2.《ネタバレ》 いや~中々に面白かったです。まさにドタバタ西部劇という感じで、それぞれのキャラや会話、思惑ありきのやりとりを楽しむ映画ですね。コメディ要素もありますが、どちらかというと警察ものの娯楽ドラマ、というのが近い気がします。劇中サルーンで何度か舞台が行われ歌が入りますが、こちらもポップ。
本作では特に主人公のキャラが良かった。保安官なのに銃を持たず丸腰。しかし超凄腕。プライドを重んじる男らしさもなくゆる~い感じのスタンス。そして法を絶対的に重んじ、従う。それ故に理不尽に牧場を奪われたおっちゃんの味方ではなく、牧場の権利書を持つイカサマ野郎の味方をする。また、巧みな話術と合理的な方法で任務をこなし核心に迫っていくのも良い。自分がこう言えば相手はこうするだろうというのを先読みし、証拠を挙げる手腕がなるほど上手いな~と思いました。あと随所に挟まれる友達の話シリーズも好きです。
まあパターンですが、こういう系の映画のキーパーソンはやはり女性ですね。女は強し。