ある公爵夫人の生涯のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ある公爵夫人の生涯

[アルコウシャクフジンノショウガイ]
The Duchess
2008年上映時間:110分
平均点:5.85 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-04-11)
ドラマ歴史もの実話もの
新規登録(2009-04-13)【尻軽娘♪】さん
タイトル情報更新(2019-05-21)【Olias】さん
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監督ソウル・ディブ
キャストキーラ・ナイトレイ(女優)デヴォンジャー公爵夫人(ジョージアナ)
レイフ・ファインズ(男優)デヴォンジャー公爵
シャーロット・ランプリング(女優)レディ・スペンサー
ドミニク・クーパー(男優)チャールズ・グレイ
ヘイリー・アトウェル(女優)レディ・エリザベス・フォスター
サイモン・マクバーニー(男優)チャールズ・ジェームズ・フォックス
パトリック・ゴッドフリー〔男優〕(男優)ネヴィル
マイケル・メドウィン(男優)演説者
リチャード・マッケーブ(男優)ジェームズ・ヘア
弓場沙織デヴォンジャー公爵夫人(ジョージアナ)(日本語吹き替え版)
小杉十郎太デヴォンジャー公爵(日本語吹き替え版)
沢田敏子レディ・スペンサー(日本語吹き替え版)
伊藤健太郎【声優】チャールズ・グレイ(日本語吹き替え版)
朴璐美レディ・エリザベス・フォスター(日本語吹き替え版)
中博史チャールズ・ジェームズ・フォックス(日本語吹き替え版)
室園丈裕(日本語吹き替え版)
脚本アナス・トーマス・イェンセン
ソウル・ディブ
ジェフリー・ハッチャー
音楽レイチェル・ポートマン
編曲レイチェル・ポートマン
ジェフ・アトマジアン
撮影ギュラ・パドス
配給パラマウント・ジャパン
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
美術マイケル・カーリン〔美術〕(プロダクション・デザイン)
衣装マイケル・オコナー〔衣装〕
編集マサヒロ・ヒラクボ
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3.《ネタバレ》 史実が元で、この時代の女性の話なので少し予想していましたが、予想の範疇でした。特別好きな女優ではないけれど、豪華な美術に埋もれないキーラの美しさはため息もの。初夜の彼女の身体についたコルセットの生々しい痕が、この時代の女性を象徴している。型に押しこまれ心も身体も悲鳴をあげているのが聞こえてくるようだ。社会的な位置を確率出来ない彼女達の生きがいは子供だけ。子供だけが「個」である唯一の証し。家と夫(飼主)の許す範囲の『適度な自由』しか与えられない境遇はペットのよう。夫人の言葉通り「犬と同じ」である。そんな社会に疑問を持つ夫人と、社会を変える夢をもったグレイ氏が惹かれ合うのは当然だったろう。型通りの公爵夫人で満足の女性ならともかく、心に翼をもった彼女にとって、檻のような型を要求する公爵との結婚は不幸だった。公爵は非常に狭小でつまらない男だ。イライザの出産を許したのもグレイ氏が議員になるぐらいの貴族だったからだろう(グレイ氏が庶民階級なら違ったと思う)「世継ぎを産め」と夫人を縛り、それが出来なくなると義母と子供の手紙を使って縛るという情けなさ。連れ戻すのに「お前は私の妻だ。だから連れて帰る」と一人で言う事も出来ないのだ。自分の情けなさに気づかないところがまた哀れである。彼は公爵以外の生き方を知らない。一人の男としての生き方なんて知る事さえ許されなかった。皮肉な事に夫人の自由を奪う事で、自分が「自由で無い」のを知った気がする。夫人もそれが分かったから、この夫となんとかやっていく事にしたのだろう。どの時代のどんな立場の人間でも「自由が無い」事は不幸である。この映画の息苦しい閉塞感と、声にならない心の悲鳴を感じて観賞時は胸が苦しかった。史実でもこの公爵夫人を知った方がもっと感情移入しやすいかも。
果月さん [DVD(吹替)] 7点(2010-02-15 11:03:47)(良:1票)
2.キーラ・ナイトレイもとてもよいお芝居をしていると思うのだが、ファインズとランプリングの陰鬱な因習とのバランスが悪い。ファインズとランプリングが悪いわけではないのだが、そんなに本気にやるなよ、という気もした。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-23 23:28:53)
1.マリー・アントワネットと同時代を生きた英国デヴォンシャー公爵夫人の人生を、子孫である故ダイアナ妃にオーヴァーラップさせて描く。 途中までは「ブーリン家」レベル…と思えたけれども、終盤の「三つの椅子」の使い方はなかなかオツであった。 後継ぎを産む道具としてしか顧みなかった自身を反省し、何とかジョージアナ(キーラ・ナイトレイ)の離れた心に近づこうと試みる公爵(レイフ・ファインズ)の歩み寄りが形として見える趣向。 前半は夫人を悲劇のヒロインとして立てるが徐々に公爵の比重も増しており、女性の立場だけに偏っていないのもよいと思う。 軽率なイメージも拭えなかったダイアナ妃とチャールズ皇太子にも、「お家」存続の犠牲者として同情を寄せているかに感じられる作品。
レインさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-26 06:59:59)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 5.85点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
417.69%
5538.46%
6323.08%
7323.08%
817.69%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
美術賞マイケル・カーリン〔美術〕候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞マイケル・オコナー〔衣装〕受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2008年 66回
助演男優賞レイフ・ファインズ候補(ノミネート) 

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