スカイ・クロラ The Sky Crawlersのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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スカイ・クロラ The Sky Crawlers

[スカイクロラ]
The Sky Crawlers
2008年上映時間:121分
平均点:6.12 / 10(Review 92人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-08-02)
アクションドラマSF戦争ものアニメ小説の映画化
新規登録(2008-07-07)【尻軽娘♪】さん
タイトル情報更新(2023-05-24)【イニシャルK】さん
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監督押井守
演出西久保利彦
菊地凛子草薙水素
加瀬亮函南優一
栗山千明三ツ矢碧
谷原章介土岐野尚史
大塚芳忠本田
麦人山極
兵藤まこクスミ
榊原良子笹倉永久
竹中直人マスター
ひし美ゆり子ユリ
平川大輔湯田川亜伊豆・合原
安藤麻吹フーコ
下野紘パイロット
原作森博嗣「スカイ・クロラ」
脚本伊藤ちひろ
行定勲(脚本監修)
音楽川井憲次
作詞絢香「今夜も星に抱かれて」
作曲絢香「今夜も星に抱かれて」
主題歌絢香「今夜も星に抱かれて」
製作渡辺繁
石川光久(製作プロデューサー)
奥田誠治(製作プロデューサー)
Production I.G(「スカイ・クロラ」製作委員会)
ワーナー・ブラザース(「スカイ・クロラ」製作委員会)
バンダイビジュアル(「スカイ・クロラ」製作委員会)
日本テレビ(「スカイ・クロラ」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「スカイ・クロラ」製作委員会)
読売テレビ(「スカイ・クロラ」製作委員会)
読売新聞社(「スカイ・クロラ」製作委員会)
制作Production I.G
行定勲(GyaOスペシャル予告編制作)
樋口真嗣(GyaOスペシャル予告編制作)
庵野秀明(GyaOスペシャル予告編制作)
配給ワーナー・ブラザース
特撮江面久(ビジュアル・エフェクト)
作画林弘幸(CGIスーパーバイザー)
西尾鉄也(総作画監督/キャラクターデザイン)
渡部隆(レイアウト設定)
佐藤雄三(原画)
黄瀬和哉(原画)
井上俊之(原画)
本田雄(原画)
竹内敦志(メカニックデザイン/CGI絵コンテ/原画)
中嶋敦子(原画)
山下高明(原画)
青山浩行(原画)
橋本敬史(エフェクト作画)
美術渡部隆(美術設定)
編集植松淳一
録音若林和弘(音響監督)
井上秀司(整音)
トム・マイヤーズ(録音)(サウンド・デザイナー)
その他日本テレビ(提携)
Production I.G(提携)
庵野秀明(スペシャルサンクス)
北村道子(スペシャルサンクス)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12
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23. (原作は未読です)★驚いた。あいかわらず説明はまったくないが、それでも今までの押井作品と比べると圧倒的にわかりやすい。物語の背景とか簡単に想像付くし。 ★特に、「イノセンス」みたいにごちょごちょ引用を使ってしゃべりまくるキャラがひとりもいなくてよかった。(だいたい活字ならどんだけ小難しい御託を並べてもかまわない。それこそディックの「ヴァリス」みたくわけわからん小説だって、好きなだけ時間使って反芻し、想像しながら読めるから。けど映画はそうはいかない。追いつけないのだ。ぼくは頭も耳も悪いんで・・・) ★しかしながら、精神的に閉じた世界、いつまでも終わることなく、ほんのちょっとだけ形を変えて繰り返される日常(戦争だけど)、それを打開しようとあがく主人公・・・昔のうる星(ビューティフルドリーマー)とやってることはいっしょっぽいな。 ★あと、精緻なCGと平板なキャラデザインは違和感最後まで消えなかった。こういうところは多少アナログでも、ジブリのバランス感覚のほうが好み。音楽は二重丸。 ★それとぼくは日常を虚無のうちに過ごす現代の若者達、なんてのにはあまり心を動かされないが、中盤の草薙の長台詞にちょっとどきっとするものがあった。もし今もチベットや中東や、グルジアなんかで不幸な目にあってる人たちが、みんなカメラに向かって、「おまえらがのうのうと平和に贅沢をむさぼってられるのは、俺達が犠牲になって死んでるからだ」って叫びだしたら、どうなるんだろうか。すいません、ポイント違いますよね。 ★でも、SFってよく現実のメタファーって言われるけど、そろそろ現実ってこんな映画を追い越してる部分があるんじゃないかなあ、と考えてみたりして。こういう白昼夢な世界、決してきらいじゃないんだけど・・・
