8.全くの日常を描いただけの作品なので「それで?」って思う方がいることはとても良く分かるけど、私は結構染みた。見る人の立場によってそれぞれ感情移入する人物がいるだろけど、私はカフェで働く独り身の彼女だな。特に出会い系で知り合った男とベッドに入るエピソードはね、事が済んだ後のあのビミョーな感じ。リアル過ぎだよ~。帰りのバスの中で悲しくって虚しくって泣く彼女の気持ちが(「なにやってるんだろう、私。バカみたい」)分かり過ぎる程分かって思わず貰い泣きしました。何かを洗い流すような優しい音楽(なんとなくルー・リードの唄を連想した)、町の雑踏、そして沢山の灯り。灯りの数だけ人生があって、みんな色々抱えながら生きてるんだよね。泣き晴らした後みたいな気持ちになる映画だったな。実は「イン・ディス・ワールド」と混同して政治ものと勘違いしてこの映画見たんだけど、「ひかりのまち」って上手くつけたなぁと思う。「ALICE IN WONDERLAND」のオチが効かないのは勿体ないけど、タイトル付けた人の気持ちが伝わってきて私は好きッス。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2004-04-19 16:47:12) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 イギリス映画とか、イギリス人にまつわるエピソードには、大事なときに逃げちゃう旦那とか彼氏の話多いね。 |
6.ささやかな暮らしの中で生まれる、関係の引っかき傷の化膿とか凝固とか治癒とかが淡々と描かれる。(音楽がやや過剰)。かくして人生はうつろう。ウランちゃん幸せになろうね。 【ねこひばち】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-23 18:56:26) |
5.華やかな都会の光の映像と、登場人物それぞれの孤独感が非常にマッチしていてセンスの良さを感じました。音楽も素晴らしかったです。 何というか、非常に日常的な世界を描いているのでとても身近に感じられるストーリーでしたね。結構、生々しいんですけど、爽やかな後味が残る作品でした。 【TM】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-09 18:18:55) |
4. 最初は街の灯りが冷たく孤独で寂しいイメージに感じられましたが、ラストには街の灯りを見て温かく優しいイメージに感じることができました。一見孤独そうに見える人でも心のどこかで誰かを頼り温かさを求めて生きている、そう感じました。 |
3.どこが「ひかりのまち」なんだよーと思い観ていました。「ひかり」はキラキラ輝いているように見えるけど、実際はその一つ一つは孤独なのかなと思いました。それがたまーに交わると、ちょっぴりその暖かみを増す、ごめんなさいあんまりうまく言えてませんね。人物を”映画的に”脚色することなく描いてるところが、逆に面白かったと思います。最後、救いになるシーンがいくつかありましたが、特に母親が子供に向かって父親を罵詈雑言するシーン。「あいつはほんとダメなのよ。あなたを愛しているけど、ダメなのよ。」あそこでジーンとしました。 【kozi】さん 7点(2004-05-06 21:23:52) |
2.淡々と進んでいくからこそ話に真実味があるとこがよい。黒人がいい味出していてよかった。洒落過ぎず退屈過ぎず作られていてバランスがいいと思う。 【たましろ】さん 7点(2003-12-17 00:28:27) |
1.ウインターボトムらしい大人の恋愛物語。手ブレの多い映像は好みの別れるところだが、個人的には臨場感が出ていてプラスの作用があると思う。ロンドンのロケーションがとてもファッショナブルに映っていて、ぜひ行ってみたくなること間違いなし!ただナイマンの音楽が重くて若干映像とアンバランスなのが惜しいかな。 【びでおや】さん 7点(2001-01-14 01:22:33) |