1.《ネタバレ》 (紅蓮篇の感想もやや含みます。ご容赦ください)
紅蓮篇に比べると、見やすくなった印象です。
というか、紅蓮篇のはしょり具合が酷すぎたんだろうと思います。
カミナの死、ロージェノム戦、そして今回の最終決戦と、
三部作くらいのボリュームであれば、映画として単独で見れたかもしれません。
DVDなどでいつでも見直せるご時世ですから、
TVシリーズの焼き直しにどれほど評価できるのか疑問点として残る部分ですが…。
螺巌篇を見ていてふと、作り直そうとした理由はこれかなと思ったのがあります。
それはキタンの遺影と泣き崩れるキタンの妹達の姿です。
これはTVではとりこぼされたシーンで、
スタッフが入れておけばよかったと、どこかでコメントしてたのを思い出しました
(記憶違いの可能性もありますが…)。
そう考えるとキタン以外の大グレン団の幹部連中の生存も、
キタンの最期をより強調するためなのかなと感じられました。
グレンラガンはシモンの成長物語ではありますが、
シモンを支え導きあるいは礎となった男達の物語でもあるのだろうと思いました
(ヨーコを好きになった男は死んでしまうというジンクスがより浮き彫りになったかもです)。
ラストバトルの怒涛の天元突破もなかなか熱いものがあり良かったです。
それにしても、どこまで大きくなれば気が済むんだろう…。