PS, すごい瑣末なことなんだけど、どうして英語でちゃんと「すかいくろーらーず」って書いてあるのに、タイトルはスカイ・「クロラ」なの?なんか気になる。ネイティブに発音すると「くろら」なのかなあ。あとcrawlersって直訳すると「這い回るもの達」。キャタピラ運搬車、イモムシ、赤ちゃんの這い這い、水泳のクロール、WEBの検索ロボット・・・「大空を自由に飛びまわる者」じゃないんだ。いいねこのネーミング。
wagasiさん [映画館(邦画)] 7点(2008-08-15 23:32:19)(良:2票)
22.話が単調で退屈なのは当たり前で、単調で退屈な毎日を送っている子供たちを描いているからだ。しかもそれが戦争という非日常を怠惰なものにしてしまうほどの単調さであるからなおさらだ。その単調さからどう抜け出すか、が問題になるわけだが、これはまるでビューティフルドリーマーのテーマそのもので、押井がずっと持ち続けていた問題意識でもある。ビューティフルドリーマーでは、閉じた循環をぶち壊すわけだが、本作は循環を意識的に少し変えてみる、という手法が採られている。普段通っている道でも景色は同じではない、というセリフが象徴的だが、タバコを吸おうとしてやめるスイトも何かを変えようとしているのは間違いない。それによって着任の挨拶に対するスイトの返事が「早かったのね」から「あなたを待っていた」に変わることこそ、この映画の本質である。
Balrogさん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-11 13:07:22)(良:1票)
21.《ネタバレ》 私が今ここに存在しているということ自体の苦しみ。「永遠」への恐怖。私は随分昔に気づいてしまった。私たち人間はみな、逃れることのできない仕組の中に生きていることを。私たちもまたキルドレである。終わりなく戦い続け、苦悶し続ける存在だ。ようやく忘れかけていたことをまた思い出させられた。観たくなかった。
よーちーさん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-20 18:16:29)(笑:1票)
20.芸能人声優は本当にいい加減にして欲しい。
話自体はそこそこ面白いのに…。
声優はプロにさせて下さい。
素人レベルです…榊原良子さんは流石ベテランと思いました。
個人的にはもう少し戦闘シーンがもうちょっと欲しかったな。
ふくちゃんさん [映画館(邦画)] 7点(2009-02-27 22:39:21)(良:1票)
19.《ネタバレ》 最近禁煙したんですけど、タバコって時間を区切ってゆくアイテムみたいな感じなんです。朝起きて、1つ何かを始める前に、1つ何かが終わった後に、寝る前、って。で、タバコをやめてどんな感じがしたか? 時間がずーっと区切りなく続いてゆくカンジがするの。寝てる時も起きてる時もずーっと同じ時間がだらーっと、って。さて、押井守って人の、独自のタッチだと思ってたモノが、実は単にヘタだったんじゃないかなぁ、なんて思い始めたり。映像音痴みたいな。だって、この人の作品って、伝えようとする力がどうも空回りしてるような、クドいくらいに伝えちゃってる部分と、説明不足な部分とに分かれてて、受け手側が懸命に組み立てたり、深読みし過ぎたり、勘違いしたりしてるような感じがしますもん。アタマの中に浮かんだモノをポポイっとカタチにする、でも、そこに整合性が欠落してるようで、なのでCGのシーンなんぞもバラバラ。実写風とアニメ背景風と、ってテクスチャーがカットによってまちまちだったり、セル画風ペイントとの融合はあえて無視状態だったり。立体感たっぷりなフルカラーの3Dの中に看板みたいなベタ塗り2Dが存在するのもアリなのでしょうけれど、それは勝手に作られたお約束であって決して親切ではないかと。で、物語としても観客に考察して貰えばいい部分と、ちゃんと説明しなくちゃいけない部分とがあんまりちゃんと区別されていなくて、これ、なんの知識もなく映画を見ただけでは物語の世界、背景、何が起きているのかが判らない状態。少なくともそこに関しては「判らなくてもいいモノ」ではないハズ。さて、そんなですが、イイんですよね。生と死とが酷く曖昧な世界で、未来なんかなくって、延々とすぐに忘却の彼方へと過ぎ去ってゆく刹那の現在があるだけで、そしてそんな世界で生きる者が、少しだけ未来というモノを目指してみようとしているような。そこには全く明るい未来が見えてはいないけれども。あえて悲劇をがーっと盛り上げずに終わる点においては、全く正しいと思います。で、冒頭に戻って、アニメ史上最も喫煙シーンが多いであろうアニメ、時の実感=生の感覚がタバコくらいにしか存在しないとか?みたいに思ったのでした。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2008-08-03 22:13:31)(良:1票)
