君の名は(1953)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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君の名は(1953)

[キミノナハ]
(君の名は 第一部)
1953年上映時間:128分
平均点:6.10 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(1953-09-15)
ドラマラブストーリーシリーズものモノクロ映画ロマンス戯曲(舞台劇)の映画化
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タイトル情報更新(2024-02-14)【イニシャルK】さん
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監督大庭秀雄
キャスト岸恵子(女優)氏家真知子
佐田啓二(男優)後宮春樹
淡島千景(女優)石川綾
月丘夢路(女優)後宮悠起枝
川喜多雄二(男優)浜口勝則
市川春代(女優)浜口徳枝
小林トシ子(女優)
野添ひとみ(女優)あさ
淡路恵子(女優)奈美
三井弘次(男優)横山
市川小太夫(二代目)(男優)角倉勘次
望月優子(女優)角倉伸枝
笠智衆(男優)加瀬田修造
須賀不二男(男優)水沢謙吾
槇芙佐子(女優)
北龍二(男優)
伊沢一郎(男優)
原作菊田一夫「君の名は」
脚本柳井隆雄
音楽古関裕而
作詞菊田一夫「君の名は」
作曲古関裕而「君の名は」
配給松竹
特撮円谷英二(特殊撮影)
矢島信男
美術熊谷正雄
編集杉原よ志
録音小尾幸魚
栗田周十郎(録音助手)
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1
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4.《ネタバレ》 旦那の浜口がつまらん。

そもそも真知子が心に思ってる男と、二人を添い遂げさせたいと、
真知子に付きまとうこと自体、ナンセンス。
そんなんほっとけばいいんであって、
人の恋路を邪魔するやつは・・というやつだよ、これ。

あれかな~、戦後、意のままならぬ男女関係が多くて、
お坊ちゃんの浜口は、真知子に光を感じて、惹きつけられたのかな~

でも浜口がいなければ、スムーズに真知子と春樹は、一緒になれたんじゃないのかな~

さて第2部は?
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2020-07-25 15:55:03)
3.《ネタバレ》 日本のドロドロ愛憎メロドラマの原点と言える三部作。今で言えばまるで韓流ドラマなその内容は、映画の題材としては幾分安っぽいような気もするが、奥様方の琴線にビンビン来るような要素が大量に、かつ巧みに織り交ぜられ(第一に戦争・嫁イビリ・望まぬ縁談といったよーな時代背景に特有な事柄と、第二に三角関係・望まぬ妊娠・病気だとかいった普遍的なドロドロ恋愛コンテンツ)大変に結構なドロドロ具合で確かに大ヒットしたのも頷ける内容。一点、昭和美人な岸恵子はともかく佐田啓二の後宮君がイマイチ格好良くない(見るからに優柔不断そうで頼りなさげ)と思うのは私だけでしょうか?

第一部については、やや取って付けな展開(後宮を想いながら何故浜口と結婚したのかとか、優しく親切だった浜口は何故マザコン・ジェラシー・クソ旦那に豹変したのか、等)も目立つが、終盤の佐渡でのシーンに向けグングン盛り上がるサマは中々に見事であり、普通に観入ってしまった。ただし、演技はだいぶん古臭く(淡島千景の明るい芝居は貴重な清涼剤だが)この点はさほど良いとは思われない。
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 7点(2019-12-07 18:11:21)
2.《ネタバレ》 大空襲の最中、偶然出会った男女(春樹と真知子)とが降る爆弾や燃え盛る炎の中を逃げ惑う。死の恐怖におののきながら、爆撃の合間に恥じらいながらも、ふと顔を見合わす二人。若い二人にとって命の炎は恋の炎だった。「生きていることがまるで夢のようだ 夕べの内に何万人という人が死んだかもしれないのに」春樹の感慨には実感が籠る。だから「今日の想い出に、もし生きていたら半年後に、名も知れぬままにこの場所で会おう」という仮構めいた約束にも現実味がある。これが恋の始まり。紆余曲折を経て、一年後に二人は再会を果たす。が、女はそのとき婚約していた。待望の再会の時が恋の終りという意外な展開。二人はお互いを忘れようとする。「忘却とは忘れ去ることなり 忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」だが運命は二人を再び結びつける。真知子の夫が春樹の職場の上司となり、二人は再会。妻の愛情を疑った夫が妻に辛く当り、春樹を辞職させる。家を飛び出て春樹の元に走る真知子だが二人はすれ違い、彼女は故郷の佐渡に帰る。真知子の友人綾にけしかけられ佐渡に渡る春樹。橋の上で自殺しようとする真知子を助けて愛を告げる春樹だったが、真知子から妊娠の事実を告げられる。生まれ来る子供の為に再度別れを決意する二人。
◆空襲の悲惨さに加え、売春婦、混血児、闇商売、密輸等、戦後の混乱期の世相を色濃く反映した内容で、単なるメロドラマで終わっていない。ここには不幸な女性が沢山でてくる。売春婦に身を落とす女、外人の子供を宿して自殺未遂する女、頑迷な夫に仕える妻、戦争未亡人。食べていくのがやっとの時代 誰もが生活第一で、純愛を貫くなどは夢物語。だから劇中、春樹の姉の悠起枝は真知子に夢を追うよりも眼前の結婚を選べと諭し、真知子も首肯した。
それでも人々は純愛を求めた。夢がない時代だからこそ、夢のある物語が待望された。おとぎ話のような純愛や夢ではなく、不幸な結婚生活や望まない妊娠等、実生活の生々しいものを乗り越えた末にたどり着く”真の幸福”、泥の中から蓮が芽を伸ばして、やがて花が咲くような”永くて淡い恋”が、当時の人の実感としてぴったり合っていたと推察する。形式上は不倫物語だが、そこには愛の再生、人間性の回復、ひいては日本の再生への思いが込められていただろう。これが大ヒットした理由と思う。時代を内包した映画といえる。見所は冒頭の美男美女の演じる”語らぬ愛”。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-15 17:11:01)
1.《ネタバレ》 1953年の作品というとあの「ローマの休日」と同じ年の作品ですね。オードリー・ヘプバーンと岸恵子さん、ヒロインを演じた2人の魅力は対照的かもしれないけど、どうにもならない状況での恋愛に苦悶し悩む様子には共通点すら感じました(キュートさも)。確かに古き良き時代のメロドラマですし、冷静になれば突っ込みどころ満載、それでもすれ違ってすれ違って、ようやくラスト、佐渡のつり橋の上で想いを分かち合い抱き合うシーンには(真知子が妊娠しているというこれまた難しい問題はあれど)幸福感を覚えてしまいました。私は根っからこういうコテコテの恋愛モノが好きなんだなと再認識(笑)

ダンナがマザコンで束縛野郎でどうにもいけ好かないんだけど、私は出会いから1年半後に結婚した真知子よりもこの男にイライラさせられっぱなしでした。誰しもがどこか突き抜けないもどかしさに包まれた展開に終始していますが、これはこれでいいと思います。こういう恋愛モノもまた味かなと。さすがに後宮が真知子の行方を捜す雨のシーン、線路整備してる人に聞くなら肝心の駅舎に寄れや!と叫んでしまいましたが(^^;

なんやかんや書きましたが、結局私は58年前の岸恵子さんにホレちゃったクチかもしれません(爆)一番グっときたのは、歌舞伎座のシーンで、チラチラと後宮を観る真知子のあの目線!あー可愛い(=^^=)第二部第三部はDVDで観ます。
まさかずきゅーぶりっくさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-19 17:37:10)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 6.10点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4110.00%
5110.00%
6440.00%
7440.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人
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