画でした。これまた実話というのが恐怖二倍増し。主人公はたしかに馬鹿で愚かなアメリカ人の若者だけれども、当初の懲役で罪は償ったと思うよ。なにも見せしめに終身塀の中でいじめ続けられなきゃならないことはない。彼女との面会の場面は“囚われることの非情”がピークに達して印象強烈。アルバムに「実弾」、このくだりはおお、と思ったものです。
tottokoさん [ビデオ(字幕)] 7点(2013-05-09 00:22:03)
21.完成度は非常に高く面白かったです。この映画を見なければ知ることのなかったであろう事柄が随所にありました。ですが、見ていて実にいらいらする映画でした。名作と思いますが、私好みの作品ではないので、私の中の位置づけは7点です。
ジャッカルの目さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-08 00:54:04)
20.《ネタバレ》 冒頭は主人公の「いかにもアメリカ~ンの田舎者」的なノンキさと、空港内でキョドキョドとしている浅墓な無計画振りに呆れ返り、大の大人がパパンに泣きつく未成熟さにイライラしした。彼に「自業自得」と「郷に入りては郷に従え」という発想がないのか。路上でゴミを捨てただけで何百ドルもの罰金を科す国もあれば、何百台もの自転車を窃盗した12歳が死刑になった国もあったりする。ハシシの密輸(不法所持)が5年程度で済んで良かったじゃねぇか。しょうがないと諦めやがれ!と、加虐的な観方をしていた。

しかし、理不尽な量刑が追加された中盤辺りでガラリと雰囲気が変わり、主人公の人間性が乱暴に削げていく描写に息を呑んだ。やっぱりA・パーカーは一筋縄ではいかない。ラストの呆気無さと、解放され、徐々に変貌していく主人公の足取りと後姿は実に印象的。

しかし、この作品のテーマは「自由を侵すべからず」というよりかは「外国で犯す犯罪には気をつけるべし」と、思うんですけどね。
aksweetさん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-22 01:40:27)
19.《ネタバレ》 最初に見たときは、キロ単位の計画的な密輸までやってたら3年では済まないだろ・・・と思っていたのですが、改めて見てみると、そんなことはどうでもいいのです。オープニングの何気ないシーンから一気に発覚と身柄拘束まで持っていく手際の良さ、山場とつなぎを織り交ぜた切れ味の良い構成、埃っぽく暑苦しい刑務所内の映像的描写。それらの職人的技術は、光の中の強烈なラストシーンで結実します。押しと引きを心得たカメラワーク、後ろからひたひた迫ってくるようなジョルジオ・モロダーの音楽も印象的。


Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-18 01:09:18)
18.《ネタバレ》 この映画脱獄がテーマでは無いんですよね、希望が絶望に変わった瞬間の主人公の悲壮感が余りにもショック。その後に待ち受ける主人公の人間崩壊劇がまたまたショック、これは余りにも怖いし悲惨だが、しかし元を正せば、結局は麻薬を密輸しようとした主人公が自分で招いたわけで、う~ん複雑。
みんてんさん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-03 00:08:20)
17.結局は麻薬の運び屋の話なんだよな…と言う思いがあるものの、脱獄劇は面白い。
冒頭からいきなり引き込まれ最後まで持続する。心臓の鼓動が流れるシーンの嫌な緊張感は強烈! 余りにも綺麗に終わるショーシャンクより自然だった。
oO KIM Ooさん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-14 09:16:27)
16.今の気持ちを大切にしたい。後悔して気づいた時には大概遅いんだって事に気づかされる映画。また最後まで諦めず希望を捨てないことの大切さを教えてくれる映画だった。
misoさん 7点(2005-03-04 04:27:25)
15.悪いことは絶対にやめとこ!!!
ケンジさん 7点(2005-01-15 11:26:38)
14.キレる場面。あそこには友情がつまっている。暴力に訴えるのはいけないと思うがあの様な想いは人として持っていたいものだ。
taronさん 7点(2004-11-05 08:12:48)
13.刑務所モノを見ていつも思うんだが、人間は環境に慣らされてしまうものだなあと。私は刑務所にいるわけではないが、毎日なんとなくダラダラと過ごして気がついたら何年も経過しているという現実に恐怖と不安を感じつつも、何かをしようとする意志も気力もなく、その現実に慣らされてしまっている。この茹でガエル状態からいつになったら脱獄するんだろうか?
東京50km圏道路地図さん 7点(2004-10-11 05:29:59)
12.やはりなんですね「郷に入れば郷に従え」これですね、外国は怖いです。自業自得ではあるけれど、公平な裁判だとはとても思えなかったです。これには確か政治的なものが関係していたと記憶してますが、ここがよくわからなかったのよ。トルコ側の説明がなんかはっきりしてなかったような・・・暗くて重い内容で普段なら手が出ないのですけど、テレビ放送されているのをたまたま見始め、やめられなくなりました。やはりいい映画というのは得意なジャンルではなくても引きずり込まれるものね。門の外へ出て歩いていく後姿が印象的。なんといいますか、背中から開放感がジワジワと出ているの。その後、オリバー・ストーンはやはり脚本家であるほうがよいと思ったのでした。
envyさん 7点(2004-09-27 00:50:12)
11.困った。非常に困った。どう表現してよいのか分からない。なんと書いたらよいのだろうか・・・。私が今言えることはひとつ”格好いい山崎邦正”は所詮”格好いい”山崎邦正でしかないということ。素晴らしい演出は評価したいのですが正直な感想としてはそういうことです。
tetsu78さん 7点(2004-09-18 00:05:21)
10.70年代の独特の暗さを持った重い作品。衝撃というよりもじわじわ後で効いてくる。時間がたったらもう一度見てみたい。
HKさん 7点(2004-08-30 10:41:39)
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【点数情報】

Review人数 116人
平均点数 7.04点
021.72%
110.86%
210.86%
332.59%
443.45%
597.76%
61714.66%
72925.00%
82218.97%
91714.66%
10119.48%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 6.28点 Review7人
3 鑑賞後の後味 4.66点 Review6人
4 音楽評価 6.40点 Review5人
5 感泣評価 5.66点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

1978年 51回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞ジョン・ハート候補(ノミネート) 
監督賞アラン・パーカー〔監督〕候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジョルジオ・モロダー受賞 
脚色賞オリヴァー・ストーン受賞 
編集賞ジェリー・ハンブリング候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1978年 36回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)ブラッド・デイヴィス候補(ノミネート) 
助演男優賞ジョン・ハート受賞 
監督賞アラン・パーカー〔監督〕候補(ノミネート) 
脚本賞オリヴァー・ストーン受賞 
作曲賞ジョルジオ・モロダー受賞 

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