18.《ネタバレ》 空中戦からの静寂と、宮崎駿とは明らかに違う浮遊感がキモチ良かったOPタイトル画面でツカミはOK。
見ているときに頭に浮かんでいたのは『紅の豚』『小説版ガンダム』『ブレードランナー』『バトルロワイアル』“冷戦下での五輪”など。
一部には“退屈”と言われる静かな空気感も、戦闘機やテレビ報道での戦況報告などのレトロフュチャーな味わいも、俺的にはキモチ良く、無問題でした。ただ個人的には彼ら“キルドレ”の外見はもう少し幼くても良かったのでは?と思いました。そのほうが煙草、酒、性などを通じての“生きている感”が表現できたようにも感じます…。(まぁ日テレ出資だから地上波放送できないと困るのかな)

ちょっと残念だったのは…伝説の敵機パイロット“ティーチャー”が最後まで姿を出さなかったこと。まぁ『激突!』におけるトラックの運転手みたいなものなのかなぁ…とは思うのですが…ね…。

あらすじ紹介などで基本設定は分かっていたので、説明のない展開でもまぁ「おkおk」と飲み込みながら見ていたのですが、途中で戦死した白髪の同僚(しかし別人)が現れたところで「あっ!そういうハナシなの!?」と驚きました。そしてエンドロール後のあのラストシーンで、いわば“逆『シックスセンス』”だったンだなと理解した俺は、即座に最初から見直して「うわぁ~やられたぁ~」(犬のワンワン!からして!)と深くうなずくのでありました…。そして最後の水素さんの微笑みには、俺の涙腺もホロり…。
幻覚@蛇プニョさん [DVD(邦画)] 7点(2018-08-03 19:45:42)
17.《ネタバレ》 原作と押井守との相性が良いせいか原作の世界観は巧く出ていた しかし一部アニメ用に追加エピソードがあったり、圧倒的にリアルな戦闘シーンがあったりして、原作の淡々としたパイロット達の寄宿舎生活が薄れたのは残念だ キルドレの説明が原作にはほとんど無いが、アニメではだいたい想像が付く様になっていて、その部分に起因することでエンディングが劇的に原作と違う この部分は賛否あるのではないだろうか 途中途中にも押井節が結構強くて、レストランでの草薙の独白とかけっこうクドい 原作は単純に言えば殺されなければ死なない 死んでも再生されてしまう(ここは原作と違う)キルドレというクローンもどきが、愛している人を次々に見送らなければならない日々を、死を実感できないキルドレ達の目線で描かれている 原作はクローンとは一線を画す描き方なのでそこがまったく違う しかし死という深いテーマを描いているにも関わらず、死を厭う世界観を持っていない連中なので、始終淡々と話が流れて行くのが不思議な透明感を見せているのだ 原作のその世界観を理解するには、少しドラマチックすぎるラストかもしれないと思った むしろ主人公が草薙を救った所で終わってしまえば良かったんじゃなかろうか 
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-05-16 00:05:17)
16.《ネタバレ》 押井監督の映画というと、「日本語字幕がほしいです…」という感じで、難解でストーリーより映像を楽しむというイメージが強いですが、この作品は非常にわかりやすく、良作です。主役であるキルドレは不老不死。何度死んでもまた戦場に戻り、社会的に作られた敵と戦う。このループに気づいてもみんな何もできません。そんな中、「結末が同じでも通った道は違う」と果敢に?無謀に?ティーチャーへと挑むラストの主人公。ニーチェの運命愛・ニヒリズムからの脱却なんかを連想させ、無気力な若者へ向けたという監督のメッセージがそのまま伝わってきます。最後、やっぱり戻ってきた主人公に、スイトは「お前を待っていた」と言います。彼女は何をする気なんでしょう。全体的に漂う暗い雰囲気のせいか、後ろ向きな映画と思われがちですが、私はむしろ希望や未来にあふれた映画だと感じました。
デルモゾールG軟膏さん [映画館(邦画)] 7点(2011-08-26 02:58:12)
15.飛行機戦闘シーンの美しさは圧倒的。また、センスの良い音楽とあいまった、独特の切ない世界観は、強く印象に残る。あえて無機質な感じを出すための登場人物たちの絵がどうにも違和感が残るが、良作と思う。
