1.《ネタバレ》 実は、思ったより面白かったりした。
嘘だろ?って思った。ザ・オニオンって実在してる。googleでthe onionを検索すると、トップに同社ホームページがきちんと出現する。しかもそこに登場するニュースのクオリティの高さを見ると、伊達にセガール様やマイケルボルトン(いくら何でもそっくりさんだろ?って思うとimdbにてhimselfとある・・・)が本人出演していないことにも合点がいく。
パロディニュースは遙かに本物の方が出来が良く、映画の方は日本人が見てちゃんと笑えるから偉い、良くできている。本体に載ってるニュースは、感覚が麻痺していないので(事実が当たり前であるほどに情報量がないので、一瞬ではパロディとわからないとも言う)悪趣味にしか映らないほどだ。ドン引きした。
そういうわけで、コイツは結構楽しく観ることができた。セガール様主演(とは言わないだろ普通は)と言うことで吹き替えで見始めたが、よく分からないニュースが挟まるのでそれはやめようかと思った。がしかし英語で見てもたぶん駄目だなと思う。そうかといってこの雰囲気じゃ日本語でも英語でも文字で補足してもらうことは、関西人に新喜劇の笑いをパワーポイントで説明されるような笑えなさだろうきっと。
オニオン本体を見てクスリとも笑えないので英語で見ることはあきらめて、容赦なく演じるセガール様に容赦なくタマはついてるか、とあてる大塚明夫を楽しむことにした。中盤から何となくツボが分かってきた。
正解だった。 そしてアメリカ人は懐が深く冷静なんだなと思った。