3.《ネタバレ》 明治終り頃から、第二次世界大戦終戦までの
二人の夫婦の一生をずっと描いている。
時代おくれの荷車挽き、生活苦、姑の子供虐待、年を取っては夫が妾を作ったり、そして戦争になって、
送り出した子が病気で帰って来たり、そして戦死して、もう苦労苦労の連続である。
今の時代も、失業やらコロナやら、悩みだしたらキリがないが、
いつの時代も、この国は悩みだらけなのだなぁと思う。
それでも養女に出した娘が帰って来たり、姑との和解があったり、
ホッと一息つける時間もある。
「人生とは絶望と希望の戯れである」
ゼミの先生の言葉であるが、まさしくそれを映画化したような映画だった。