ashigaraさん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-09 16:10:39)
14.《ネタバレ》 原作は未読のまま、何の予備知識も無く鑑賞しました。
作品世界の背景説明などは乏しく、淡々と事象が描かれていくので初めは多少戸惑いもありますが、独特の世界観を持つ物語に徐々に引き込まれます。
子供のまま歳をとらない「キルドレ」とと言う特殊な存在と、平和を維持・実感するための民間企業による戦闘行為という特殊な設定ではありますが、テーマ性としては普遍的な物を感じます。
作中で語られる「いつも通る道でも違うところを踏んで歩くことができる。いつも通る道だからって景色は同じじゃない。」というセリフは非常に印象的です。
映像の面では、戦闘機の飛行シーンや空中戦のシーンはとても綺麗ですが。全体の作品の雰囲気とはマッチしない様に感じました。
camelさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-02-13 08:11:16)
13.《ネタバレ》 本作はこの世界観を好きになれるかどうかで、かなり賛否が分かれる作品だと思われる。
メッセージに共感出来る云々ではなく、台詞の言い回し、抑揚のない展開、冷たい雰囲気など、この映画に自分が溶け込めるかどうか。終始違和感を感じたまま観終える人も多いのではないだろうか。
圧倒的に美しいCGと、悲しげな音楽は、この映画特有の虚無的な美しさを際立てていたと思う。ラスト、明確に問題は解決しないが、僅かに希望が示唆される。そんなに簡単に世界は解決しない、もしかしたら絶望しかないのかもしれない、でも闘ってみる価値はある。そんなメッセージを感じた。
ただ、少し抽象的な表現が多すぎて、監督のメッセージが伝わりづらい気がしないでもない。とにかく観る人を選ぶ作品だろう。
おーるさん [DVD(邦画)] 7点(2010-09-03 10:40:21)
12.いやぁ、かみさんと一緒に見たのは間違いでした(笑)。女性には受けないかもしれませんね。戦闘という場面を借りていまの時代の生きにくさを描いていますが、登場人物には少なくともベッドと死に場所があるだけ大変に恵まれていますね。


きのう来た人さん [DVD(邦画)] 7点(2009-09-06 05:41:51)
11.《ネタバレ》 生きてるって何だろうか?生命の本筋からすれば、子孫を残すことなのかも知れないけれど、人間は随分と頭でっかちになっているから、それを第一義とするわけにはいかない。この映画を観ていると、そんなことを改めて考えさせられた。大人にならない子供キルドレは(身体を損なわない限り)不老不死なのだろうか?もしそうだとしたらどんな気持ちだろう。僕も時折(自身と周辺の愛する人々を含めて)不老不死ならどんなに良いだろう?なんて考えてしまうが、実際そうであるならばいつかは飽きて死にたくなるかもしれない。否、昔から言われているが、生は限界があるから精一杯生きようとするのかもしれない。彼らキルドレはブレードランナーのレプリカントの様に記憶を植えつけられているのかもしれないが、一方が4年の寿命であるところが大きな違いか。そしてティーチャーには凶暴な「父性」を感じる。大人になるのを拒絶(勿論不可抗力的では在るが)しているキルドレ達には一切容赦しない。現代の若者への歯がゆさを監督は表現したかったのかもしれない。
leoさん [DVD(邦画)] 7点(2009-06-15 16:58:13)
10.《ネタバレ》 考えさせられる映画で見終わった後、しんみりします。CGの表情を描く難しさを逆手にとっているところが上手くいったのだと思います。何度も繰り返される毎日、過去のない自分・・・そして、子供のまま。これは日々、苦悩が増してくるのだと思います。しかし、子供と言ってもSEXや煙草、飲酒としてることは大人です。むしろ現実の大人はこの三点セットが揃っていないような・・・。草薙の泣き顔は少し崩しすぎな気がします。戦闘シーンは意外と少ないが、CGの綺麗さには圧巻です。ショーとしての戦争に使用する製造された子供。性欲のはけ口となる娼婦も製造されていてもおかしくない時代ですね。
マーク・ハントさん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-30 21:45:11)
9.《ネタバレ》 鑑賞後、空虚感が襲ってきた。
死と言うものの何と軽い事か…。あるSNSで死にたがっていた私に、本作の主人公の様に「貴方は生きて」と言い、先だった知人を思い出した。

死は身近で手招きするもの。望むと望まざるに関わらず、命を掻っ攫っていく死神だ。

あなたは、その命を以て、人を生かせますか?
