2.《ネタバレ》 これは「ホラー」コーナーにあって「病院が舞台のB級ホラーか」なんていつもどおり思ってレンタルしたら、全然違いました。とても恐ろしい作品だと思います。
現実と非現実をさ迷うような作品です。だから観ていて凄い内面まで入ってゆくような感じを受けます。そういう「非現実をさ迷う」系の作品としては「ジェイコブスラダー」にも迫るかもしれません。
現実と非現実を旅する物語には、主人公の前に二人の女性が現れるというのが多いと思います。この作品では「奥さん」と「ナース」がそれに該当しそうです。
そのうちの片方の女性が非現実の側に属する存在だと思いますが、この作品ではナースがそれに当たると思われます。このナースはとてもセクシーで美人で素晴らしかったです。
病院は本当に怖い場所だと感じました。もう病院には行けまへん!描かれているのは実際には無いものとしても、けっこう的確な部分は大いにあると思います。
残酷な描写もあり、生々しい部分もあります。
恐ろしい夢です。自分までなんだか長い夢を見ていたような気になりました。
最後の窓ガラスを破る場面では「頑張れ!頑張れ!」となぜか応援してしまいました。
今思えば、彼は自ら死を選んでしまいましたが、それは「魂の開放」だったのだと思います(そういえば「カッコーの巣の上で」の一場面と似たところがあるようにも思います)。
なかなか自分としては面白い作品だったと思います。
この位ならば、DVDを買ってしまうレベルですね僕は。
音楽も素晴らしいですし。
、、、どうりで面白過ぎるかと思ったら「24」の人が作ったんかー。