MAZEさん [DVD(邦画)] 7点(2009-03-15 20:52:46)
8.《ネタバレ》 観る前からそんな予感がしていたのだけど、戦闘シーンはかなり短くて、
大部分はドラマシーンだった。
正直この映画の哲学的な部分に期待して観に行ったわけではなかったので、
ドラマシーンはいくぶん冗長に感じた。
戦闘シーンは、かっこよかった。戦闘機や爆撃機はかっこいいし、
脱出したパイロットが弾に当たって粉微塵になったり、
爆撃機の爆発で巻き添え食らった間抜けな機があったりと、
戦場の有無を言わさぬ非情さが表現されている気がした。
しかし時間が短かすぎで、ほとんどドラマのオマケのよう。
戦車とか歩兵とか、陸戦の描写はまったくなかったな。
電波女・水素が言っていた、生きている実感が何とかというのは、
自分より不幸な人間がいることを知らないと、自分が幸福であることを実感できないと
いうことだろうか。人の幸不幸は周囲の者と比べた相対的なものだと。
あるいは健康のありがたみは不健康になった者にしかわからない、みたいなものか。
子供のまま大人にならない、という言葉に対しては、観た者それぞれが
自身の未熟な部分を投影するのではないかと思います。
結局ティーチャーに立ち向かった優一は、
ティーチャーの反則のごとき強さに触れ、儚くも散ります。でEND。
続編出るのかな、この中途半端なラストは。
まぁアンハッピーエンドもいんですけども、その後、
エンドロールの後に重要なエピソードを入れるというのは、
洒落にしても度を越しているのではないか。
あと喫煙シーンが多く、喫煙に対して否定的な表現がなかったことも、
かなり反社会的で見過ごせない。子供も観るかもしれないのに、これはだめだろ。
国産映画なのになぜか英語で会話してるシーンがあったけど、
その意図するところはよくわからなかった。
さん [映画館(邦画)] 7点(2008-09-01 14:38:09)
7.《ネタバレ》 「ウーフー」とか「ドーラ」なんて言葉に反応する方は今すぐ映画館に観に行ってください。絶対損はありません。映画館で観るべきです。戦闘シーンはすばらしい。特にレシプロ機の横滑り感は今まで観たことのないレベル。ミリタリーファンにはたまらない小ネタも満載です。
逆に物語部分は押井作品にしても平板な印象。もっと難解にしたほうが良かったんじゃないでしょうか。
戦闘シーン「10」、その他「4」声優「-1」と言ったところ。
ピチクンさん [映画館(邦画)] 7点(2008-08-29 11:03:26)
6.《ネタバレ》 「終わるならここしかない」けど「ここで終わるのは一番嫌」なところで終わりました。面白かった。
リブロースさん [映画館(邦画)] 7点(2008-08-28 19:29:28)
5.《ネタバレ》 押井守にしてはストーリーも分かりやすく、しつこく描写される煙草やビール、折れたマッチを拾う草薙など、細かい描写も意図が分かりやすく、難解なものが苦手な自分には良かった。作画も良好で、空中戦はもちろん、ボウリング場での草薙の動きが気持ち良く動いていた。ただ、主役二人の声優は最悪。大塚芳忠の演技が嫌味にしか聴こえなかった。
uruoi'66さん [映画館(邦画)] 7点(2008-08-19 17:03:55)
4.《ネタバレ》 「攻殻機動隊」「イノセンス」を観てきたが、この作品が一番CGのクオリティーが高いと思う。
キルドレであり戦争でしか死ねないがゆえに生と死に対する葛藤が描かれているところと押井守監督の作品での印象に残る音楽が好きだ。ちゃんとキルドレたちの内心も描かれていたし
しかし若者目当て作った映画らしいが終わり方が気に入らない若者は多いと思う。
事前に情報を仕入れてくべきだ。
原作を読んでいたらどう感じとれるのか気になる。
アルツさん [映画館(邦画)] 7点(2008-08-04 23:47:37)
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【点数情報】

Review人数 92人
平均点数 6.12点
000.00%
100.00%
233.26%
399.78%
41415.22%
599.78%
688.70%
72325.00%
81718.48%
966.52%
1033.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.16点 Review6人
2 ストーリー評価 6.50点 Review16人
3 鑑賞後の後味 6.26点 Review15人
4 音楽評価 8.13点 Review15人
5 感泣評価 5.08点 Review12人
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